2026年度 舞台芸術国際共同制作
国境を越えた創造の現場から
- 採用案件一覧
2026年度の舞台芸術国際共同制作事業は以下の通りです。
※2025年度からの継続案件
KYOTO EXPERIMENT
※詳細は7月下旬公開予定
Co.山田うん
Co.山田うん×le Théâtre Surreal SoReal(カナダ)
企画名:『CATCHER』

山田うん

ジョン・ラクラン・スチュワート
カナダ・モントリオールを拠点とするSurreal SoReal Theatreと、日本のCo.山田うんによる国際共同制作。
本作は、J.D.サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』を手がかりに、ダンス、演劇、テキスト、を横断して創作するフィジカルシアターである。原作に登場する多くの人物や場面を約5名のパフォーマーが担いながら、その物語を出発点に、戦後アメリカの文化や時代の空気、そこに流れる音楽や言葉、人々の感覚をたどり、現代にも響く若者たちの孤独や揺らぎを描き出す。
創作にあたっては、カナダと日本双方の教育関係者へのインタビューを実施し、教育現場や若者を取り巻く現状についてリサーチを行う予定としている。主人公ホールディンのまなざしを現代に重ね合わせながら、スクリーンやソーシャルメディア、環境問題、政治的混乱など、複雑な現実のなかを生きる若者たちの感覚を見つめ、カナダと日本、それぞれの社会に生きる声や経験を創作へとつないでいく。
第二次世界大戦後に書かれた原作が内包する、愛と拒絶、生と死、自然と都市、無垢と偽りといった対立するテーマを、身体、声、複数の言語、そして空間の変容を通して立ち上げる。文学と舞台、過去と現在、個人の記憶と社会の記憶が交差するなかで、国や時代を超えて響き合う人間の感情や存在のあり方を問いかける。
S20
梅田宏明×New Zealand Dance Company(ニュージーランド)
企画名:『New Zealand Dance Company×梅田宏明 国際共同制作』

梅田宏明
Photo: Shin Yamagata

New Zealand Dance Company
ニュージーランド・オークランドを拠点に活動するNew Zealand Dance Company(NZDC)と、東京を拠点に世界で活動する振付家・梅田宏明によるダンス作品の国際共同制作。NZDCと、日本からはSomatic Field Projectのダンサーが出演予定。創作過程ではニュージーランドの先住民族であるマオリ族に関するフィールドワークを行う。そこに日本の要素も融合させ、梅田の動態デザイン(振付)の元に約30~40分の作品を制作する。
作品は、梅田がこれまでの活動でも一貫して追求してきた、ダンサーそれぞれの個性や文化的背景が反映されたムーブメントを NZDCのダンサーたちとも引き続き追求する。ダンサーは動体メソッドによりさらに自由になる身体を駆使し、梅田はディレクションやタスクを通してインプロビゼーションでダンサーたちの動きを引き出す。
梅田の持つ日本的なミニマルな表現、ニュージーランドでのリサーチ、そして出演者の個性が反映された、梅田ならでは、そして国際共同制作である本企画ならではの作品を目指す。
芸術公社
evala×サオダット・イズマイロボ(ウズベキスタン)
企画名:『ホティラ(仮)』

evala
Photo: Susumu Kunisaki

サオダット・イズマイロボ
(c)Rinat Karimov
中央アジアを代表する映画監督・アーティスト、サオダット・イズマイロボ率いるコレクティブDAVRAと、日本の音楽家・サウンドアーティストevalaによる国際共同制作プロジェクト。「記憶と劇場」をテーマに、ウズベキスタンと日本を結ぶパフォーマンス作品を創作・発表する。
題材となるのは、戦後ソ連に抑留された日本兵捕虜が建設に携わったタシュケントの国立ナヴォイ劇場や公共インフラなどの建造物。タシュケントの日本人抑留者資料館の協力のもと、現地に刻まれた歴史や人々の記憶をリサーチし、その集団的記憶を今日の劇場空間の中に再構築することで、劇場そのものが記憶を語り継ぐ装置として響きあう領域横断的パフォーマンス作品を上演する。
[お問い合わせ]
国際交流基金(JF)
文化事業部舞台芸術チーム
E-mail:pa@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)
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