「コンテンポラリーの出現・日本の前衛美術1950‐1970」 in リオ・デ・ジャネイロ
日本で“熱き”報告会を開催

コンテンポラリーの出現・日本の前衛美術1950‐1970のタイトル画像

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2016年7月14日~8月28日にかけて、ブラジル、リオ・デ・ジャネイロで日本前衛美術を一挙紹介する「コンテンポラリーの出現・日本の前衛美術1950‐1970」を実施しました。

リオ・デ・ジャネイロ オリンピック・パラリンピックに合わせて開催された本展覧会は、日本の戦後美術史に焦点を当てたブラジル初の美術展として、3万6千人にも及ぶ入場者数を記録しました。

その盛況ぶりを受けて同展の日本開催を希望する声も多くあったことから、今回、2017年1月13日(金曜日)に、キュレーターのペドロ・エルバー氏を迎え、本展覧会を紹介する報告会を実施します。同時に、モデレーターに東京国立近代美術館の鈴木勝雄氏を迎え、同展の出品作家である中村宏氏、および50年代から70年代にかけての都市の変容やその時代の磯崎新氏の活動に精通した建築家の藤村龍至氏を交えた討論も繰り広げられる予定です。

2020年に向けて日本が走り始めている今、1964年東京オリンピックを巡って50年代~70年代の“熱い”時代を振り返る本報告会に奮ってご参加ください。なお、ご参加いただいた方には、当日に展覧会記録集を配布(無料)します。

報告会概要

日時 2017年1月13日(金曜日)18時30分~21時00分(受付18時00分~)
会場 国際交流基金2Fホール[さくら]
(東京都新宿区四谷4-4-1)
パネリスト ペドロ・エルバー(コーネル大学准教授・本展キュレーター)
中村宏(アーティスト)
藤村龍至(建築家、藤村龍至建築設計事務所主宰)
モデレーター 鈴木勝雄(東京国立近代美術館主任研究員・本展企画協力者)
使用言語 日本語・一部英語(英語のみ通訳あり)
参加費 無料(要事前申込み)
主催 国際交流基金
申込方法 件名を「1/13報告会参加希望」と記載の上、参加される方のお名前(ふりがな)、ご所属、Eメールアドレス、人数を明記し、Eメール:event-info@jpf.go.jp(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください) またはファックス:03-5369-6038でお申込みください。
定員に達した場合は申込みを締め切らせていただきますので、ご了承ください。
定員:100名、先着順

パネリスト・モデレーター略歴

中村宏

1932年生まれ。1955年、日本大学芸術学部美術学科を卒業。在学中の1953年には、山下菊二、池田龍雄らと日本青年美術家連盟を結成。米軍基地などの政治社会的問題をテーマに、誇張された遠近法とクローズアップで描き出す作風は、物語性が強く、60年代以降は、飛行機や機関車、女学生、望遠鏡などをモチーフに、現代の荒涼とした心象風景を描き出している。1974年、デュッセルドルフでの「日本現代美術展」をはじめ、1985年のオックスフォードでの「日本の前衛美術展」、翌1986年パリでの「前衛芸術の日本展」など、海外展に出品。2007年には、東京都現代美術館で大回顧展を開催した。

藤村龍至

1976年生まれ。2008年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年より藤村龍至建築設計事務所(現RFA)主宰。2010年より東洋大学専任講師。2016年より東京藝術大学准教授。建築設計やその教育、批評に加え、公共施設の老朽化と 財政問題を背景とした住民参加型のシティマネジメントや、日本列島の将来像の提言など、広く社会に開かれたプロジェクトも展開している。主な建築作品に「鶴ヶ島太陽光発電所環境教育施設」(2014)、「APARTMENT N」(2014)、「家の家」(2012)、「小屋の家」(2011)、「倉庫の家」(2011)、「東京郊外の家」(2009)、「BUILDING K」(2008)がある。

鈴木勝雄

1968年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。1998年より東京国立近代美術館で主任研究員として活躍中。専門は近代美術、現代美術とし、これまで同館で企画した展覧会に「ブラジル:ボディ・ノスタルジア」(2004年)、「沖縄・プリズム1872‐2008」(2008年)、「実験場1950s」(2013年)がある。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:岡部、西藤、鈴木
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール: event-info@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)

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