東南アジア4か国から児童書編集者4名を招へいします。(2025年9月14日~20日)

JF(国際交流基金)では、2025年9月、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムの4か国から児童書・絵本の編集者4名を7日間招へいします。

JFは2025年4月に、JBBY(日本国際児童図書評議会)との共催により、第62回ボローニャ国際児童図書展に出展しました。同図書展で実施し、好評を博したパネルセッション「アジアの風―東南アジアの国の絵本」にご参加いただいた4名の編集者の方々を、日本へ招へいします。

日本滞在中は、専門家によるレクチャーや、児童書出版社や書店への訪問、図書館や美術館等の絵本関連施設の見学を通して日本の児童書文化への理解を深めると同時に、絵本・児童書に携る様々な専門家の方々との意見交換を行い、各国での今後の編集者としての活動に活かすことのできる機会を提供します。 また、国際交流基金本部にて実施するトークイベント「アジアからの風~東南アジアの絵本との出会い~」では、知られざる東南アジアの絵本の魅力と、各国で絵本・児童書を取り巻く環境について、日本の出版関係者を中心に幅広く一般に向けて紹介します。 トークイベントと同時に開催する「世界の子どもの本展」では、特別企画として4名が所属する出版社が手掛けた絵本を展示します。

今回の招へい事業を通じて、絵本・児童書分野での東南アジア各国との交流の輪がさらに広がり、将来の日本と東南アジアにおける共創的な事業への足掛かりとなることを願っています。

本事業の企画・実施にあたっては、絵本評論家の広松由希子さん、JBBY(日本国際児童図書評議会)にご協力頂きました。

パネルセッションの登壇者5名が写っている
第62回ボローニャ国際児童図書展 パネルセッション「アジアの風―東南アジアの国の絵本」にて 広松由希子さんと(2025年4月)

パネルセッションの観客数十人が登壇者を見ている
パネルセッション会場の様子(2025年4月)

参加者一覧

  • Wing Yan(Odonata 出版/マレーシア)
  • Laura Peh(Cinnamon Art 出版/シンガポール)
  • Kuerkamol Niyom(Saan Aksorn 出版/タイ)
  • Le Thu Phuong Quynh(Crabit Kidbooks 出版/ベトナム)

滞在プログラム

日本滞在期間:2025年9月14日(日曜日)~20日(土曜日)

主なプログラム内容

■レクチャー

  1. 1.講師:広松由希子(絵本評論家)
    「日本の絵本の歴史・文化に関するギャラリートーク」(国際子ども図書館・児童書ギャラリー見学)
  2. 2.講師:野上暁(児童文学・文化評論家/日本ペンクラブ副会長)
    「日本の児童書の現況-絵本を中心にー」(Book House Cafeにて実施)

■出版社訪問

  1. 1.福音館書店
  2. 2.童心社
  3. 3.ブロンズ新社

■書店訪問

  1. 1.教文館ナルニア国
  2. 2.丸善(丸の内本店)児童書コーナー

■図書館・美術館訪問

  1. 1.板橋区立美術館
  2. 2.板橋区立図書館
  3. 3.国際子ども図書館
  4. 4.ちひろ美術館
  5. 5.PLAY! MUSEUM

■公開トークイベント

トークイベント「アジアからの風~東南アジアの絵本との出会い~」(2025年9月17日)

(以上、敬称略)

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