Japanese Cooking Class for local community
Japanese Cooking Class
約2か月に1回の頻度でコミュニティ向けの無料クッキングクラスを行っています。私自身が食事や料理、健康に関することに興味があり、ぜひ日本食を通して、日本の食文化と食育をアウトリーチしたいと思っていました。クッキングクラスは老若男女問わず大人気で、毎回キャンセル待ちの方々もいる状況です。クッキングとなると、キッチンの利用費や材料費が発生します。一回のクッキング予算は全てが200ドルくらいに収まるように組んでいます。参加料を徴収することも検討しましたが、なるべく幅広い層の方々に気軽に日本の食文化と食育に触れてほしいという想いで、無料で行っています。利用しているキッチンは、大学の近辺にあるコミュニティをさまざまなカタチでサポートしている非営利団体の施設です。広々としたキッチンスペースに調理器具も整っているのでとても使いやすいです。
ベーキングクラス
日本の食文化と食育を通して
第一回目のテーマは、日本のソウルフードで、鮭と枝豆のオニギリ、お味噌汁、卵焼き、お漬物。二回目は日本のパン文化をテーマに、メロンパンとバターロールサンドウィッチのツナと卵。三回目は、定番家庭料理コロッケ。四回目はお雛様の時期に合わせて、ちらし寿司ケーキとわらび餅を作りました。私のクラスの中で大事にしていることは、主に二つあります。一つ目は、材料は必ずローカルのスーパーで買うことです。カンザスにはアジア系スーパーマーケットがいくつかありますが、より日本食を身近に簡単に感じてもらいたいので、ローカルのスーパーで手に入る食材で代用するようにしています。二つ目は、ただ料理をして食べるだけではなく、日本特有の食文化(テーブルマナー、お箸の使い方、日本の気候や風土、旬や四季、盛り付けの大切さ、自然の味を活かした料理、食材を無駄なく使うための調理や保存方法、おもてなしの心など)を伝えるようにしています。また、海外から伝わった食材や料理を日本の食習慣に合うように工夫していることや、カフェやレストラン事情、コンビニエンスストアなどさまざまな側面を紹介しています。
発酵から作ったメロンパンとロールパン
日本の家庭料理「コロッケ」
お雛様に合わせてちらし寿司ケーキ
みんなで一緒に「いただきます」
クッキングクラスで一番盛り上がる時間は、参加者みんなで一緒に食べる時です。一生懸命に自分の手で作ったものは何よりも最高に美味しいので、みんなの笑顔と笑い声が溢れています。クッキングクラス後にもお家で挑戦してもらいたいので、分かりやすく書いたレシピを渡しています。「家族と一緒にお家で作ってみたよ」などと、写真付きのメッセージが届くととても嬉しいです!
お味噌汁に使ったかつお節を、かつおのふりかけに変身
クラス開始前の準備
日本のパン文化を紹介
クッキング中の待ち時間は日本文化を体験