アート/建築プロジェクト タイ チェンマイ

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)と現代美術センターCCA北九州は、ランド財団の協力を得て、「アート/建築プロジェクト」を、チェンマイ(タイ)にて行います。本プロジェクトは、日本とタイのアーティストと建築家がチェンマイにあるランド財団を拠点に共同でリサーチ、ディスカッションを行い、制作を行うプロジェクトです。

2017年8月に行われた4日間に渡るリサーチを通して、アジアの1地方都市であるチェンマイを考察し、そこから見えるアートと建築を取り巻く環境を踏まえ、建築の可能性や役割を考えながら、過去に行われてきた建築の実践にとらわれない新しいアイデアを追求してきました。

このたびは、下記の公開プログラムにて、リサーチに基づいたアイデアを発表し、参加者とのディスカッションを行います。

開催概要

日時 2018年1月27日(土曜日)13時~16時
場所
企画 リクリット・ティラヴァーニャ(ランド財団)、中村信夫(CCA北九州)、国際交流基金
参加者 宮本佳明、ナロン・オタヴォル、アルーン・ピュリタット、
アリシア・フラミス、リクリット・ティラヴァーニャ

参加者略歴

【建築家】

宮本佳明

阪神・淡路大震災で、「全壊」判定を受けた生家を再生した「ゼンカイ」ハウスを始め、住宅や宗教施設などの設計、また「環境ノイズエレメント」などの建築、都市計画についての考察を通し、建築を取り巻く既存の制度にとらわれることのない在り方を提案し続ける。
共同出展した1996 年のヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を受賞。大阪市立大学教授。

ナロン・オタヴォル

建築を学んだ後ランダの建築事務所にて勤務。カタルーニャ工科大学で修士号を取得後、建築事務所SOSituation based Operation)を設立、住宅や店舗など様々なプロジェクトを手がける。2015 年よりタイのデザイン雑誌「art4d」の編集長を務める。

アルーン・ピュリタット

タイのシラパコーン大学で建築を学び、その後数々の建築デザイン、またアートのプロジェクトを手がけ、ウォールペーパーやアビターレといった国際的なデザイン誌に度々取り上げられている。多くの記事を建築/アート雑誌に寄稿するなど執筆活動も行う。

【アーティスト】

アリシア・フラミス

建築、デザイン、ファッションなど、様々な要素を織り交ぜた作品を発表している。現代社会における人間の様々な側面に着目し、そこにあるジレンマに対し新しい視点からの答えを模索していく。パフォーマンスはフラミスの作品の中で最も重要な要素の1つであり、作品と観客、そしてその状況をつないでいく役割を果たす。

リクリット・ティラバーニャ

人や物のあいだの双方向的なあり方における、ひとつの新しい美学的な考え方を切り開いてきた。料理をして観客にふるまうなどの行為を通し、アートの空間のなかに数多くの日常的な活動が生まれる契機を提供する。触媒として観客が参加し、行動する場を作り出し、その体験が、作品に意味を与え、その形を変えていく。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第2チーム
担当:小野寺
電話:03-5369-6063
Eメール:arts2@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)

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