国際シンポジウム 新たなステージを迎えた日・ASEAN関係 ―グローバル・パートナーシップの構築に向けて ~日本ASEAN友好協力50周年を迎え、次世代の有識者が今後の展望を語る~

国際シンポジウム新たなステージを迎えた日・ASEAN関係グローバル・パートナーシップの構築に向けて International Symposium on the 50th Year of ASEAN-Japan Friendship and Cooperation 2023.3.16 Thursday 会場:ザ・プリンス パークタワー東京コンベンションホール YouTube(同時配信)

国際交流基金(JF)は2023年3月16日(木曜日)、日本ASEAN友好協力50周年を記念し、国際シンポジウム「新たなステージを迎えた日・ASEAN関係ーグローバル・パートナーシップの構築に向けてー」を開催します。ASEAN(東南アジア諸国連合)独自の地域協力の構想「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」の形成に大きく寄与したマルティ・ナタレガワ元インドネシア外務大臣や、「アジアのノーベル賞」として名高いマグサイサイ賞を主宰するラモン・マグサイサイ賞財団のスーサン・アファン理事長ら東南アジアを代表する知識人や次世代の有識者13人が来日し、日本の有識者と次の半世紀に向けた新たな日・ASEAN関係について議論します。

日本とASEANの関係は、1973年11月に設立された日・ASEAN合成ゴムフォーラムに始まり、1977年の福田ドクトリンを起源とする「心と心のパートナー」を基盤に、目覚ましい発展と深化を遂げてきました。日本とASEAN諸国の貿易額は24兆円(2021年)を超え、日本の貿易総額の約15%を占める規模にまで成長しています。また、両者の人の往来も、約940万人(2019年)に上るなど、10年前に比べて飛躍的に拡大してきました。その一方、両者はともに、ロシアのウクライナ侵略などにより不安定化する国際秩序や気候変動・自然災害などグローバルな共通課題への対処、各国に見られる経済格差、社会における相互不信の是正に向けた取り組みなど、次の50年に向けてより一層の国際協調を進めていく必要に迫られています。本シンポジウムでは、基調講演者としてマルティ・ナタレガワ元インドネシア外務大臣を招き、日ASEAN関係のこれまでとこれからを大局的に議論したうえで、政治、経済・社会、文化の3つのパネルを設け、それぞれの分野の有識者が現状や課題を検証し、これからの将来像について考えます。

開催概要

事業名称: 日本ASEAN友好協力50周年記念国際シンポジウム
「新たなステージを迎えた日ASEAN関係-グローバル・パートナーシップの構築に向けて-」
主催: 国際交流基金
後援: 外務省、国際機関日本アセアンセンター
開催日程: 2023年3月16日(木曜日) 13時~18時 [開場:12時]
会場: ザ・プリンス パークタワー東京コンベンションホール(250席程度)
形式: ハイブリッド式(対面+オンライン配信)
言語: 日本語・英語(同時通訳あり)
参加費: 無料(要事前申込み)※会場参加については、定員となり次第締め切らせていただきます。
【一般登録】 国際交流基金 日ASEAN50周年記念シンポジウム申し込みフォーム(会場参加)
国際交流基金 日ASEAN50周年記念シンポジウム申し込みフォーム (オンライン参加)
【報道関係者登録】 報道関係者様:国際交流基金 日ASEAN50周年記念シンポジウム申し込みフォーム(会場参加)
報道関係者様:国際交流基金 日ASEAN50周年記念シンポジウム申し込みフォーム (オンライン参加)

プログラム

13時~13時10分 主催者挨拶・来賓挨拶
【主催者挨拶】 梅本和義 国際交流基金理事長 [日本]
【来賓挨拶】
【講演者】 マルティ・ナタレガワ 元インドネシア外務大臣 [インドネシア]
【モデレーター】 大庭三枝 神奈川大学法学部教授 [日本]
【登壇者】
ポンピスット・ブッサバーラット チュラロンコーン大学タイ安全保障国際問題研究所所長 [タイ]
レー・ホン・ヒエップ ISEASユソフ・イシャク研究所シニアフェロー [ベトナム]
アブディラー・ノー ブルネイ・ダルサラーム大学歴史・国際関係学科准教授 [ブルネイ]
タン・シュー・ムン ASEAN事務局政治・安全保障局長 [マレーシア]
【モデレーター】 相澤伸広 九州大学大学院比較社会文化研究院准教授 [日本]
【登壇者】
サミラ・グトック 前バンサモロ移行委員会メンバー/人権・環境NGOリーダー [フィリピン]
イェニー・ワヒッド ワヒッド財団所長 [インドネシア]
チア・セレイ カンボジア国立銀行副総裁 [カンボジア]
ジェシカ・チァム Eco-Business代表 [シンガポール]
【モデレーター】 スーサン・アファン ラモン・マグサイサイ賞財団理事長 [フィリピン]
【登壇者】
木場紗綾 神戸市外国語大学国際関係学科准教授 [日本]
アドゥンラヤー・フントラクーン バンコク芸術文化センター館長 [タイ]
スゥリヤ・プミヴォン ラオス国立美術大学ビジュアル・コミュニケーション・デザイン学科長 [ラオス]
マーク・テ パフォーマンス作家/キュレーター/研究者 [マレーシア]
17時55分~18時 まとめ(閉会の挨拶に代えて)
【閉会挨拶】 佐藤百合 国際交流基金理事 [日本]

