「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」
キューバ・ハバナでの展覧会を東京でも開催!
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、現在キューバ・ハバナ市で開催している現代美術展「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」の展示を再構築し、2018年6月6日から6月17日までスパイラルガーデン(東京)において帰国展を開催します。
本展は、「距離」を一つのテーマに、物事・事象の近さや遠さとは何かを問う意欲的なものです。会期中、日本・キューバ両国のキュレーター・アーティストによるトークの開催も予定しております。詳細は、トーク開催のページをご覧ください。
日本では、野球や葉巻、映画「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」に登場する音楽、ルンバやサルサなどのダンスで知られるキューバですが、現代アートについては、ほとんど知られていません。しかし、30年以上の歴史を持つハバナ・ビエンナーレは、世界中の美術ファンから注目を集めており、キューバ人アーティストたちの洗練された表現の数々は、普段どこか遠いイメージのあるキューバという国を身近に感じさせます。一方で、街中を50年代のクラシックカーが現役で走り、インターネットなどの通信環境が整っていないキューバに一歩足を踏み入れると、時間がとまったような感覚にとらわれます。
本展の舞台は、文化的な成熟度によって感じる近さと、古い街並みだけでなく社会・政治体制の違いが生む遠さとの間で揺さぶられる場所。一様に捉えることができない近さと遠さにまつわる諸関係を見つめ直しながら、日本とキューバの現代に生きる作家たちの表現を紹介しています。
概要
会期 | 2018年6月6日(水曜日)~17日(日曜日) 11時~20時 ※ただし、6月6日(水曜日)は18時30分まで |
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会場 | スパイラルガーデン(スパイラル1F) (東京都港区南青山5-6-23) アクセス 入場無料 |
キュレーター | 岡田有美子(インディペンデント・キュレーター) 服部浩之(インディペンデント・キュレーター) アベル・ゴンサレス・フェルナンデス(インディペンデント・キュレーター) ブランカ・ビクトリア・ロペス(ウィフレド・ラム現代美術センター キュレーター) |
アドバイザー | 正木基(美術評論家) マルガリータ・ゴンサレス・ロレンテ(ウィフレド・ラム現代美術センター) |
参加作家 (五十音順) |
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主催 | 独立行政法人 国際交流基金 |
協力 | ウィフレド・ラム現代美術センター Consejo Nacional de las Artes Plásticas (CNAP) キューバ文化省 在キューバ日本国大使館 |
会場協力 | 株式会社ワコールアートセンター |
展覧会コンセプト・作家紹介については、こちらをご覧ください。
展示風景
レニエール・レイバ・ノボ
《Untitled (military and civilians)》 2018
三瀬 夏之介
《exchangeability》 2017
田代 一倫
《東京》 2017
高嶺 格
《歓迎されざる者 - カリブ編》 2018
ホセ・マヌエル・メシアス
《The great zoo/ El gran zoo》 2018 ほか
持田 敦子 ※中央階段
《距離、その落下、その痕跡について》 2018
レアンドロ・フェアル
《Hotel Roma》 2017 ほか
ミヤギフトシ
《ロマン派の音楽》 2015 ほか
グレンダ・レオン
《Cosmic trace Ⅱ》 2008-2013 ほか
岩崎 貴宏
《寓話のような》 2018
毛利 悠子
《白くまと感光紙》 2018
撮影:森田兼次
[お問い合わせ]
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:難波、西藤、湯橋
電話:03-5369-6061
Eメール:arts1@jpf.go.jp
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