村上春樹を『聴く』 東京凱旋公演決定!
出演者プロフィール
国府弘子スペシャルトリオ
国府弘子スペシャルトリオは、「あ、うん」の呼吸で自由自在の演奏を放つピアノトリオ。国府の朋友で日本人離れしたグルーヴを聞かせるベーシスト八尋洋一。数々のセッションを重ねかつ、独自のバンドでも活躍中の名実共に実力派ドラマー岩瀬立飛。
ポップス、ブラジル音楽、ロック、ジャズと豊富な音楽下地をもつメンバーに支えられ、展開する国府弘子のピアノミュージック。
国府弘子20枚目のアルバム『オラ!』は、このスペシャルトリオで制作。
国府弘子 Hiroko Kokubu
ピアノ、作編曲家
数々の演奏経験を経てその音色にますます深い情感をたたえ、ジャンルを超越した共演者からの熱いラブコールの絶えないオンリーワンのピアニスト国府弘子。自己のトリオやソロピアノコンサートはもちろん精力的な演奏活動を続け全国的な人気を集めるピアノ界のスーパーレディ。
国立音楽大学ピアノ科在学中にジャズに目覚め卒業後単身渡米、ジャズ界の重鎮バリー・ハリスに師事。帰国後1987年ビクターJVCレーベルと契約、2014年現在で21枚を発表。他、アーティストへの作品提供をはじめ、参加アルバムも数多い。
ピアノと作曲両面でジャンルを越えた取り組みを行い、独自の国府ワールドを確立。常に様々なチャレンジに挑みながら、音楽の喜びと情熱、そして安らぎにあふれる国府弘子独特のピアノの魅力は聴く人々の心を捉え続ける。代表作は、オリジナルトリオで2007年に発表した「オラ!」。またこのトリオは2013年に結成15周年を迎えた。
2008年、NHK教育テレビ「趣味悠々・国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」で講師として出演など、テレビ・ラジオのレギュラーも数多い。
現在、川崎市文化大使、埼玉入間市文化創造施設のアドバイザー、平成音楽大学、尚美音楽学園の客員教授もつとめる。
2015年1月にピアノソロアルバム「ピアノ一丁!」をリリース。ハイレゾでも高音質配信中。
国府弘子オフィシャルホームページ
八尋洋一 Yoichi Yahiro
ベース
東京生まれ。国府の朋友で日本人離れしたグルーヴを聞かせるベーシスト八尋洋一は、10代をスペイン・カナリア諸島で過ごし、ラテン音楽に精通する。帰国後様々なバンドに加わってライブ活動を展開。国府弘子バンドは1991年より参加、いまやもっとも長く国府サウンドの支える要ともなっている。「スピック・アンド・スパン」「日野皓正エレクトリック・バンド」「大貫妙子」「中本マリ」「遠藤律子」他多数のバンドにも参加、ブラジリアン、ラテン、ロック、ジャズ、フュージョンと幅広い分野でクリエイティブな演奏で人気を博している。身体ごとグルーヴする圧倒的なリズム感は他の追従を許さない。
岩瀬立飛 Tappi Iwase
ドラム、パーカッション、作曲家
愛知県生まれ。4歳よりピアノをはじめ、14歳でドラムスに転向。 1988年渡米しピーター・アースキンに師事。GROOVE SCHOOL OF MUSICの作編曲科、ドラム&パーカッション科を修了。帰国後、コナミの専属アーティストとして数多くの楽曲の提供、CM等の制作に携わる。その後、数多くのミュージシャンのステージ、レコーディングに参加。ジャズ界でもめきめき噂が拡がり、佐藤允彦、松岡直也、前田憲男などをはじめベテラン勢のレギュラーバンドを多く持つ。現在は、エリックミヤシロEMビッグバンド、ネルビオ、雪村いづみ、深井克則バンダカリエンテ、松岡直也グループ、前田憲男ビッグバンド、柏木広樹CASA FELIZ、MJR、他。
国府弘子とは1999年以降、国内外のほとんどのステージを共にしており、真摯な人柄と抜群の理解力とジャズからオーケストラまで扱える作編曲家としても手腕を発揮する岩瀬とその信頼は無二のものである。 最近の活動としては、彼自身の活動するバンド「宴」でのCDリリース、教則DVD「フィル・インの常套句」ドラムマガジンフェスティバルCD West Rock Woods「JAMZZ#3」等、好評を博している。
岩瀬立飛ホームページ
山中千尋トリオ
山中 千尋 Chihiro Yamanaka
ピアノ、作編曲家
