巡回展「パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006」カンボジア展にあわせ、レクチャーを開催

東京国立博物館 法隆寺宝物館の写真
東京国立博物館 法隆寺宝物館
設計:谷口建築研究所
撮影:北嶋俊治

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、カンボジア・プノンペンにて1月27日から2月25日を会期とする巡回展「パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006」の開催に伴い、日本建築史の専門家・松隈洋氏を派遣し、一般及び建築学生・専門家向けのレクチャーを開催します。また、フランスの巨匠ル・コルビュジエの影響を受けたカンボジアの著名な建築家ヴァン・モリヴァン氏との対談も行われます。
レクチャーでは、現代日本建築の内容に加え、日本とカンボジアの建築文化の類似点や相違点を対比することにより、日本の現代建築への理解深化や関心喚起、専門的な情報交流の促進が期待されます。

概要

カンボジア・メコン大学との連携によるレクチャー
日時 2014年2月20日(木曜日)9時~10時30分
場所 カンボジア・メコン大学

※同大学の建築学の教員との対談を含む

一般公開レクチャー
日時 2014年2月21日(金曜日)10時30分~12時
場所 カンボジア日本人材開発センター(プノンペン)

※建築家ヴァン・モリヴァン氏との対談を含む。
主催:国際交流基金、在カンボジア日本国大使館

巡回展「パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006」カンボジア展

会期 2014年1月27日(月曜日)~2月25日(火曜日)
会場 カンボジア日本人材開発センター(プノンペン)

日本建築学会の協力を得て、過去10年(1996年-2006年)に竣工した日本の建築から、安藤忠雄、磯崎新、伊東豊雄、黒川紀章など代表的な110作品を選び、我国の社会文化状況と対比させながら紹介し、写真・映像や立体・模型を織り交ぜながら展示します。
URLパラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006(海外巡回展)

プロフィール

松隈 洋(まつくま・ひろし)

松隈 洋(まつくま・ひろし)の写真
撮影:齋藤さだむ

1957年兵庫県生まれ。1980年京都大学工学部建築学科卒業、前川國男建築設計事務所入所。2000年京都工芸繊維大学助教授。2008年京都工芸繊維大学教授。現在に至る。工学博士(東京大学)。2000年よりDOCOMOMO Japanメンバー。2013年5月~同代表。
主な著書として、『ルイス・カーン』(丸善)、『近代建築を記憶する』(建築資料研究社)、『坂倉準三とはだれか』(王国社)、『残すべき建築』(誠文堂新光社)、『再読/日本のモダンアーキテクチャー』(共著・彰国社)、『日本建築様式史』(共著・美術出版社)、『関西モダニズム再考』(共著・思文閣出版)、『原発と建築家』(共著・学芸出版社)、『美術館と建築』(共著・青幻舎)、『前川國男―現代との対話』(編著・六耀社)、『建築家・前川國男の仕事』(共編著・美術出版社)など。
2005年~06年「生誕100年・前川國男建築展」実行委員会事務局長を務めた他、「文化遺産としてのモダニズム建築―DOCOMOMO20選」展(神奈川県立近代美術館,2000年)、「同100選」展(松下電工汐留ミュージアム,2005年)のキュレーションや、アントニン・レーモンド、坂倉準三、シャルロット・ぺリアン、白井晟一、丹下健三、村野藤吾など、多くの建築展の企画にも携わる。丹下健三生誕100周年プロジェクト実行委員会委員、文化庁国立近現代建築資料館運営委員も務める。

お問い合わせ

国際交流基金 (ジャパンファウンデーション)
文化事業部アジア・大洋州チーム
担当 : 玄田
電話 : 03-5369-6062

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