国際交流基金×SPAC-静岡県舞台芸術センター 「BIOTOPE」 ~日本と ASEAN 地域の舞台芸術分野・人的交流プログラム~
国際交流基金(JF)は、SPAC -静岡県舞台芸術センターと共催し、日本とASEAN地域の舞台芸術関係者を対象とした人的交流事業「BIOTOPE(ビオトープ)」を実施します。この事業は、日本とASEANの次世代交流促進と人材育成を目的とする包括的な人的交流事業「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」の一環として展開するものです。
「BIOTOPE」では主に劇作家を対象に2026年から2028年までの3年間にわたり、以下の2つのプログラムを軸に取り組みを進めます。

- 1.日本とASEAN地域の次世代を担うアーティストのインキュベーション・プログラム
- 2.ASEAN地域のアーティストによるパフォーマンス作品の招へい公演および交流プログラム
プログラムのスタートは、2026年4月から5月に開催される「SHIZUOKAせかい演劇祭」期間中に、以下のプログラムを実施して迎えます。
1.『BIOTOPE-劇作家のためのキャンプ』
日本とASEAN地域の多様なバックグラウンドを持つ劇作家(ASEANから5名、日本から2名)を対象とした3年間のインキュベーション・プログラム。劇作家らは各地でのリサーチを通じて見つかる声や経験を基に、その土地の文脈から対話と創作を生み出すことを目指します。初回のキャンプはSHIZUOKAせかい演劇祭の期間中に滞在し、共同でのリサーチやディスカッション、上演作品の鑑賞、招へいアーティストによるワークショップへの参加、交流イベント等を実施します。SPACの創作拠点である静岡県舞台芸術公園をひとつの実験場として、異なる⽂化的・社会的背景をもつ劇作家/シアター・ メイカーたちが定期的に集い、対話と実践を重ねていきます。
| 実施期間 | 2026年4月25日(土曜日)~5月7日(木曜日) |
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| 実施国 | 日本(静岡) |
| 訪問先 | SHIZUOKAせかい演劇祭2026(静岡) |
| 参加アーティスト ※名前アルファベット順 |
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| クレジット | 主催:国際交流基金、SPAC-静岡舞台芸術センター |
| 詳細 | 「BIOTOPEー劇作家のためのキャンプ」特設サイト よりご確認ください |
2.ASEAN地域のアーティストによるワークショップおよび招へい公演
ASEAN地域のアーティストを迎え、舞台芸術関係者を対象としたワークショップを開催します。本ワークショップでは、各アーティストが自身の創作手法や思考プロセスを紹介するだけでなく、参加者との対話や意見交換を通じて、双方向的に学び合う時間を設けています。異なるバックグラウンドをもつアーティストと参加者が交流することで、新たな視点や創作のヒントが生まれる場となることを目指します。また合わせて作品の上演も行い、創作への理解を深めます。
(1)『マライの虎—ハリマオ』
本作を⼿がけるシンガポールの劇作家、アルフィアン・サアットは、歴史や政治、アイデンティティといった扱うことの難しいテーマを、鋭い知性と軽やかな笑いで包んで観客に届けることを得意する今注⽬のアーティストです。テアター・エカマトラ創設30周年を記念して書き下ろされた本作においても、その豊かな⾔語感覚と批評的な視点が存分に発揮されています。アジアの劇作の旗⼿が、演劇ならではの躍動感と親しみやすい笑いのなかで観客の思考を揺さぶります。

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| 詳細 | SHIZUOKAせかい演劇祭2026公式HP よりご確認ください |
(2)『マジック・メイド』
フィリピン出⾝のアイサ・ホクソンとスリランカ出⾝のヴェヌリ・ペレラは、ジェンダーや労働、ナショナリズムの暴力性に焦点をあてた作品で、国際的にも⾼い評価を得ているパフォーマンス・アーティストです。多くのケア労働/家事労働者を海外に送り出す地域を出⾃とする2⼈は、そうした⼥性労働者たちの声を集め、「ほうき」を共通のモチーフに、魔⼥狩りに象徴される家⽗⻑的暴⼒と、現代の移⺠によるケア労働/家事労働の搾取の構造を重ね、⼥性の⾝体に刻まれた歴史と現在を掘り起こします。

Photo: Bernie Ng, courtesy of Esplanade – Theatres on the Bay, Singapore
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| 詳細 | SHIZUOKAせかい演劇祭2026公式HP よりご確認ください |
【クレジット】主催:国際交流基金(JF)、SPAC -静岡県舞台芸術センター

SPAC -静岡県舞台芸術センター
公益財団法人静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center : SPAC)は、専用の劇場や稽古場を拠点に、俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う県立の劇団・劇場です。1997年から初代芸術総監督鈴木忠志のもとで本格的な活動を開始。2007年より宮城聰が芸術総監督に就任し、更に事業を発展させています。演劇の創造、上演、招聘活動以外にも、教育機関としての公共劇場のあり方を重視し、中高生鑑賞事業公演や人材育成事業、アウトリーチ活動などを続けています。
[お問い合わせ]
国際交流基金(JF)
文化事業部 舞台芸術チーム
電話:03-5369-6063
E-mail:pa@jpf.go.jp (メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)