小山豊 邦楽トリオ 中米諸国へ響かせる 和のハーモニー
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、慶長遣欧使節団キューバ上陸400周年と日・パナマ外交関係樹立110周年を記念し、2月18日から2月26日にかけて、小山豊(津軽三味線)、加藤拓哉(和太鼓)、辻本好美(尺八)による邦楽トリオの中米巡回公演を行います。
和洋の様々な楽器との共演を通じ国際的に活躍する小山豊が率いるユニットは、豊かな音楽文化が根付くエルサルバドル、キューバ、パナマの3カ国でコンサートやレクチャー・デモンストレーションを行い、日本の現代邦楽の魅力を親しみやすく届けます。各国の代表的な人気ミュージシャンとの共演も予定しています。
<関連動画>
小山豊 邦楽トリオ
中米諸国へ響かせる和のハーモニー(YouTube)
公演日程
エルサルバドル
日時 | 2月18日(火曜日) 16時 |
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場所 | 国立芸術センター(サンサルバドル) |
日時 | 2月19日(水曜日) 18時 |
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場所 | サンタ・アナ国立劇場(サンタ・アナ) |
日時 | 2月20日(木曜日) 19時 |
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場所 | プレシデンテ劇場(サンサルバドル) |
キューバ
日時 | 2月22日(土曜日) 18時 |
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場所 | ハバナ国際図書展特設ステージ(ハバナ) |
日時 | 2月23日(日曜日) 17時 |
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場所 | メジャ劇場(ハバナ) |
パナマ
日時 | 2月26日(水曜日) 19時 |
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場所 | パナマ大学ドーム(パナマシティ) |
※在エルサルバドル日本大使館、在キューバ日本大使館、在パナマ日本大使館との共催。
※2月18日はレクチャー・デモンストレーション。
プロフィール
小山 豊(おやま・ゆたか)(津軽三味線)
幼少より津軽三味線小山流宗家(祖父)小山貢翁に師事。日本最大流派の一つである小山流の三代目として、国内外で年間100ステージ以上に及ぶ演奏活動を行っている。2001・2002年、日本民謡協会津軽三味線コンクールで優秀賞を連続受賞。2003年、和楽器と洋楽器を融合させたインストゥルメンタルバンド「Soothe」(www.soothe-music.com)を結成。2011年、新たに結成した津軽三味線ユニット「OYAMA × NITTA」(www.oyamaxnitta.com)で、ニューヨークのカーネギーホール主催コンサートを成功させ、ニューヨーク・タイムズ紙から絶賛を受ける。2012年、米国人のタブラ(インド伝統楽器)奏者Ty Burhoe、尺八奏者、小湊昭尚とともにトリオ「YO」を結成し、日本とアメリカを拠点にツアーを行う。2013年、ラテンアメリカ最大規模の舞台芸術祭であるセルバンティーノ国際芸術祭(メキシコ)に招聘され、同行ミュージシャンのコーディネートから公演内容のプロデュースまで行い、大きな成功を収めた。その他、レコーディングやテレビ出演、様々なアーティストのライブへのゲスト出演など、活動の幅は広く、多方面のジャンルにおいて活躍中。津軽三味線の魅力を伝えるため、伝統的な楽曲の継承とともに、枠にとらわれない柔軟なスタイルで、これまでにない新しいサウンドを生み出し続けている。 http://oyamayutaka.com/
加藤 拓哉(かとう・たくや)(和太鼓)
幼少より父(加藤修)のもとで太鼓の指導を受ける。12歳で舞台に立ち、1995年、太鼓集団「鼓粋」(www.wadaiko-kosui.jp)の創立に参加。以後、鼓粋の中心的プレイヤーとして学校公演・各種イベント等、全国各地で公演を行うほか、太鼓指導・創作和太鼓の作曲・構成・演出も行い、他のジャンルとのセッションにも積極的に取り組む。1999年以降、プロとしての活動を始め、2002年から「東京打撃団」(www.dagekidan.com)にも参加。2003年より新たな可能性を求め和洋混合バンド「Soothe」に参加。翌2004年には鼓粋の新ユニット「打どう心」を弟(加藤良平)と結成。富士山太鼓まつりをはじめ、数々の和太鼓コンテストでの受賞歴を持ち、大太鼓の一本打ちや太鼓セットを巧みに操るテクニックとグルーヴを活かした演奏で、国内外を問わず活躍を続けている。
辻本 好美(つじもと・よしみ)(尺八)
16歳より尺八を始める。2010年、東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。在学中に人気テレビ番組「題名のない音楽会」に出演。2005年、和歌山県橋本市の国際親善大使として米国カリフォルニア州ロナパーク市で演奏。同年、第3回文化庁国際フォーラム「日韓学生演奏交流ワークショップ」やアッシジ日本文化祭(イタリア)で招待演奏を行う。2011年、早乙女太一「晩夏の舞」ツアーに参加。2012年、「FIFA U-20女子ワールドカップJAPAN2012」で演奏。2013年、津軽三味線奏者 はなわちえとデュオ「風華~FUGA~」を組み、国際交流基金主催南米ツアーに参加、サンティアゴ(チリ)とブエノスアイレス(アルゼンチン)で大成功を収める。現在、東京を中心に活動中。
http://ameblo.jp/syakuhachiyoshimi/
特別ゲスト
セサル・ダヴィッド・メリノ (César David Merino)(シンガーソングライター)(エルサルバドル)
通称CEDAMER。15歳からギターと歌を始める。その後、伝統音楽に魅了され、現在はエルサルバドル独自の伝統楽器の伝承に力を注ぐ。演奏楽器はギター、ケーナ、サンポーニャ、笛、キハーダなど多種に及ぶ。アメリカ、メキシコ、ヴェネスエラ等のフォルクローレ・フェスティバルにバンド「Canto Nuevo」として参加。「エルサルバドル芸術と大衆文化の労働者協会」の代表を務める。
ダヴィッド・アルヴァレス(David Alvarez) (シンガーソングライター)(キューバ)
前列中央がアルヴァレス氏
サンティアゴ・デ・クーバの音楽院で打楽器とギターを学んだ後、有名シンガーソングライター、ペドロ・ルイス・フェレールと仕事を共にしながら、「ヌエバ・トローバ」(音楽を通じた社会変革のための「新しい歌」運動)の一翼を担う。1994年、キューバの伝統的なリズムの再興を目指し、5名のインストゥルメンタルバンド「Juego de Manos」結成。同バンドは、近隣のカリブ諸国や中米諸国の音楽からの刺激も取り入れながら、トローバ、ソン、ガラーチャ、グアヒーラといったキューバの音楽的伝統を復活させ、キューバのあらゆる世代に支持されるグループとなった。2002年のアルバム「Son Demasiado」はアドルフォ・グスマン賞(キューバ音楽批評家賞)受賞。
[お問い合わせ]
国際交流基金 (ジャパンファウンデーション)
文化事業部 米州チーム
担当:松本、石井
電話 : 03-5369-6061
メールアドレス : Kenji_Matsumoto@jpf.go.jp、 Yumiko_Ishii@jpf.go.jp
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