国際シンポジウム「北アフリカと日本の21世紀:国際文化交流が築く平和な共生社会」

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、明治大学軍縮平和研究所と共催で「北アフリカと日本の21世紀-国際文化交流が築く平和な共生社会」と題し、北アフリカ及び日本の有識者が文化・知的交流が果たし得る役割について語り合う国際シンポジウムを開催いたします。

近年、北アフリカを初めとするアラブ諸国の政治状況は急速に変化し、様々な形で社会に影響を与えています。それらは報道を通じて日々日本にも伝えられていますが、その情報の多くは政治や経済に関することです。また日本企業の益々の進出が期待される地域でありながら、外国人を標的としたテロ事件等が発生するたびに同地域への誤解が生じたり、相互理解が滞留したりする可能性は排除できません。
北アフリカ地域の一般市民が何を感じているのか、また日本に対してどのように考えているのか、といった生の声を聞くことが重要なのではないでしょうか。本シンポジウムでは、北アフリカと日本において、多面的な相互理解や共感を生みだすために、これからの文化交流・民間交流が果たし得る役割について語り合います。

開催概要

日時 2013年11月20日 (水曜日)
15時-19時 (開場:14時45分)
場所 明治大学リバティホール
(千代田区神田駿河台1-1明治大学リバティタワー1階)

【最寄り駅】 丸の内線御茶ノ水駅、千代田線新御茶ノ水駅、都営三田線神保町駅より徒歩5分
使用言語 日本語、英語 (同時通訳)
主催 国際交流基金、明治大学軍縮平和研究所
後援 外務省
主な参加者
<基調講演・パネリスト>
勝俣 誠 (明治学院大学国際学部教授、国際平和研究所所長)
<モデレーター>
福田 邦夫 (明治大学商学部教授、軍縮平和研究所所長)
鷹木 恵子 (桜美林大学人文学系教授)
<パネリスト>
モハメド・アイト・ラシュゲール (モロッコ、テレビ・ラジオ局SNRTチーフ編集者)
アブドルバーシト・ムハンマド・ベンギース (リビア、国営「リビア通信」国際報道部記者)
ターレク・シェヒディ (チュニジア、アフリカ開発銀行コーディネーター)
アフメド・ムスタファ・ハフェズ (エジプト、アラブ連盟北京支部臨時代理大使)
ヌラ・コルト (チュニジア、国営ラジオ・チュニス国際ラジオ放送局ラジオ制作者/パーソナリティ)
スマイル・デベシュ (アルジェリア、アルジェリア第3大学教授)
布施 広 (毎日新聞専門編集委員、季刊「アラブ」編集長)
粕谷祐己 (金沢大学国際学類ヨーロッパコース教授)
スケジュール
14時45分
受付開始
15時00分 - 15時05分
主催者挨拶
15時05分 - 15時25分
基調講演「アルジェリアのイナメナス人質事件から考える - 国際文化交流が築く平和な共生社会(仮題)」(勝俣誠)
15時25分 - 16時55分
セッション1「日本での北アフリカの存在とその映り方を再考する」(モデレーター:福田邦夫)
16時55分 - 17時15分
休憩
17時15分 - 18時55分
セッション2「北アフリカで日本の文化や価値観をより良く知ってもらうために」(モデレーター:鷹木恵子)
18時55分 - 19時
閉会挨拶
申し込み 入場無料ですが、事前申し込みが必要です。
タイトルに「北アフリカ国際シンポジウム」と明記し、本文に氏名、ご所属、連絡先を記載の上、2013年11月18日(月曜日)までに、north_africa_symposium@hotmail.comまでEメールにてお申し込みください。
  • * メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。
  • * 宛先は明治大学内の本シンポジウム事務局のメールアドレスです。個人情報については、本シンポジウムの受付以外には利用しません。)

パネリスト

モハメド・アイト・ラシュゲール (モロッコ、テレビ・ラジオ局SNRTチーフ編集者)

モロッコの主要放送局National Society of Radio and Television (SNRT) テレビ・ラジオ局の主席のチーフ編集者。マスメディア界でその手腕を振るっている。SNRT では特別番組を率い、中央情報部門においてもチーフ編集者を務めた。多くのドキュメンタリーを制作、多数が評価されている。 2008年12月より、The National Action Plan for Democracy and Human Rights (PANDDH) (民主主義および人権に関する国家行動計画) 運営委員会メンバー、The Euro- Med project news in SNRT代表、The Arab States Broadcasting Union (ASBU) (アラブ諸国放送組合) の委員などさまざまな委員会に名を連ねている。


アブドルバーシト・ムハンマド・ベンギース (リビア、国営リビア通信(LANA)国際報道部記者)

報道の自由、言論の自由に対する厳格な制限が取り払われたリビアにおいて、幅広い国際ニュースを取材、配信してきたジャーナリスト。国営リビア通信(LANA、アラビア語の頭文字をとってWALとも呼ばれている)は、2011年のリビアの内戦の最中にベンガジで設立され、同年8月に正式な通信社に。現在は、リビア国内に記者を配置し、ニュース配信、政府による声明、リビアの公式声明のニュースなどを配信している。なお、リビアにおけるメディアの状況は変化しており、現在は、さまざまな種類の新聞が発行されている。


ターレク・シェヒディ (チュニジア、アフリカ開発銀行コーディネーター)

アフリカ開発銀行 (AFDB)でコーディネーター業務に従事。上智大学で博士号を取得。日本社会・文化に造詣が深く、滞在経験も豊富なキャリアを生かして、能など日本の伝統文化の紹介や日本人画家の招へいなど、日本とチュニジアの教育および文化交流に積極的に貢献している。また、そろばんなど日本独特の教育方法を導入した学校教育機関を国内で複数運営するなど、ビジネスや経営にもセンスを発揮。あらゆる分野で、二国間の架け橋となる活動を精力的に行っている。


アフメド・ムスタファ・ハフェズ (エジプト、アラブ連盟北京支部臨時代理大使)

エジプト・アインシャムス大学卒業後、1993年にアラブ連盟に入局、2008年より北京に駐在し、各種の閣僚級会議やアラブ中国協力フォーラムなどの実施に尽力。


ヌラ・コルト (チュニジア、国営ラジオ・チュニス国際ラジオ放送局ラジオ制作者/パーソナリティ)

チュニジア国営ラジオ・チェニス国際ラジオ放送局(Radio Tunis Chaîne Internationale)において、ラジオ番組のプロデューサーとパーソナリティーを兼任。フランス語のボイスオーバーなどもこなす。多言語に長けた才能を生かし、教育分野でも活躍。アジアの武道もたしなみ、合気道、剣道、太極拳、ヨガなどに精通。


スマイル・デベシュ (アルジェリア、アルジェリア第3大学教授)

政治学および国際関係学を専門とする。英国ヨーク大学にて政治学および国際関係論の修士号と博士号を取得。現在、アルジェリア第3大学政治学および情報系学部において、日本、中国、ASEAN (東南アジア諸国連合) などのアジア研究を主に担当。また、国内外のアジア関連の講演や国際交流活動も多数。著書や学術論文も精力的に執筆。

お問い合わせ

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
日本研究・知的交流部 欧州・中東・アフリカチーム
担当:曽根
電話:03-5369-6071 / ファックス:03-5369-6041

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