現地での生活について
テキサス州ダラスでの生活も2年目に突入しました。3回目となる現地レポートは余暇の過ごし方についてです。運動不足解消と健康維持のため、体を動かすことを習慣にしている人が周りにも多い印象を受けます。今回は私が最近始めたスポーツを紹介します。
ピックルボール
みなさんはピックルボールというスポーツをご存じですか?テニス・卓球・バドミントンを元に考案された競技で、ホストサイト周辺でも競技人口が増えているようです。簡単に言えば、多数の穴の開いたプラスチック製のボールをパドルと呼ばれるラケットで打ち合う競技です。シングルスとダブルスがありますが、コートを効率的に使うことができるという点からもダブルスの方が圧倒的に人気があるようです。
初めて体験したのが去年の12月。日米協会のスタッフに誘われて協会のあるプレイノ市のスポーツセンターでプレーし、初心者の自分でも楽しめることを実感しました。日米協会が入っているオフィスビルにあるジムで軽い運動はしていましたが、対人競技にも取り組んでみたいと思い、この8月に日本人ピックルボールグループに加入しました。都合がつく限り、週1回2時間、プレイノ・スポーツ・ユーティリティ(PSU)という屋内施設で練習しています。初心者が多い中、比較的上手なメンバーの練習メニューに従ってボールを打っています。会費は参加人数によって異なりますが、1回10ドル程度です。
バドミントン
ピックルボールに加え、少し遅れてバドミントンも始めました。バドミントンはテニスと違い、アメリカでは人気のあるスポーツではありません。日本で競技経験もあったことからアメリカでもできたらいいなあと思っていましたが、有力な情報がなくてあきらめていました。幸い、ピックルボールのメンバーが日本人バドミントングループを立ち上げるということで早速加入し、この9月よりプレイノ市近郊のバドミントン専用の体育館で活動を開始しました。
後で知ったのですが、日本人の競技人口が少ないだけで、中国系アメリカ人やインド系アメリカ人の間ではバドミントンはダラス・フォートワース地区でも人気のあるスポーツのようです。ピックルボールと違い競技会場が固定されていないのでさまざまな会場に車で赴く必要がありますが、アウトリーチに行くのとは違うわくわく感があります。メンバーの大半は初心者ですが、毎回、一緒にシャトルを打つ楽しさを味わえています。会場や参加人数によって異なりますが、バドミントンも1回10ドル程度で楽しむことができます。
2つの競技から得られたもの
ピックルボール、バドミントンのグループともに、アメリカ永住の日本人、駐在員としてテキサス州に派遣されている日本人が主な構成メンバーですが、メンバーのパートナーや友人の参加も受け入れるという点で柔軟性に富んでいます。職種や業種、年齢や人種の異なる人と交流することで、健康促進という本来の目的以外の利点があることにも気づきました。例えば、この2つのスポーツが間接的に日米協会や自身の活動を知ってもらう好機にもなっています。先日行われたダラス日本人会主催の秋祭りに、日米協会もブースを出しました。ピックルボールのメンバーもテントに立ち寄ってくれたので、非営利団体としての日米協会の活動の一部を紹介することができました。JOIの任期も残り1年を切りましたが、人とのつながりを大切にしながらプライベートの時間も充実させていきたいと思います。
ピックルボールの練習会場 @Plano Sports Utility
記念すべきバドミントングループ初練習 @Plano Badminton Center
巨大なシャトルのオブジェとともに @The Nelson-Atkins Museum of Art