大田楽・狂言米国公演
~二世ウィーク日本フェスティバル~
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、米国・ロサンゼルスのリトル・トーキョーを中心に約1か月にわたり開催される、日系米国人の文化や歴史を祝う盛大なお祭り「二世ウィーク日本フェスティバル」において、大田楽および狂言公演を行います。今回、米国、スペイン、カナダなど海外経験も豊富な野村万蔵氏を中心とする公演団員16名が、大田楽公演では、色とりどりの花をあしらった大きな笠をまとい、腰鼓や編木をつけて躍る人々が様々なパフォーマンスを中世の絵巻物さながらに華やかに繰り広げます。また、狂言公演では、庶民の日常や説話などを題材に、人間の習性や本質をするどく切り取った喜劇で観客を笑いとともに魅了し、お祭りを盛り上げます。
開催日程
日時 | 2015年8月22日(土曜日) 13時~16時 |
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会場 | 国際交流基金ロサンゼルス日本文化センター |
日時 | (1) 2015年8月23日(日曜日) 14時~15時 (2) 2015年8月23日(日曜日) 16時~16時30分 |
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会場 | (1) ノグチ広場 (2) 1st Street |
日時 | 2015年8月25日(火曜日) 20時~21時30分 |
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会場 | 日米文化会館 (130席) |
日時 | 2015年8月26日(水曜日) 17時~18時30分 |
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会場 | University of Southern California |
概要
出演者 | 野村万蔵、河野佑紀、中井愛、掛下寿美、合場裕、東本拓実、安島彩美、中出磨希、立山芽衣、道原育子 |
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スタッフ | 音楽: 稲葉明徳、山下由紀子 演出部: 菅原香織 構成: 江口千代美 衣装: 赤坂久美 制作: 赤坂明子 |
主催 | 独立行政法人国際交流基金 |
共催 | 2世ウィークファンデーション、日米文化会館、南カリフォルニア大学、在ロサンゼルス総領事館 |
プロフィール
野村万蔵
父は初世野村 萬(まん)(七世万蔵 本名太良)、
人間国宝・芸術院会員・日本芸能実演家団体協議会会長・能楽協会理事長)。祖父は故六世野村万蔵(人間国宝)。
2000年に万蔵家の分家である与左衛門家を150年振りに再興し二世野村与十郎を襲名。2005年1月、兄野村万之丞急逝により、本家の名跡九世野村万蔵を襲名、野村万蔵家九代目当主となる。幼少より祖父および父から厳しい稽古を受け、4歳にて「靱猿」の子猿役で初舞台を踏む。以後、「奈須与市語」(1985)「三番叟」(1988)「釣狐」(1990)「金岡」(1994)「花子」(1996)と、狂言の大曲秘曲を数多く演じる。
万蔵家一門の組織、萬狂言(よろずきょうげん)を率い、国内での公演にとどまらず、米国、カナダ、スペイン、韓国などにて公演を催す。父である野村萬ゆずりの品位ある芸風は、現代では貴重な存在となっている。 古典以外にも、復曲新作の能や狂言、さらには現代劇などにも出演し、狂言以外の俳優としても高い評価を得ている。狂言の普及に努め、お笑いタレントの南原清隆と「現代狂言」を立ち上げ、今年で10年になる。狂言を学びたいタレントや芸人に指導し、彼らをナビゲーターとして登場させた「ファミリー狂言会」や、セイン・カミュが解説する、外国人(英語)のための狂言会「YOKOSO KYOGEN」を立ち上げ、若者や外国人にも楽しんでもらえる狂言の紹介を行っている。また、狂言界の次世代の育成にも力を注ぎ、流派や家の垣根を超えた若手狂言師の会「立合狂言会」を2015年から始めている。
山代大田楽
狂言「棒縛り」
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国際交流基金 (ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:加藤大介
電話 : 03-5369-6061