パネル詳細・登壇者略歴

基調講演では、マルティ・ナタレガワ元インドネシア外務大臣を招き、日ASEAN関係のこれまでとこれからを大局的に論じます。

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マルティ・ナタレガワ

元インドネシア外務大臣

インドネシアの元外務大臣。『Does ASEAN Matter? A view from Within』(2018年)の著者。
国連事務総長の調停に関するハイレベル諮問委員会、国連事務総長の軍縮に関する諮問委員会、国連軍縮研究所の評議員会のメンバーでもある。また、国連事務総長の「健康危機への世界的対応に関するハイレベル・パネル」や国連総会第72会期外部顧問団議長も務めた。

国連インドネシア常駐代表・大使、駐英大使、駐アイルランド大使を歴任。1986年から2014年までインドネシア外務省でASEAN協力局長を含むさまざまな役職を務めた。

ASEANでは、2003年のバリ・コンコードIIによるASEAN共同体の推進、東アジアサミットの開催、国際社会におけるASEAN共同体に関する2011年のバリ・コンコードⅢ、東アジア首脳会議(EAS)加盟国間の紛争の平和的解決と武力行使の否定を定めた2011年の「バリ原則」に尽力した。インド太平洋地域におけるASEANの役割については、「動的平衡」の概念を通じて早くから提唱してきた。 外相時代も含め、同地域における潜在的な紛争の管理・解決を積極的に推進した。

インドネシア国内、東南アジア、アジア太平洋地域のいずれにおいても、「同世代の外交政策及び国際安全保障の思想家として最も尊敬されている人物の一人」であると評価されている。

パネル1 「世界/地域の平和と安定に向けて」では、政治の分野における日ASEAN関係を議論します。世界の共通課題として、国際・国内社会ともに政治や社会の分断が顕在化し、ASEANにおいても、その一体性と中心性が危機にさらされています。法の支配の強化やAOIP・FOIP(自由で開かれたインド太平洋)を通じた地域の平和と安定、公正な社会の構築などにむけて、日本とASEANが今取り組むべき課題について議論します。

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大庭三枝 <モデレーター>

神奈川大学法学部教授

1968年東京生まれ。国際基督教大学卒業。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。東京大学大学院助手、東京理科大学准教授及び教授、南洋工科大学(シンガポール)客員研究員、ハーバード大学日米関係プログラム研究員などを経て2020年4月より現職。専門は国際関係論、国際政治学、アジア太平洋/東アジアの国際政治、アジアの地域主義及び地域統合。著書に『重層的地域としてのアジア:対立と共存の構図』(有斐閣)など。2005年に第21回大平正芳記念賞、第6回NIRA大来政策研究賞受賞。2015年に第11回中曽根康弘奨励賞受賞。日本ASEAN友好協力50周年有識者会議座長を務める。

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ポンピスット・ブッサバーラット

チュラロンコーン大学タイ安全保障国際問題研究所所長

チュラロンコーン大学政治学部長補佐、同国際関係学科准教授。研究テーマは、東南アジアにおける大国間競争、タイの外交政策、国際関係における規範とアイデンティティなど。現在、米中間の戦略的選択に影響を与える規範的構成要素や、インド太平洋地域、特にメコン川流域における大国間競争の地政学など、複数のプロジェクトに取り組んでいる。コロンビア大学とケンブリッジ大学で大学院学位を取得後、オーストラリア国立大学で政治・国際関係学の博士号を取得。タイ国家安全保障会議(NSC)事務局で政策アナリストを務め、現在に至る。

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レー・ホン・ヒエップ

ISEASユソフ・イシャク研究所シニアフェロー

ISEASユソフ・イシャク研究所(シンガポール)のシニアフェロー兼ベトナム研究プログラム・コーディネーター、地域戦略・政治研究プログラムのメンバー。同研究所発行の機関誌『Contemporary Southeast Asia』の編集者でもある。ベトナム外交学院で学士号、オーストラリア国立大学で国際関係学の修士号、及び外交学の修士号を取得後、2015年にニューサウスウェールズ大学にて政治・国際学の博士号を取得。ベトナム外務省に勤務、ベトナム国家大学ホーチミン市校の国際関係学部で教鞭をとったのち、2015年より現在の研究所に所属。

