江戸時代の着物の変遷についての展示、フランス・パリ、国立ギメ東洋美術館にて開催
Kimono, au bonheur des dames展
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、J.フロントリテイリング史料館、フランス国立ギメ東洋美術館との共催により、2017年2月22日から3ヶ月、「Kimono, au bonheur des dames 展 」をフランス国立ギメ東洋美術館にて開催致します。
本展は、アーティスティック アドバイザーにコシノジュンコ氏を迎え、呉服商であった松坂屋が長年かけて蒐集してきたコレクションを中心に、江戸時代の着物の変遷とその着物に影響を受けたヨーロッパのモードについて、江戸時代の文化背景にも触れながら、ギメ美術館の企画展会場を使用し4つのパートに分け展示します。
この度の展示では、J.フロント史料館と名古屋市博物館が所蔵する5000点を超える松坂屋コレクションから選りすぐりの120点を展示します。これまで、同コレクションの一部を海外美術館等に出展したことはありましたが、これだけの規模で海外公開するのは、今回が初めてです。
展示内容
Part 1: Galerie(ギャルリ)
導入部では江戸の町に意識が移せるよう、松坂屋上野店が描かれた浮世絵などを通じ松坂屋の歴史に触れながら江戸の町の風景や人々の暮らしを展示します。
Part 2: Boissiere(ボアシエール)
武家と公家、町人など社会階層によって異なる着物のデザインを分かりやすく展示します。
Part 3: Rotonde(ロトンド)
日本独特の風景模様や文字模様や、婚礼の切り口で江戸から明治にかけての着物を展示します。
Part 4: Jena(イエナ)
ジャポニズムの流れの中で日本の着物をとらえヨーロッパが日本の着物のデザインをどのように取り入れたか、その捕らえ方を表現します。
フランスのデザイナー(クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローランなど)作品と日本のデザイナー(コシノ・ジュンコ)の作品を展示します。
概要
「Kimono, au bonheur des dames 展 」
会期 | 2017年2月22日(水曜日)~5月22日(月曜日)(3ヶ月間) |
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会場 | フランス国立ギメ東洋美術館(Musée national des Arts asiatiques-Guimet) |
住所 | 6, place d‘Iéna 75116 Paris France |
休館日 | 火曜日 |
開館時間 | 10時~18時 |
主催 | フランス国立ギメ東洋美術館(Musée national des Arts asiatiques-Guimet) 独立行政法人 国際交流基金 一般財団法人 J.フロントリテイリング史料館 |
後援 | 在フランス日本国大使館 |
コミッショナー | ギメ東洋美術館 オレリー・サミュエル 共立女子大学家政学部被服学科 長崎 巌 教授 |
アーティスティック アドバイザー | コシノジュンコ |
フランス国立ギメ東洋美術館について
フランス・パリにあるアジア以外で最大の東洋美術コレクションを誇る美術館。
実業家エミール・ギメによってリヨンに創設され、東洋学、特に宗教研究に関心を寄せたギメ自らがアジア各地を訪れ収集した遺物や美術品などの名品 を展示。1945年には、ルーヴル美術館の東洋部のコレクション全体がギメ美術館に移され、以来ルーヴル美術館の東洋部の役割を果たしている。
プレスリリース
「江戸時代の着物の変遷」テーマに海外での過去最大規模の松坂屋コレクション展示 フランス・パリの国立ギメ東洋美術館にて開催
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