劇作家アルフィアン・サアットと演出家モハマド・ファレド・ジャイナル(シンガポール)による『マライの虎─ハリマオ』公演・関連プログラム

国際交流基金(JF)は、SPAC -静岡県舞台芸術センターと共催し、日本とASEAN地域の舞台芸術関係者を対象とした人的交流事業「BIOTOPE(ビオトープ)」を2026年から2028年までの3年間にわたり実施します。初年度のプログラムの一つとして、「SHIZUOKAせかい演劇祭 2026」にて、劇作家アルフィアン・サアットと演出家モハマド・ファレド・ジャイナルによる『マライの虎─ハリマオ』を上演します。また関連プログラムとして、アルフィアン・サアットによるワークショップとトークを開催。ワークショップでは、自身の創作手法や思考プロセスを紹介するだけでなく、参加者との対話や意見交換を通じて、双方向的に学び合う時間を設けています。異なるバックグラウンドをもつアーティストと参加者が交流することで、新たな視点や創作のヒントが生まれる場となることを目指します。



- 笑いから問いへ─アルフィアン・サアットの演劇世界
- シンガポールの劇作家・アルフィアン・サアットは、歴史や政治、アイデンティティといった扱うことの難しいテーマを、鋭い知性と軽やかな笑いで包み込み、観客に手渡すことを得意としている。テアター・エカマトラ創設30周年を記念して書き下ろされた本作においても、その豊かな言語感覚と批評的な視点は存分に発揮されている。マレー系の俳優は自分の役を演じ、中華系の俳優は「そんなに悪くない悪役」を引き受け、日本人の俳優たちは「英雄でいるべきか?加害者なのか?それとも被害者?」と迷子になる。演劇ならではの躍動感のなかで、観客はまず笑いに引き込まれ、やがて思考を揺さぶられ、ふと立ち止まることになるだろう。
公演概要
| 日時 | 2026年4月25日(土曜日)、26日(日曜日)13時開演 ※各日開演25分前よりプレトークあり。 |
|---|---|
| 会場 | 静岡芸術劇場 |
| 上演時間 | 90分(休憩なし) |
| 上演言語/字幕 | 英語、マレー語、日本語、中国語上演/日本語、英語字幕 |
| 料金 | 一般 4,600円/高校生以下1,100円 ほか(全席指定)※1 |
| クレジット |
|
関連プログラム概要
【トーク】 『マライの虎─ハリマオ』アーティストトーク
本作にまつわる創作プロセスを、本作の劇作家・演出家とシンガポール演劇の第一人者滝口健氏とともに紐解いていきます。
| 日時 | 2026年4月26日(日曜日)10時30分~11時30分 |
|---|---|
| 会場 | 静岡芸術劇場2F カフェ・シンデレラ |
| 登壇者 |
|
| 参加費 | 1,000円(要予約/定員60名)※1 |
| 通訳 | 日本語、英語 |
| クレジット | 主催:国際交流基金(JF)、SPAC -静岡県舞台芸術センター |
【ワークショップ】 アルフィアン・サアット ワークショップ (演劇実践者向け)
本ワークショップでは、『マライの虎』の創作プロセスを中心に、シンガポール・東南アジアの演劇の状況や劇作家の役割について、第一人者であるサアットが話し、参加者とディスカッションをしていきます。東南アジアの演劇実践などに興味がある劇作家・演出家・俳優・プロデューサーなど演劇実践に携わる方々にとっては、今後の活動のヒントとなるでしょう。
| 日時 | 2026年4月27日(月曜日)10時~13時 |
|---|---|
| 会場 | 舞台芸術公園 稽古場棟「稽古場1」 |
| 講師 | アルフィアン・サアット |
| 対象 | 劇作家・演出家・俳優・プロデューサーなど演劇実践に携わる方々 |
| 参加費 | 一般 1,500円/U-25 1,000円(要予約)※1 |
| 通訳 | 日本語、英語 |
| クレジット | 主催:国際交流基金(JF)、SPAC -静岡県舞台芸術センター |
- 【SHIZUOKAせかい演劇祭 公式ウェブサイト】 https://festival-shizuoka.jp/program/tiger-of-malaya/
- ※1 【チケット購入・参加予約】 詳細はこちらから:https://festival-shizuoka.jp/ticket/
プロフィール
アルフィアン・サアット Alfian Sa’at(シンガポール)

(c)Rachel Ng
劇団ワイルド・ライスの座付き作家。詩、短編小説、戯曲など幅広い分野を執筆し、主な著作に『荒ぶる時(One Fierce Hour)』『記憶喪失の歴史(A History of Amnesia)』『クーリング・オフ・デイ(Cooling Off Day)』『マレー素描集(Malay Sketches)』などがある。ゴールデン・ポイント詩賞(2001年)、国立芸術評議会若手芸術家賞を受賞。シンガポール文学賞に複数回ノミネートされている。また、ライフ演劇賞では『ランドマークス』(2004年)、『ナディラ』(2010年)、『ホテル』(2016年)などの作品で最優秀オリジナル脚本賞を4度受賞している。
モハマド・ファレド・ジャイナル Mohd Fared Jainal(シンガポール)

(c)A.Syadig
ビジュアルアーツと舞台芸術の両方を探究する領域横断的な作品に取り組む。オープン大学/ラサール芸術大学にて芸術学修士(デザイン)を取得。演出家、パフォーマー、ビジュアルアーティスト、舞台美術家として、シンガポールの様々なアート団体と幅広くコラボレーションする。ストレーツ・タイムズ・ライフ!シアター賞、BOHキャメロニアン芸術賞など、数々の受賞歴を持つ。ビジュアルアート・コレクティ「ネオン・タイツ(Neon Tights)」の創設メンバーであり、2013年から2023年までテアター・エカマトラの芸術監督を務めた。また、マレー遺産センター(MHC)のコンサルタント業務に携わるほか、スクール・オブ・ザ・アーツ・シンガポール(SOTA)で教えている。ゴー・チョクトン青年功労賞受賞者。
[お問い合わせ]
国際交流基金(JF)
文化事業部 舞台芸術チーム
電話:03-5369-6063
E-mail:pa@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)