中国・北京で開催される声囂劇読祭(Sound & Fury Play Reading Festival)にて 『太陽』(作:前川知大)のリーディング公演を実施

国際交流基金(JF)は、中国・北京で開催される声囂劇読祭(Sound & Fury Play Reading Festival)との共催により、2022年度戯曲翻訳出版事業により出版した戯曲『太陽』のリーディング公演を行います。また、本公演に合わせて、劇作家の前川知大氏を中国に派遣します。

声囂劇読祭は、2018年に始まった新作戯曲と海外の戯曲を紹介するためのプラットフォームで、2023年までに中国大陸、台湾、香港、英国、スイス等から多くの脚本家、演出家、俳優など若手の演劇人が参加し、オープンでダイナミックな演劇シーンの構築に寄与しています。今年は中国大陸内の新作2本に加え、日本、エストニアからの作品を合わせて計4本のドラマ・リーディング公演が行われます。

前川氏は公演後のQ&Aに加え、本フェスティバル芸術監督の陳思安氏との対談イベントにも参加。JFは、本事業を通じ中国の演劇人や演劇ファンとの交流によって、中国における対日理解が深まることを期待しています。

太陽のようなライトを背景にした舞台上の様子
撮影:田中亜紀

声囂劇読祭(Sound & Fury Play Reading Festival)『太陽』公演・Q&A
日時 公演:2024年11月9日(土曜日)19時30分~21時
Q&A:2024年11月9日(土曜日)21時~21時40分
※声囂劇読祭は11月9日~10日に開催。
会場 中間劇場(The Inside-Out Theater、北京市)
料金 60元(当日券あり)
  • 主催:国際交流基金(JF)
  • 共催:声囂劇読祭(Sound & Fury Play Reading Festival)
  • 協力:エッチビイ株式会社
陳思安氏(声囂劇読祭・芸術監督)との対談イベント
日時 2024年11月8日(金曜日)19時30分~
会場 碼字人書店(遠東科技文化園店)
料金 入場無料(予約不要)
  • 主催:国際交流基金(JF)
  • 共催:声囂劇読祭(Sound & Fury Play Reading Festival)
  • 協力:エッチビイ株式会社

プロフィール

前川知大

1974年新潟県柏崎市生まれ。劇作家、演出家。
2003年に活動の拠点とする劇団「イキウメ」を結成。
目に見えないものと人間との関わりや、日常の裏側にある世界からの人間の心理を描く。
空間・時間をシームレスに編集する演出を特徴とする。
独自の作風で話題を集め、国内の演劇賞を多数受賞する。
2022年、パリでイキウメの海外公演『外の道』を上演(パリ日本文化会館)。
近年ではさまざまな言語(フランス語、韓国語、スペイン語、英語、ロシア語、アラブ語、中国語)での翻訳版の出版が続き、海外の劇場による上演やリーディングが行われている。
『散歩する侵略者』(ソウル・アルコ芸術劇場、パリ市立劇場ほか)
『太陽』(ソウル・ドゥサン アートセンター、国立チョンドン劇場ほか)。
2024年、読売演劇大賞で『人魂を届けに』が最優秀作品賞を受賞。
イキウメ『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』を東京・大阪で上演。
台北で『太陽』、仁川で『天の敵』、ソウルで『関数ドミノ』が上演される。

PANJインタビュー:

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF)
文化事業部 舞台芸術チーム
担当:湯橋
電話: 03-5369-6063
Eメール:pa@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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