『北斎漫画』初編の出版から200周年、70年に及ぶ画業生涯の約700点をパリで展示 「北斎」展 フランス国立美術館連合グラン・パレと共催

千絵の海 総州銚子(部分)の画像
千絵の海 総州銚子(部分)
フランス国立ギメ東洋美術館所蔵
©Rmn-Grand Palas(muse Guimet, Paris)
/ Thierry Olivier

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2014年10月1日から2015年1月18日にかけて、フランス国立美術館連合グラン・パレと共催で、パリ(フランス)のグラン・パレ・ナショナル・ギャラリーにて「北斎」展を開催します。

葛飾北斎は、日本を代表する画家であると同時に世界で最も著名なアーティストの一人です。19世紀にヨーロッパ、特にパリを中心としたジャポニスム興隆のきっかけとなったのは、版画家のフェリックス・ブラックモンが見た1冊の『北斎漫画』であったといわれており、『北斎漫画』はその後の欧州の様々な方面の芸術活動、特に印象派やアールヌーボーの発生に大きな影響を与えました。

今回、2014年が『北斎漫画』の初編出版から200周年にあたることを記念して、北斎芸術の価値を最初に認めたパリで約700点におよぶ大展覧会を開催し、西洋印象派にも影響を与えた北斎の画業70年の全容を紹介します。

「をちこちMagazine」に、永田生慈氏による寄稿を掲載しました。
会期 第1期 2014年10月1日(水曜日)~11月20日(木曜日)
第2期 2014年12月1日(月曜日)~2015年1月18日(日曜日)
会場 グラン・パレ・ナショナル・ギャラリー(パリ)
3, avenue du Général Eisenhower
75008 Paris
主催 国際交流基金
フランス国立美術館連合グラン・パレ
監修/キュレーター 永田生慈(葛飾北斎美術館館長)
共同キュレーター ロール・ダロン(グラン・パレ学芸部長補佐)
特別協力 フランス国立ギメ東洋美術館、ベルギー王立美術歴史博物館(ブリュッセル)
協賛 NATIXISグループ
協力 FKK株式会社、日本航空株式会社
詳細及びチケット予約 www.grandpalais.fr  (英語、フランス語のみ)

グラン・パレ・ナショナル・ギャラリー

グラン・パレ・ナショナル・ギャラリーはパリを代表する美術館のひとつで、1900年にパリ万博の会場として建てられた歴史的な建造物。同ギャラリーにて行なわれる展覧会は常に世界中の美術関係者から注目されている。最近では、2008年のピカソ展、2010年のモネの大回顧展、2012年のエドワード・ホッパー展などで多くの観客を集めた。毎年秋には、大規模な展覧会が実施されており、この度の北斎展は、2014年の同ギャラリーの目玉事業のひとつと位置づけられている。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 欧州・中東・アフリカチーム
担当: 森、永田
電話: 03-5369-6063 ファックス: 03-5369-6038
Eメール: venezia@jpf.go.jp
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