国際シンポジウム少子高齢化をアドバンテージに変えるには〜日独が目指す新しい社会・労働市場政策のかたち〜
先進諸国では、少子高齢化の進展に伴い、社会構造のあり方が問われると共に、社会保障制度を維持するための財源確保や経済成長の維持が困難となり、多くの国で対応を迫られています。特に、日本とドイツは、先進諸国の中でも、最も早いスピードで少子高齢化が進展しており、社会保障制度改革、労働人口減少等、多くの共通課題を抱えています。
しかし、見方を変えれば、少子高齢化の進展が早い日本とドイツが、それに伴う諸課題に対処できれば、少子高齢化社会への対応で世界のロールモデルになることができるのではないでしょうか?マイナス面ばかりを強調するのではなく、その課題を踏まえた上で、経済・社会活性化の新しいあり方を追求する一つの機会として捉えることもできるのではないでしょうか?
このシンポジウムでは、日独の政府機関・民間企業・学界・NPOから専門家を迎え、社会保障制度、労働人口減少への対策、少子高齢化社会での人材活用、今後の政治・経済のビジョン等について議論を行い、どのように少子高齢化がもたらす諸課題を克服し、それらをアドバンテージに変えていくことができるか考えます。
日時 | 2013年6月21日(金曜日)9時~18時 [開場:8時40分] |
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会場 | 国際交流基金 JFICホール「さくら」アクセス 東京都新宿区四谷4-4-1 |
会議言語 | 言語:ドイツ語、日本語、一部英語 (日独同時通訳、一部日英同時通訳付き) |
参加費 | 無料/要事前申込み |
主催 | 国際交流基金、コンラート・アデナウアー財団(KAS) |
お申込み方法 | 6月17日(月曜日)までに、参加される方のお名前(ふりがな)・ご所属・連絡先を明記の上、E-mail (KAS-Tokyo@kas.de)までお申し込み下さい。 (お申し込みに対する返信は行っておりません。お申し込みが定員に達した場合にのみ、恐縮ですがお断りのメールをお送りさせていただきます。) |
お問合せ先 |
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プログラム
9時~9時15分 開会の挨拶
田口栄治(国際交流基金理事)
ヨルク・ヴォルフ(KASアジア地域経済政策代表)
9時15分~10時45分 基調講演
- 「日本の少子高齢化社会の現状と今後」
- 秋山弘子(東京大学高齢社会総合研究機構教授)
- 「ドイツの少子高齢化社会の現状と今後-日独比較の視点から-」
- トゥスネルダ・ティヴィック(ロストック大学教授)
<東アジア諸国の現状と今後―隣人に学ぶ―>
- 「中国の少子高齢化社会の現状と今後」
- 张翼(チャン イー)(中国社会科学院 教授)
- 「韓国の少子高齢化社会の現状と今後」
- 金修完(キム スワン)(江南大学校 教授)
10時45分~12時15分 【パネル1】
少子高齢化社会にむけた社会保障制度設計 ドイツの対応
―現在までの成果、今後の計画・課題―
講演者
マーティン・ヴァーディング(ルール大学ボーフム教授)
司会者
ミヒャエル・ボーヒャード(KAS政治コンサルティング部部長)
パネリスト
宮本太郎(中央大学教授)
カルステン・リンネマン(ドイツ連邦議員)
藤森克彦(みずほ情報総研 主席研究員)
13時15分~14時45分 【パネル2】
人口減少への対応策―ワークライフバランスを中心に―
ドイツの対応―現在までの成果、今後の計画・課題―
講演者
エンツォ・ウェーバー(ドイツ労働市場・職業研究所教授)
司会者
エーファ・リントフライシュ(KAS労働市場・社会政策コーディネーター)
パネリスト
権丈英子(亜細亜大学教授)
エリザベット・ナイファー=ポルシェ(ドイツ連邦労働社会省)
14時45分~16時15分 【パネル3】
少子高齢化社会での人材活用とダイバーシティエンパワーメント
ドイツでの先進的人材活用政策
講演者
ルードルフ・カスト(ドイツ人口統計学ネットワーク)
司会者
エーファ・リントフライシュ(KAS労働市場・社会政策コーディネーター)
パネリスト
宮島香澄(日本テレビ放送網株式会社 報道局 解説委員)
鈴木暁子(ダイバーシティ研究所理事)
16時30分~18時 【パネル4】
少子高齢化をアドバンテージに変えるには―政治・経済のビジョンを描く―
- 「党員と多様な有権者の間で:国民政党のコミュニケーション戦略における新しい条件」
- カール=ルドルフ・コルテ(デュイスブルグ-エッセン大学教授)
- 「ドイツの事例:高齢化対策の成功と失敗」
- カルステン・リンネマン(ドイツ連邦議員)
司会者
ミヒャエル・ボーヒャード(KAS政治コンサルティング部部長)
パネリスト
猪口邦子(参議院議員、元内閣府特命担当大臣 少子化・男女共同参画担当)
村田裕之(東北大学スマート・エイジング国際共同研究センター教授)
18時 総括
田口栄治(国際交流基金理事)
- ※スピーカー、パネリストは急遽変更になる場合がございます。