私がケンタッキーを去っても

法被を着たJASKよさこいダンスクラブメンバーの集合写真
JASKよさこいダンスクラブ(ナッシュビル桜祭り2024)

「繋がる」から「繋げる」へ

アメリカでの活動を振り返ってみると、1年目、右も左もわからない私は、とにかく地域の人々と「繋がる」ことを意識してきました。そして2年目は、自分の繋がりをさらに他に「繋げる」ことに集中している自分に気が付きました。今回は、「繋げる」ために私がどんな活動をしてきたのか、綴りたいと思います。

ボランティアグループ

2024年1月、ボランティアグループを作りました。きっかけは、ひとりの女の子との出会いでした。その子は将来、日本文化を外国で紹介することを夢見ていました。JOIプログラムについて紹介し、イベントを手伝ってもらうようになりました。その子が地域の人々と交流する姿を見て、自分が「繋げる」役割を担っているように感じました。ボランティアグループを結成し、手伝ってもらうようになってから、日本文化に興味のある人たちの輪が広がっていくのを目にしてきました。そして、日本の文化を発信したい人が周りにたくさんいる事に気がつきました。はじめは9人でしたが、帰国前には38人のボランティア登録者数となりました。このグループは、私が帰国する前にホストサイトに引き継ぐ予定です。これからもJASK(Japan/America Society of Kentucky)の活動を支えてもらえたらと思います。

ボランティア10人の集合写真
ボランティアのキックオフパーティー
円テーブルを囲んで活動説明中の写真
ユースボランティアに活動説明
法被を着た講師が生徒に日本語を教える様子
絵手紙体験で日本語を教える様子
子供を真ん中に3人の人物が完成した飾りを披露している
七夕飾り作りをサポートし、完成した様子

JASKよさこいダンスクラブ

2年間アメリカでどんなことをしてきたの?と聞かれたら一番先に出るのが、「ソーラン節を踊ってきた」だと思います。2023年のナッシュビル桜祭りで踊りを披露することを目標に、同年1月にダンスクラブを結成しました。その時点では、お祭りが終わった後にダンスグループをどうするかは、全く考えていませんでした。しかし、チームメイトから、「今度は他のイベントで踊りたい!」「新しいダンスに挑戦したい!」という声が上がり、今までイベントやお祭りで計13回ソーラン節や盆踊りを披露してきました。クラブ結成後、チームメイトに背中を押される思いで駆け抜けてきた1年半。「私が帰国した後にも、お祭りがあるけど、踊る?」と尋ねると、みんな揃って「Yes!」という返答がきたことを嬉しく思います。パフォーマンスだけでなく、地域の福祉施設や大学などでのワークショップも手伝ってもらいました。もともと長く続ける予定ではなかったけれど、今振り返ると、意識していたことは、自分が楽しそうにしているところを見せることでした。日本の祭り魂を伝えることができたと思います。ダンスグループを引き継ぐ選択をしてくれたチームメイトには、感謝の気持ちでいっぱいです。

ソーラン節コラボチーム数十人の集合写真
ナッシュビル桜祭り ソーラン節コラボチーム
浴衣を着用した6人の女性と1人の男性が並んでいる様子
盆踊り披露のために、浴衣着用
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