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アブディラー・ノー

ブルネイ・ダルサラーム大学歴史・国際関係学科准教授

ブルネイ・ダルサラーム大学(UBD)人文・社会科学部歴史・国際関係学科准教授。専門は制度と制度改革。最近「マレーシアにおける公共政策と行政の問題点―制度分析」と題する書籍を共著で出版した。現在はさらに2冊の書籍原稿を執筆中。一つは国家形成の意図せざる結果について、もう一つは「東南アジアの政治変動について―制度的な観点からの考察」。オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジで博士号(政治学)を取得。

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タン・シュー・ムン

ASEAN事務局政治・安全保障部部長

英キングス・カレッジ・ロンドンで戦争学修士号、米クレアモント大学で国際学修士号、アリゾナ州立大学で政治学博士号を取得。マレーシアの戦略国際問題研究所(ISIS)外交政策・安全保障研究局長及びマレーシア国立大学(UKM)シニア講師を経て、シンガポールのISEASユソフ・イシャク研究所ASEAN研究センター長、同研究所地域戦略・政治研究プログラムシニアフェロー、『ASEANFocus』編集長を歴任。専門分野はアジアの安全保障、ASEANと主要国の関係、日本の外交政策。

パネル2 「持続可能で豊かな社会の実現に向けて」では、資本主義の限界が叫ばれ、格差が広がり、環境問題や自然災害という共通の課題に直面するなか、日本とASEAN諸国が取るべき行動や築くべき協力関係について考えます。自由で公正な経済秩序を維持しながら持続可能な社会を実現するために、コミュニティと社会包摂、技術革新やデジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)を活用したウェルビーイングのあり方など、国際的な難題の議論に挑みます。

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相澤伸広 <モデレーター>

九州大学大学院比較社会文化研究院准教授

専門はインドネシア政治、タイ政治、都市化と政治、東南アジア華僑。現在は、デジタル化をめぐる国際政治と、東南アジアにおける新興エリート・ネットワークに関する研究に取り組む。京都大学アジアアフリカ地域研究研究科で博士号取得。インドネシア・戦略国際問題研究所(CSIS)で客員研究フェロー、政策研究大学院大学研究助手、立命館大学非常勤講師、米コーネル大学客員研究員、タイ・チュラロンコーン大学客員研究員、米国ウィルソンセンタージャパンフェローなどを歴任し、2007年より現職。ジョージメーソン大学Movement Engagedリサーチハブ研究員兼任。著書に『華人と国家—インドネシアのチナ問題』(書籍工房早山)。雑誌などにも多く論文を掲載している。日本ASEAN友好協力50周年有識者会議委員。

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サミラ・グトック

前バンサモロ移行委員会メンバー/人権・環境NGOリーダー

元ムスリム・ミンダナオ自治区議員、元バンサモロ移行委員会委員、フィリピン国軍マルチ・セクター諮問委員会のメンバーも務めた。現在はマラウィの戦闘による避難民の権利・福祉を保護する非営利団体AKO BAKWIT, INC.の理事長。20代からジャーナリストとして活躍。フィリピン・デイリー・インクワイアラー紙特派員の他、アルジャジーラやBBCとも協働。 国際青年会議所フィリピン支部選出の社会文化育成のための10人の優秀青年(2001年)など受賞。

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イェニー・ワヒッド

ワヒッド財団所長

社会起業家であり政治活動家。インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ元大統領やアブドゥラマン・ワヒッド元大統領の特別スタッフとして勤務したほか、オーストラリアの二大新聞であるシドニー・モーニング・ヘラルドとジ・エイジで記者として勤務した経験を持つ。
フランスのマクロン大統領が発起人となった「Paris Peace Forum」運営委員や、アラブ首長国連邦が主導する「Global Council for Tolerance and Peace」の創設メンバーの一人としても活躍。現在は、ワヒッド財団を通じて、社会から疎外された多くの女性たちを支援する草の根活動に力を注いでいる。

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チア・セレイ

カンボジア国立銀行副総裁

カンボジア国立銀行(中央銀行)副総裁。金融包摂と女性の経済的エンパワーメントに熱心に取り組んできた。2012年にカンボジア信用情報局を設立し、世界銀行の2017年「金融アクセス容易度調査」でカンボジアを世界第7位に押し上げた。分散型台帳技術を用いた国家基幹決済システム「バコン」の導入により、すべての金融サービス事業者間での相互運用を可能にし、金融サービスへのアクセスを向上させたほか、一般教育課程における金融リテラシー教育を導入するなどリーダーシップを発揮した。経済学博士で、世界経済フォーラム「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出されている。

