サステナビリティへの取り組み

今回は、サステナビリティへの取り組みについて紹介したいと思います。

残りの派遣期間が一年を切り、所属先とも今後の活動継続について話し合うことが多くなりました。私の主な活動が所属のミュージアムで行うワークショップやアクティビティであったため、初めの一年は手探りでいろいろなことを試してみました。二年目はそれを踏まえて、どのようにすればミュージアムのスタッフやボランティアでそれらの活動を実施できるのかということ、また、様々なコネクションを繋げることにフォーカスして活動を行っています。

地元の方が楽しめるイベントの創生

派遣されている地域には日本語を学ぶコースや大学などがなかったため、広く地元の方が日本を知ってもらうきっかけとして様々なイベントを行いました。例えば、大きなものとしては春の桜まつり、夏の七夕です。今年は、南テキサス日本文化フォーラムと絡めて、Japan Dayを行いました。これは、ワークショップやアクティビティを通じて地元の方に日本の文化を紹介し、体験してもらうとともに、より多くのボランティアさんに参加してもらい、ミュージアムと繋げることも目的としていました。各ブースはボランティアさんにお任せし、アクティビティの実行方法、課題などを確認しました。また、地元のベンダーさんやフードトラックにも参加してもらいました。

イベント会場の写真
Japan Dayの様子

日本文化への扉

和太鼓

和太鼓のチームを作り、活動を始めました。和太鼓は、迫力のある演奏を見ていただくもののひとつですが、一緒に演奏する楽しみも共有できる素晴らしい文化だと思います。演奏時に一緒に声を出してもらったり、演奏後には、観覧者に体験をしてもらったり、できるだけ相互的に楽しめるようにしました。メンバーを募り、週に1回ミュージアムで練習を重ね、ミュージアムや地域でのイベントに参加しました。このチームは、私の派遣期間が終わった後も継続して活動を行っていく予定です。

舞台の写真
アニメイベントでの太鼓の演奏

紙芝居

南テキサス日本文化フォーラムをきっかけに、紙芝居の紹介を積極的に行ってきました。その中で、地域の演劇チームが興味を持ってくれ、オリジナルの紙芝居を作成してくれました。先日はそれを使って地元の小学校で読み聞かせを行ったり、ミュージアムのイベントに参加してもらったり、紙芝居を通して日本文化の輪が広がってきました。まだまだ、紙芝居を知っている人は少ないですが、日本の素晴らしい文化が、いろいろな場面で役に立っていることを見ると、とてもうれしく思います。

教室の写真
小学校での紙芝居の様子

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