地点、中国上陸。 2015年、『ファッツァー』 北京公演

劇団「地点」による『ファッツァー」の写真
photo: Hisaki Matsumoto

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、劇団「地点」による『ファッツァー』を、2015年初夏、北京で上演します。
演出家・三浦基が代表をつとめる地点は、京都を拠点に国内外で活動を展開する劇団です。作品ごとに新たな手法をあみだし、俳優とともに豊かな演劇の大地を拓いてきました。これまで、モスクワやロンドンなど、海外公演を成功させてきましたが、2015年初夏、北京でベルトルト・ブレヒト作『ファッツァー』を公演します。また、公演に加えて、演出家や劇作家向けのワークショップも開催。日中現代演劇交流の新たなステージにどうぞご期待ください。

開催日程

『ファッツァー』公演
日時 2015年6月5日(金曜日)、6月6日(土曜日)全3回公演
会場 蓬蒿劇場(北京 中国)
演出家・劇作家のためのワークショップ
日時 2015年6月1日 (月曜日)、6月2日 (火曜日)、6月3日 (水曜日)
※連続参加が必要
会場 蓬蒿劇場(北京 中国)

プロフィール

地点(ちてん)

演出家・三浦基が代表をつとめる。京都を拠点に、国内外で活動を展開。2011年、チェーホフ『ワーニャ伯父さん』『桜の園』をモスクワのメイエルホリド・センターで上演。また、2012年にはロンドンのグローブ座からの招聘でシェイクスピア『コリオレイナス』の上演を成功させた。横浜にあるKAAT神奈川芸術劇場とは、開館以来、継続的な共同制作を行っている。2013年、本拠地である京都にアトリエ「アンダースロー」をオープン。

これまでの主な作品

2012年
  • 『トカトントンと』原作:太宰治
  • 『コリオレイナス』作:ウィリアム・シェイクスピア
  • *World Shakespeare Festival “Globe to Globe”参加作品
  • 『光のない。』作:エルフリーデ・イェリネク
  • *フェスティバル/トーキョー12、KYOTO EXPERIMENT2014参加
2013年
  • 『駈込ミ訴ヘ』原作:太宰治
  • CHITENの近未来語』構成:三浦基
  • 『ファッツァー』作:ベルトルト・ブレヒト
2014年
  • 『悪霊』原作:ドストエフスキー
2015年
  • 『三人姉妹』作:アントン・チェーホフ

三浦基(みうら・もとい)

三浦基氏の写真

地点代表、演出家。1973年生まれ。1996年、青年団(平田オリザ主宰)入団、演出部所属。1999年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。2001年帰国、地点の活動を本格化。2005年、京都へ拠点を移す。2007年よりチェーホフの四大戯曲をすべて舞台化する〈地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演〉に取り組み、第三作『桜の園』にて文化庁芸術祭新人賞受賞。ほか、2011年度京都市芸術新人賞など受賞多数。著書に「おもしろければOKか?現代演劇考」(五柳書院)。現在、京都造形芸術大学客員教授。

出演者

安部聡子(あべ・さとこ)

安部聡子氏の写真

福岡県生まれ。早稲田大学在学中から映画制作グループひぐらしで自主映画製作に携わる。16㎜映画『恋のたそがれ』(山口貴義監督、1994年)出演を機に俳優を志す。2年間の会社勤めの後、1992年より平田オリザ主宰の劇団「青年団」に入団。以降、舞台俳優として活躍する一方、映像分野においては、市川準監督作品に継続的に参加するなど、数多くの映画及びテレビCFに出演。三浦基演出作品への初出演は、『地点2∼断章・鈴江俊郎』(2002年)。 2005年、地点の俳優として演劇活動の拠点を京都に移す。

石田 大(いしだ・だい)

石田大氏の写真

千葉県生まれ。1994年、桐朋学園芸術短期大学演劇科卒業。同窓に三浦基。1995年、劇団「俳優座」に入団。千田是也演出『カラマーゾフの兄弟』で初舞台を踏む。以後、国内外で数多くの舞台に出演。イオン・カラミトル(ルーマニア)、ウィリアム・ガリンスキー(イギリス)など、海外の演出家との共同作業も多い。2004年、ヨン・フォッセ作『名前』で、初めて三浦基演出作品に出演。2005年、地点の俳優として演劇活動の拠点を京都に移す。

小河原 康二(おがわら・こうじ)

小河原康二氏の写真

東京都生まれ。1995年、平田オリザ主宰の劇団「青年団」に入団。三浦基演出作品への初出演は、松田正隆作『海と日傘』(1997年)。以降、チェーホフ作『三人姉妹』(2003年)、ヨン・フォッセ作『ある夏の一日』(2004年)に出演。青年団の公演のほか、東京での主な出演作品に、新国立劇場『城』(2005年、松本修演出)、五反田団『さようなら僕の小さな名声』(2006年、前田司郎演出)、サンプル『シフト』(2007年、松井周演出)、ハイバイ『ある女』(2012年、岩井秀人演出)など。2013年、地点の俳優として演劇活動の拠点を京都に移す。

窪田史恵(くぼた・しえ)

窪田史恵氏の写真

大阪府生まれ。京都教育大学教育学部入学と同時に演劇活動を開始。伊丹市立演劇ホールが長年に渡り普及事業として展開していた「AI・HALL演劇ファクトリー」6期生。大学卒業後は劇団「ロヲ=タァル=ヴォガ」に所属し、同劇団の作品に出演する。オーディションを経て出演を決めた『かもめ』(2007年)のマーシャ役で三浦基演出作品に初参加。その後、『三人姉妹』(2008年、三浦基演出)、『ディクテ』(松田正隆演出)等への出演を経て、2009年より地点所属。

河野早紀(こうの・さき)

河野早紀氏の写真

京都府生まれ。クラシック・バレエに親しみ、京都市立銅駝美術工芸高等学校卒業後、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科入学。学内での授業発表公演、サラ・ケイン作『4時48分サイコシス』(2007年)において、初めて三浦基演出作品に出演。アルトー作『チェンチ一族』(2008年、リーディング公演)より継続的に地点作品に出演し、大学卒業後の2010年より研修生として地点に参加。アルトー作『––ところでアルトーさん、』、芥川龍之介原作『Kappa/或小説』の出演を経て、2011年より地点所属。

小林洋平(こばやし・ようへい)

小林洋平氏の写真

山梨県生まれ。専門学校舞台芸術学院演劇本科卒業後、1998年、劇団「青年団」に入団。同年、三浦基演出作品『地点~四戯曲による二本立て構成』に出演。青年団時代の主な出演作品に『東京ノート』、『南島俘虜記』(いずれも平田オリザ作・演出)、青年団プロデュース『月の岬』、『雲母坂』(いずれも松田正隆作、平田オリザ演出)、青年団日韓交流企画『不眠症』(パク・チェミン演出)など。2005年、地点の俳優として演劇活動の拠点を京都に移す。

音楽(生演奏)

空間現代(くうかんげんだい)

空間現代の写真

2006年、野口順哉(gt.vo)古谷野慶輔(ba)山田英晶(dr)の3人により結成。編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲を、スリーピースパンドの形態で演奏。これによるねじれ、負荷が齎すユーモラスかつストイックなライブパフォーマンスを特徴とする。東京でのライブを活動の中心としつつもECD/飴屋法水/大橋可也&ダンサーズなど先鋭的なアーティスト達とのジャンルを超えたコラボレーションも積極的に行っている。

[お問い合わせ]

国際交流基金 (ジャパンファウンデーション)
文化事業部事業第1チーム
担当:玄田
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038

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