現代・木彫・根付 (海外巡回展)

和装文化が興隆した江戸時代に、印籠や煙草入れの留め具として使用され、様々な意匠を彫り込んだ根付は世界中で高く評価されています。こうした優れた細密工芸としての「古根付」以外に、新しいアイデアとセンスを盛り込んだ「現代根付」というジャンルが近年注目されつつあります。
本展では、公募によって選ばれた現代根付師が制作した木彫の根付を中心に、加藤泉など活躍中の現代美術作家が制作した根付作品や、実際に触れられる木彫根付の展示などを通じて、新しい切り口から日本の美術工芸の技術の高さと遊び心を紐解くとともに、「現代・木彫・根付」の「現在(いま)と未来(これから)」を紹介します。

アドバイザー
小松大秀(永青文庫館長、元東京国立博物館副館長)

公募審査員
齋藤美洲(国際根付彫刻会 初代会長)
谷田有史(たばこと塩の博物館 主任学芸員)
渡邊正憲(日本根付研究会 元会長)
伊東正伸(国際交流基金 元文化事業部長)

出品作家
<現代根付>
池田朝重、井上猛、石井夢峰、伊藤忠綱、岩田知幸、上原万征、小野里三昧、小釣紫苑、加賀美光訓、梶浦明日香、神立る峯、北角両、工藤道斎、栗田元正、黒岩明、駒田柳之、齋藤昌寛、齋藤美洲、阪井正美、桜井英之、沢井向円、鈴木鈴、髙木睦仙、田中俊睎、團之原徹巳、多々羅幽山、寺戸松香、道浦道甫、中梶真武、中川忠峰、中川東平、中西宏明、永島信也、中畑泰成、中村和明、人見狛、平賀胤壽、升元一、向田陽佳、矢次杢忠、山崎夢舟、山田洋治

<現代美術>
大竹利絵子、加藤泉、棚田康司、土屋仁応

現代木彫根付のロゴ

日程

2024年後期(予定)ブラジル

2024年後期(予定)トリニダード・トバゴ

2024年前期(予定)ジャマイカ

2024年前期(予定)チリ

2024年1月17日~3月7日
メキシコ/カサ・デ・ロス・ムニェコス大学博物館(プエブラ)

2023年9月15日~12月16日
カナダ/国際交流基金トロント日本文化センター(トロント)

2023年8月5日~9月2日
カナダ/アートテック(モントリオール)

2023年6月15日~7月9日
カナダ/在カナダ日本大使館広報文化センター(オタワ)

2023年1月20日~5月14日
イギリス/オリエンタル博物館(ダーラム大学)(ダーラム)

2022年11月13日~12月3日
オマーン/GUtech科学史センター(マスカット)

2022年8月5日~10月2日
スロバキア/スロバキア国立博物館(ブラチスラバ)

2022年7月4日~7月24日
セネガル/国立美術ギャラリー(ダカール)

齋藤美洲の作品写真
齋藤美洲 《鷹》 1975年

栗田元正の作品写真
栗田元正 《瑞兆》 2017年

髙木睦仙の作品写真
髙木睦仙 《頭蓋骨² 》 2014年

永島信也の作品写真
永島信也 《 DRAGON × QUEEN 》 2017年

駒田柳之の作品写真
駒田柳之 《鳥追》 2017年

小野里三昧の作品写真
小野里三昧 《天狗の鼻》 2017年

中西宏明の作品写真
中西宏明 《心象》 2007年

加藤泉の作品写真
加藤泉 《 Untitled 》 2017年

現代木彫根付のバナー

What We Do事業内容を知る