桐朋学園大学音楽学部演奏学科(ピアノ専攻)を経て米バークリー音楽院を首席で卒業。2001年に澤野工房よりデビュー。2005年に名門ヴァーヴ(ユニバーサルミュージック)よりメジャーデビュー。2007年、第57回スイングジャーナル日本人ジャズメン読者人気投票<アルバム・オブ・ザ・イヤー>部門で第一位を獲得。2008年、第41回スイングジャーナルジャズディスク大賞<日本ジャズ賞>を受賞。2009年、第23回日本ゴールドディスク大賞<ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー>を受賞。これまでに発表した作品はいずれもジャズ・チャートで第1位を獲得。デビ ュー10周年となった2011年、既にメジャーデビューを飾っているヨーロッパに続き、名門デッカより全米メジャーデビューを果たした。2014年はジャズの名門レーベルであるブルーノートの創立75周年を記念した「山中千尋×ブルーノート」のコラボレーション企画のもとアルバムおよびDVDがリリースされた。メジャーデビュー10周年となる今年、2015年、夏の最新アルバム発表とそれに伴う全国・ホールツアーを実施。イタリア、ロンドン等での公演をはじめ、現在もニューヨークを中心に世界各地で活動を続けている。
須川 崇志 Takashi Sugawa
ベース
1982年2月生、群馬県伊勢崎市出身。11歳の頃にチェロを弾き始め、18歳でジャズベースを独学で始める。2001年に日本大学文理学部を中退、その後奨学金を得て米国へ渡り、バークリー音楽大学にてJohn Lockwoodにベースを師事する。2006年に同大学を卒業。同年夏、Leo Genovese (ピアノ), Facundo Flores (ドラム)と共に自己のトリオを結成、日本国内14か所をツアーする。
2007年に活動拠点をニューヨークに移す。同年7月、Jake Hertzog (ギター)のカルテットでスイスのモントルージャズフェスティバルに出演。2008年にはOri Dakari (ギター)のCD, 「Entrances」 (Tzadik Records) に参加。
2008年9月に日本へ帰国。辛島文雄トリオを経て、2010年3月から日野皓正カルテットのメンバーとなり、「AFTERSHOCK」、「Unity」 のアルバムレコーディングに参加。また同年秋、Aaron Choulai Quintet 「Sisia Natuna」でオーストラリアをツアーし、ブリスベン、ワランガッタ等のジャズフェスティバルに出演。2011年には八木美知依ダブルトリオ(MYDT)でドイツのメールスフェスティバル、日野皓正AFTERSHOCKバンドで東京ジャズに出演。
桃井 裕範 Hironori Momoi
ドラム
1984年生まれ、東京都出身。幼少のころより父親の影響で音楽に親しみ育つ。13歳でギター、15歳でドラムとピアノを始め る。2007年8月ニューヨーク に渡米、The City College of New York、Jazz Performance科に入学。ジャズ・クラシックセ オリー、アンサンブル、作・編曲をJohn Patitucci、Mike Holoberらより学ぶ。2010年5月、同大学を首席(Summa Cum Laude)で卒業。2010年8月よりQueens College Jazz Performance科にて修士課程を開始。2012年5月、同大学院を卒業。Kendrick Scottに4年間師事。氏の音楽観に多大な影響を受ける。その他にも、Johnathan Blake, Greg Hutchinson, John Rileyらに師事。2013年、Nir Felderらを従えたリーダー・アルバム「LIQUID KNOTS」をリリース。
1966カルテット (1966 Quartet)
クラシックのテクニックをベースに洋楽アーティストのカヴァーをする女性カルテット。日本中が熱狂したビートルズ来日の年「1966」をカルテット名に冠し、2010年11月、「ノルウェーの森 ~ザ・ビートルズ・クラシックス」で日本コロムビアよりCDデビュー。王子ホールでデビュー・リサイルを開催。クイーンおよび、マイケル・ジャクソンのカバーアルバム(2011年および2012年)では、クラシックの上品なイメージを破る、ロック・スピリッツ溢れるパフォーマンスが高く評価される。ビートルズへと原点回帰した4作目のアルバム「HELP!」(2013年)では、生気溢れる鮮烈なプレイで、ユニットとしての更なる進化を聴かせた。ビートルズの聖地、英国ロンドンのアビイ・ロード・スタジオでのレコーディングを実現させた5作目のアルバム「アビイ・ロード・ソナタ」(2014年)では、ビートルズの楽曲とクラシックの名曲を高次元で融合させることに成功し、絶賛された。2015年、初のベスト盤をリリース。
松浦梨沙 Risa Matsuura
ヴァイオリン、リーダー
5歳よりヴァイオリンを始める。第6回大阪国際音楽コンクール第3位など、数々のコンクールに入賞。京都市立芸術大学音楽学部卒業。確かな技術に裏付けられた大胆かつ鮮やかな表現力でユニットをリードし、キレとメリハリのある音楽性を創出する。ロックの魂をヴァイオリンに託す稀代の名手として、ポピュラー音楽のクラシカル・カヴァーの最前線を切り開く。
花井悠希 Yuki Hanai
