勅使川原三郎/KARAS×アコスタ・ダンサによる新作トリプル・ビル『ENCUENTROS』公演をキューバで実施
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、日本からキューバへの移民120周年を記念し、日本・キューバのダンス協働事業として、2018年4月にキューバ・ハバナ市において『ENCUENTROS』公演を開催します。本公演は、キューバのダンスカンパニーAcosta Danza所属のダンサーを起用し、勅使川原三郎/KARASが振付・演出を行う新作『One thousand years after』に加え、KARASによる新作デュオ作品『Lost in dance』及びAcosta Danzaの新作によるトリプル・ビルです。会場は、キューバ随一の劇場である、通称アリシア・アロンソ劇場。
同時期に、日本現代美術のグループ展である『近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展』を開催し、広く日本の現代芸術を紹介します。
(c) Alfredo Anceschi
概要
日時 | 2018年4月6日(金曜日)、7日(土曜日)20時30分開演 4月8日(日曜日)17時開演 |
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会場 | グラン・テアトロ・デ・ラ・ハバナ「アリシア・アロンソ劇場」 |
主催 | 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)、アコスタ・ダンサ、在キューバ日本国大使館、キューバ舞台劇術評議会 |
協力 | 勅使川原三郎/KARAS |
演目(トリプル・ビル) |
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作品コンセプト | 『Lost in dance』及び『One thousand years after』については、こちらをご覧ください。【PDF:92KB】 |
チケット | アリシア・アロンソ劇場窓口にて、4月3日(火曜日)より全公演分発売予定、チケット代は30CUC(外国人向け)。 劇場キャパシティは1100席程度だが、外国人向けには各公演60席程度のみの販売を予定。 |
プロフィール
勅使川原 三郎(てしがわら さぶろう)
(c) Akihito Abe
クラシックバレエを学んだ後、1981年より独自の創作活動を開始。1985年、宮田佳と共にKARASを結成し、既存のダンスの枠組みではとらえられない新しい表現を追及。類まれな造形感覚を持って舞台美術、照明デザイン、衣装、音楽構成も自ら手掛ける。光・音・空気・身体によって空間を質的に変化させ創造される、かつてない独創的な舞台作品は、ダンス界にとどまらず、あらゆるアートシーンに衝撃を与えるとともに高く評価され、国内のみならず欧米他、諸外国の主要なフェスティバルおよび劇場の招きにより多数の公演を行う。
2009年に紫綬褒章を受章、2017年にはフランス芸術文化勲章も受章するなど、国内外で高い評価を受けており、また、パリオペラ座バレエ団への振付等、バレエ・コンテンポラリーダンスを問わず、国際的な協働が可能な数少ない日本人アーティスト。
佐東 利穂子(さとう りほこ)
(c) Akihito Abe
1995年からKARASワークショップに参加。1996年より勅使川原三郎振付の全グループ作品に出演。また、佐東のためのソロ作品も創作され、世界中で公演を行ない高い評価を得ている。刃物のような鋭利さから、空間に溶け入るような感覚まで、質感を自在に変化させる佐東のダンスは、身体空間の新たな次元を切り開く芸術表現として国際的に注目されている。
2012年日本人で初めて第40回レオニード・マシーン賞、2018年に芸術選奨 文部科学大臣賞など、受賞は国内外にわたる。
勅使川原の創作の振付・演出助手も務めている一方、近年は佐東自身への振付依頼が海外からき始めている。
アコスタ・ダンサ
英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル・ダンサーとなった、世界的バレエ・ダンサーであるカルロス・アコスタがキューバに設立したダンスカンパニー。バレエ及びコンテンポラリーダンスの経験をもつダンサーをそろえた、ハイレベルなダンスカンパニー。国内外の振付家との協働制作も行っており、昨年は、英国ツアーも成功させている。
※『One thousand years after』出演ダンサー
ハイロン・ペレス
カルロス・L・ブランコ
セレイディ・クレスポ
フリオ・レオン
ガブリエラ・ルゴ
ケイビン・マルティネス
ラウラ・ロドリゲス
ハビエル・ロハス
キューバでのダンス公演とそのクリエイションに関する勅使川原三郎氏へのインタビューを「をちこちMagazine」に掲載しています。
[お問い合わせ]
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 事業第1チーム
担当:二子、泉
電話:03-5369-6061 ファックス:03-5369-6038
Eメール:arts1@jpf.go.jp
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