英国ロンドンで開催されるジャパン祭りにて「青笹しし踊り」、「手妻」の公演を実施
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、9月25日(日曜日)に英国ロンドンで開催される「ジャパン祭り」に、岩手県を代表する民俗芸能のひとつである「青笹しし踊り」と、江戸時代より伝わる日本伝統奇術「手妻」の数少ない継承者の一人である藤山大樹氏を派遣いたします。
ジャパン祭りは、日本のお祭りと同様、日本食や音楽、踊りを楽しめる参加型のイベントで、ロンドン市と在英国日本国大使館のサポートの下、ロンドンの日系関連団体が母体となり、英日の文化交流を目的として2009年より毎年開催され、今年で8年目を迎えます。
「青笹しし踊り」の美しく豪快で勇壮な踊りと、形式美を重んじる日本ならではの奇術「手妻」を祭りに訪れる多くの人に披露し、ジャパン祭りを盛り上げるとともに、日本の伝統芸能の魅力を伝えます。
概要
英国(ロンドン)
日程 | 2016年 9月25日(日曜日) |
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会場 | ジャパン祭り会場(トラファルガー広場) |
主催 | 国際交流基金 |
※「青笹しし踊り」ならびに「手妻」の詳しい出演時間については、ジャパン祭り公式ウェブサイトでご確認ください。
出演者プロフィール
青笹しし踊り(岩手県遠野市)
岩手県を代表する民俗芸能のひとつで、しし頭をかぶり、お囃子に合わせて体を被う前幕を振り動かして踊る、幕踊り系のしし踊り。1700年代はじめの頃、「踊り嘉兵ヱ(おどりかへえ)」という人物によって伝えられたといわれる。
昭和39年に、青笹地区の「糠前(ぬかまえ)」「中下(なかしも)」「中沢(なかざわ)」の三集落で継承されていた3つのしし踊りが統合し、現在の「青笹しし踊り」となり、昭和40年に保存会が結成される。統合された昭和39年に遠野市指定無形文化財となり、昭和49年には岩手県から無形文化財の指定を受け、昭和53年には文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財」として選択される。 地元の小・中学校では、昭和42年から伝統芸能の継承活動として「青笹しし踊り」を学習に取り入れ、保存会の指導のもと運動会や遠野まつりなどで練習の成果を披露するなど、地域をあげて伝承活動に取り組んでいる。
藤山大樹(手妻師)
日本伝統のマジック「手妻(てづま)」の数少ない継承者の一人。
15歳の時にマジックに興味を持ち、大学時代には国内外様々な大会で優勝。
大学卒業と同時に、手妻の大家で文化庁芸術祭「大賞」を含む三度の芸術祭賞を受賞されている藤山新太郎に師事して手妻師の道を歩み始める。2014年、韓国で開催されたマジックのアジア大会で優勝。2015年、イタリアで開催された世界大会では日本代表として出場し、部門 第5位。現在、藤山大樹はマジック界で最も注目されている若手マジシャンの一人で、公益社団法人日本奇術協会からも、その年最も活躍が期待されるマジシャンに送られる賞「ホープ賞」を2015年に授与される。
手妻を通して日本の文化を世界に向けて発信するべく、外国人に向けての公演にも精力的に取り組んでおり、その活動は多くのメディアに注目され取り上げられている。
[お問い合わせ]
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第2チーム
担当:小野寺、武田
電話:03-5369-6063
Eメール:arts2@jpf.go.jp
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