日本ASEAN友好協力50周年・日本インドネシア国交樹立65周年記念 劇団SCOT『ディオニュソス』インドネシア公演

日本ASEAN友好協力50周年記念のロゴ
日本インドネシア国交樹立65周年記念のロゴ

国際交流基金(JF)は、2023年10月、日本ASEAN友好協力50周年及び日本インドネシア国交樹立65周年記念事業として、鈴木忠志氏が主宰する劇団SCOTの『ディオニュソス』をインドネシアで公演します。首都ジャカルタでの本作の上演は初めてのことです。

本作品は、2015年から3年をかけて、JFアジアセンター(現在は改組)事業の一環で、日本とインドネシアの国際共同制作事業として制作されました。2018年にはSCOTサマー・シーズン(日本・利賀<初演>)とインドネシア・ジョグジャカルタ(プランバナン寺院群)で、2019年にはシンガポール国際芸術祭と第9回シアター・オリンピックス(日本・利賀)などで上演されました。
2018年の公演時には、出演者15名のうち劇団SCOTの俳優と中国人俳優が1名ずつ、その他13名はインドネシア人俳優で構成。インドネシア各地の島出身の俳優が、それぞれの島の方言を話すという新しい試みがなされ、好評を博しました。
2015年以降、インドネシアの舞台芸術プロデューサーであるレスツ・クスマニングルム氏によって選ばれたインドネシア人俳優が、毎年のように利賀村で開催される鈴木氏のサマー・キャンプに参加し、トレーニングを積んできました。今回はその中から選ばれた数名が、SCOTの俳優とともに出演します。

本公演を通じて、広くインドネシアの観客や舞台芸術関係者に両国のアーティストらによる国際共同制作の成果を披露するとともに、今後のさらなる両国間の舞台芸術交流の促進を期待します。

ディオニュソス公演中の様子、クローズアップとロングショットの2点の写真

劇団SCOT『ディオニュソス』インドネシア公演

日時 2023年10月26日(木曜日)、27日(金曜日)20時(現地時間)
会場 ジャカルタ芸術劇場(GEDUNG KESENIAN JAKARTA
チケット チケット購入方法についてはこちらのメールアドレスにお問い合わせください。
Eメール:dionysusinindonesia@gmail.com
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)
主催 国際交流基金(JF)、Bumi Purnati Indonesia
制作 劇団SCOTPurnati Indonesia
協力 在インドネシア日本国大使館

プロフィール

【鈴木忠志 プロフィール】

鈴木忠志氏の写真演出家、劇団SCOT主宰、(公財)利賀文化会議理事長。1966年、劇団SCOTSuzuki Company of Toga)を創立。1976年、富山県利賀村(現・南砺市)に劇団の本拠地を移し、1982年より世界演劇祭「利賀フェスティバル」を開催。世界各地での上演活動や共同作業など国際的に活躍するとともに、俳優訓練法スズキ・トレーニング・メソッドはモスクワ芸術座やニューヨークのジュリアード音楽院、中国国立中央戯劇学院など世界各国の劇団や学校で学ばれている。シアター・オリンピックス国際委員。日中韓共同事業BeSeTo演劇祭の創設者。主な演出作品に、『ディオニュソス』、『リア王』、『世界の果てからこんにちはⅠ・Ⅱ』。著書に『演劇とは何か』(岩波書店)、『Culture is the Body』(TCG・全米演劇人協議会)など。
鈴木忠志・SCOT (Suzuki Tadashi・Suzuki Company of Toga)

【レスツ・クスマニングルム プロフィール】

レスツ・クスマニングルム氏の写真1965年生まれ。プロデューサー、芸術監督であり、バリ舞踊ダンサーでもある。主要なライフワークであるダンス上演と景観設計の分野で、インドネシアと海外で幅広く活躍している。1999年には、設立者の一人として国際的な非営利文化財団「バリ・プルナティ芸術センター」を創設。プロデューサーとしては、ロバート・ウィルソンがインドネシアの神話的叙事詩を演出舞台化した『イ・ラ・ガリゴ』や、鈴木忠志演出による日本・インドネシア共同制作の『ディオニュソス』をプロデュースしている。
2014年にはイタリアとインドネシアの文化・社会交流の促進に貢献したとして、イタリア政府から「イタリアの星勲章」を、2019年にはジャカルタにおける創造者、先駆者、革新者としての役割に対してインドネシア教育文化省から「文化賞」を授与されている。
Yayasan Bali Purnati | The Bali Purnati Center For The Arts
Bumi Purnati

【お問合せ】

国際交流基金(JF
文化事業部 舞台芸術チーム
担当:松岡、近藤
電話: 03-5369-6063
Eメールアドレス:pa@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)

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