ヴァイオリン
3歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学卒業、同大学院音楽研究科科目等履修生を修了。2010年に日本コロムビアよりCD2枚同時リリースでデビュー。最新アルバムは、『譚詩曲 ~11 stories on Violin』。テレビ、ラジオ等にも積極的に出演するなど幅広く活動中。抒情的な歌い口で聴き手を魅了しつつ、アンサンブルの要としてサウンドの充実を担う。
林はるか Haruka Hayashi
チェロ
11歳よりチェロを始める。第3回大阪国際音楽コンクール、第4回日本演奏家コンクール等、数々のコンクールで入賞。東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修士課程修了。妹の林そよかとのデュオ「アウラ・ヴェーリス」でも2つのアルバムをリリースするなど活動中。安定感のあるアンサンブルのベースを担う一方、激しいシャウトから穏やかなメロディーまで印象的なソロも魅力。
江頭美保 Miho Egashira
ピアノ
4歳よりピアノを始める。第6回ブルクハルト国際音楽コンクール、第12回長江杯国際音楽コンクール等、多数のコンクールで入賞。武蔵野音楽大学卒業、同大学特修科(二年)修了。2012年より1966カルテットのメンバー。ロックからクラシックまで変幻自在のグルーヴと豊かな音楽性でカルテットを支える一方、ソロの場面では情感溢れる歌で聴き手に感動をもたらす。
チョ・ジェヒョク Jae-hyuck Cho
ピアノ
韓国・江原道春川出身、5歳でピアノを始める。15歳で全国ティーンエイジャーコンクールゴールド賞、韓国日報コンクール1位獲得など、早くから国内で頭角を見せ、1986年ソウル芸術高校に首席で入学後、1年で渡米、ニューヨークのマンハッタン音楽院予備学校を経て、ジュリアード音楽院で学士、修士、専門演奏者課程修了。マンハッタン音楽院でニーナ・スヴェトラーノヴァに師事し博士号を取得。1993年、ニューヨークのプロピアノヤングアーティストオーディションで優勝、カーネギーホール(ワイルリサイタルホール)でニューヨークデビューを果たす。
現在、ソロ、コンチェルト、室内楽奏者として韓国、北米、ヨーロッパなどで活発に活動を行っている。マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール(ジュニア部門)1位をはじめ、モンテカルロピアノマスターズ国際コンクール(モナコ)、レイクコモ国際コンクール(イタリア)、フェロール国際コンクール(スペイン)、ニューオーリンズ国際コンクール(米国)、テキサス州ピアルド国際コンクール(米国)、テキサス州のソランティンヤングアーティストコンクールなど世界的に有名コンクールで入賞。ソリストとしてモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団(モナコ)、「ミハイル・ジョラ」フィルハーモニー管弦楽団(ルーマニア)、ニュージャージー州交響楽団(米国)、ルイジアナ交響楽団(米国)、KBS交響楽団、江南シンフォニーオーケストラ、京畿フィルハーモニックオーケストラ、ソウルナショナルシンフォニーオーケストラ、コリアンシンフォニーオーケストラ、春川市交響楽団、大田交響楽団、忠南オーケストラ他のオーケストラと共演。
また、米国ルイジアナのノースウェスタン大学、クムホアシアナ文化財団のマスタークラスシリーズ、慶熙大学校、江原大学校、ソウル芸術高校などで特別招へいマスタークラスを実施したほか、2010年3月よりソンシン(誠信)女子大学教授として在職。
監修者プロフィール
小沼純一 (こぬま じゅんいち)
Atsuko Takagi
1959年東京生まれ。音楽を中心にしながら、文学、映画など他分野と音とのかかわりを探る批評を展開する。現在、早稲田大学文学学術院教授。音楽・文芸批評家。著書に『武満徹 音・ことば・イメージ』『バカラック、ルグラン、ジョビン 愛すべき音楽家たちの贈り物』『ミニマル・ミュージック その展開と思考』『魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』『映画に耳を』他多数。編著に『武満徹エッセイ選』『高橋悠治対談選』『ジョン・ケージ著作選』ほか。NHK Eテレ『”スコラ” 坂本龍一音楽の学校』のゲスト講師としても出演。
[お問い合わせ]
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文化事業部 事業第1チーム
担当:大島 幸(おおしま さち)
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