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ジェシカ・チァム

Eco-Business 代表

持続可能な開発を専門としたメディア兼ビジネスシンクタンク「Eco-Business」の創業者兼代表。メディア業界や持続可能な開発・ESG分野において20年の経験を持つ先駆者として知られている。現在、シンガポールの全国紙のコラムニストとしても活躍し、バスや鉄道、タクシーなどを運行する世界最大の旅客運送企業の一つである「ComfortDelGro」の非常勤取締役を務めるほか、同グループのサステナビリティー委員長、監査・リスク委員会、及びデジタル化委員会の委員。また、シンガポール取締役協会(SID)の会員として同協会のESG委員会の委員を務め、マレーシア企業取締役協会及び英国企業取締役協会のメンバーでもある。

パネル3 「人々の相互理解と信頼醸成に向けて」では、文化交流・人的交流の分野における日ASEAN関係を議論します。人の往来がますます盛んになり、日本やASEANに関する情報がインターネット上にあふれるなか、人々の相互理解と信頼醸成は自然に育まれているものかどうか、日本におけるASEAN理解の課題を含め、新しい世代やより広い社会階層を取り込んだ多層的な人的ネットワークのあり方について、1980年代以降生まれで国際的に活躍する世代の有識者が考えます。

スーサン・アファン氏の写真

スーサン・アファン <モデレーター>

ラモン・マグサイサイ賞財団理事長

アジアで最も権威のあるラモン・マグサイサイ賞の運営に携わる。1957年以来、同財団では人道上の課題解決に尽力した340名を超える個人や組織に賞を授与。アジア21カ国の次世代を担う若者の活動を支援する「トランスフォーマティブ・リーダーシップ・インスティチュート」も運営。米Fortune誌が発表する「Fortune500」の一つである米国の人材マネジメント会社で30年間勤務の後、2014年にフィリピンに戻りABS-CBN財団理事長などとしてさまざまな社会問題に取り組んできた。

木場紗綾氏の写真

木場紗綾

神戸市外国語大学国際関係学科准教授

神戸大学大学院国際協力研究科博士課程修了(政治学博士)。フィリピン大学研究員、在フィリピン日本国大使館専門調査員、在タイ日本国大使館専門調査員、衆議院議員秘書などを経て現職。専門は東南アジア政治。特に、日本と東南アジアの政軍関係やセキュリティ・ガバナンス、防衛外交に関する国際共同研究を実施している。近著に、Pathways for Irregular Forces in Southeast Asia: Mitigating Violence with Non-state Armed Groups (Routledge, 2022)。日本ASEAN友好協力50周年有識者会議委員。

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アドゥンラヤー・フントラクーン

バンコク芸術文化センター館長

バンコク芸術文化センター(BACC)ディレクター、東南アジア考古・美術センター(SEAMEO-SPAFA)のアートアドバイザー。ロンドン大学東洋アフリカ学院で美術史及び音楽考古学の学士号取得後、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジとラサール芸術大学の提携プログラムにてアジア美術史の修士号を取得。現在、東京藝術大学博士課程に在籍中。キュレーター兼歴史家であり、過去にはVasan Sitthiketの回顧展「I Am You」(2018)、Spectrosynthesis II「Exposure of Tolerance」(2019)、Damrong Wong-Uparajの遺作「A Retrospective of Versatility and Discipline」(2021)など数々の展覧会のキュレーションを手掛ける。

スゥリヤ・プミヴォン氏の写真

スゥリヤ・プミヴォン

ラオス国立美術大学ビジュアル・コミュニケーション・デザイン学科長

自身が設立したクレイ・ハウス・スタジオによる、ストップ・モーション・アニメーション作品で有名。代表作は「Buffalo and the Clay Man」。作品は国際的に知られ、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(オーストラリア)、青洲クラフト・ビエンナーレ(韓国)、バンコク・アート・ビエンナーレなどに出展。ラオス国立美術大学ビジュアル・コミュニケーション・デザイン学科で教鞭をとる。

マーク・テ氏の写真

マーク・テ

パフォーマンス作家/キュレーター/研究者

ドキュメンタリー的、思弁的、生成的な形態のさまざまなコラボレーションを通して、歴史、記憶、カウンターマッピングの絡み合いを提示する多様な共同プロジェクトに携わる。主な活動領域はパフォーマンスだが、美術、教育、社会的介入、キュレーション、執筆などの活動も行っている。 ロンドン大学ゴールドスミス校で芸術と政治学の修士号を取得。マレーシアのアーティスト、アクティヴィスト、プロデューサーからなる集団「Five Arts Centre」のメンバーであり、コンテンポラリー・アートの世界においてオルタナティブな表現やイメージを生み出すことに尽力している。

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF
国際対話部 企画開発チーム
電話:03-5369-6025
Eメール:gpk_1@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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