第2回キュラトリアル・ワークショップ

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日米間の恒常的な美術対話や美術館の共同作業を目的に、キュラトリアル・ワークショップを開催しています。第2回目となる今回は、コレクションの構成、方針や戦略、美術館コレクションにおけるコレクターの役割、再制作作品の収集等の美術館のマネージメントに関わるトピックで、日米における美術館のキュレーターや研究者の更なる交流と情報共有がなされました。

今年度開催されたダラス美術館での「アクションと未知の間で-白髪一雄と元永定正」展は大きな注目を集め、現代日本美術が高く評価されてきていると同時に、そのためにより一層日米の美術専門家たちによる意見交換の場が不可欠になってきています。

第2回目は前回のワークショップに呼応して、米国でも大型展覧会となった日本戦後美術やモノ派を中心に、再制作作品の収集や美術館におけるアーカイブ、コレクションの方針等の話題が多く取り上げられ、非常に有意義な議論が展開されました。今後このようなプロジェクトを継続することで、より一層の美術館等に係る熟議が期待されるとともに、日米美術界のより親密なネットワーク構築に繋げることができるでしょう。

ワークショップ 概要

開催日程

平成27年7月20日(月曜日・祝日)

開催場所

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)

参加者

*日本側
加治屋健司(京都市立芸術大学准教授)
蔵屋美香(東京国立近代美術館美術課長)
光田由里(DIC川村記念美術館学芸課長)

*米国側
Eric Crosby(ウォーカー・アート・センター、アソシエイト・キュレーター)
Francesca Wilmott(ニューヨーク近代美術館、キュラトリアル・アシスタント、プリント・挿絵部門)
Amanda Maddox(ゲッティ美術館、アシスタント・キュレーター、写真)
Gabriel Ritter(ダラス美術館、アシスタント・キュレーター)
Karin Oen(サンフランシスコ・アジア美術館、アシスタント・キュレーター)

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:岡部、西藤、湯橋
電話:03-5369-6061 ファックス: 03-5369-6038

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