米・トニー賞受賞作品「ライオンキング」演出家 ジュリー・テイモア氏を招へい
日本の伝統文化と現代演劇に触れ、作品づくりの刺激に

ジュリー・テイモア氏の写真
Photo: Marco Grob

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、米国の演劇、映像業界において第一線で活躍し、国際的に高い評価を受けている演出家、ジュリー・テイモア氏を、8月25日から9月3日まで10日間の日程で日本に招へいします。

大学卒業後には人形浄瑠璃を学ぶため淡路島を訪れ、世界中で愛される舞台『ライオンキング』のインスピレーションを得たというテイモア氏。
今回の訪問では、日本の伝統文化をいかしながら新しい要素を取り入れて日々進化する歌舞伎の舞台や、創立50年を迎えた富山県利賀村に拠点を構える劇団SCOTの活動、また常に大胆な挑戦をし続ける蜷川幸雄氏演出の音楽劇を観賞するなど、日本演劇界の伝統と「今」に触れます。日本で活躍する演出家、劇団、俳優、文化人たちとの交流の機会を設けることで、国や言語を越えた日米演劇交流、ひいては将来の国際共同制作へとつながる機会となることを期待しています。

また、一般向けのイベントとして、日本でも公演が1万回を超えたディズニーミュージカル『ライオンキング』をロングラン公演中の劇団四季シアター四季劇場「春」にて、日本の演劇ファンと交流するパブリック・トークを初めて開催いたします。本作は、テイモア氏に米国演劇界で最も権威のある賞「トニー賞」をもたらした縁の深い作品です。本作を含む、自身の演劇に対する情熱や思い、また日本とのかかわりについてお話いただく貴重な交流の場に、ぜひご参加ください。

概要

期間 2015年8月25日(火曜日)~9月3日(木曜日)
氏名 ジュリー・テイモア (Julie Taymor)氏
訪問先/活動

【東京】
劇団四季 パブリック・トークの実施
音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』(Bunkamura)
鑑賞、能・狂言(国立能楽堂)鑑賞
【奈良】
歌舞伎鑑賞(芸能フェスティバル・奈良 市川猿之助 薬師寺奉納舞踊特別公演)
【富山】
SCOTサマー・シーズン(利賀)視察、公演鑑賞

その他、演出家、俳優、文化人たちとの意見交換を実施

パブリック・トーク
日時 8月27日(木曜日)17時40分~18時20分 
会場 劇団四季シアター 四季劇場「春」
主催 国際交流基金、劇団四季
定員 300名(※入場無料・抽選)
使用言語 英語(逐次通訳)
参加申込 8月24日(月曜日)17時までに、応募フォーム(劇団四季ウェブサイト)よりお申し込みください。

プロフィール

ジュリー・テイモア氏 (Julie Taymor

米国出身の舞台演出家・映画監督
映像、演劇、オペラと幅広いジャンルで、監督、演出家として世界的に活躍。舞台演出やコスチュームデザインで、2つのトニー賞を受賞。代表作にオペラ『オイディプス王』(1992、小澤征爾氏指揮)、ミュージカル『ライオンキング』(1997)、オペラ『魔笛』(2004、2006)、映画『テンペスト』(2010)など。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
大島 幸(おおしま さち)
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール:arts1@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)

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