Lovely place “Fargo“

こんにちは。ノースダコタ州ファーゴに派遣中のJOI22期コーディネーターの薄美伽です。ノースダコタ州って聞いたことありますか?どこにあるか知っていますか?米国に住んでいる、または住んでいたことのある友人たちに「ノースダコタ州に行く」と伝えたら、全ての人に「なんでノースダコタ州なの⁉」と聞かれました。
ノースダコタ州はアメリカ合衆国中西部の最北部にあり、州の北側はカナダとの国境であり、西側はモンタナ州、南側はサウスダコタ州、東側はミネソタ州との州境になっているレッド川に接しています。私の派遣先であるファーゴはノースダコタ州内では人口が最大といわれています。それでも車で15分運転すればどこへでも行けてしまう、コンパクトで便利な場所です。5〜10分くらいの距離に複数のスーパーやアジアンスーパーもあるため、とても生活しやすい立地です。拠点はファーゴですが、ミネソタ州モアヘッドでの活動も多くあります。会う人会う人に、今年の冬は寒くなると思うと言われ続けているので、すでに戦々恐々としています。

街中の壁面に描かれたペイントの写真
街中の写真

私のホストサイトであるプレーン・アート・ミュージアム(PAM)は、ダウンタウンの中心地にあり、ノースダコタ州最大の美術館です。ローカルアーティストをサポートしたり、周辺の学校から多くの生徒が見学に訪れたりと、地域とのつながりと多様性を大切にしている施設です。施設内ではさまざまなクラスも開設されており、私も抽象画のクラスを受講し始めました。私以外の生徒は年輩の方が多いのですが、年代も全く異なる方々とのコミュニケーションも新しいアートへの挑戦も日々楽しんでいます。まさか自分の作品が展示されるなんて全く想像していませんでした。

最初の1、2か月は積極的にたくさんの人と会い、多くのコミュニティに飛び込んで行きました。それにより人脈も広がり、友達もでき、活動面及び生活面でさまざまな人に助けてもらいながら生活しています。週に1、2回共同家庭菜園を行っている場所に手伝いに行っているのですが、日本では見たこともない野菜や果物に出会うことができ、多くの人と交流もできるので、とても癒される場所となっています。秋になってかぼちゃ狩りにも出かけました。新鮮なお野菜はとても美味しいです。

いろいろな種類のかぼちゃの写真
かぼちゃ

アウトリーチ活動面では、地域のイベントにホストサイトがブースを出す際に帯同し、日本文化とアートのコラボレーションをテーマにアクティビティを複数回行いました。どれも好評で、手探りの状況ではありましたが「次はこうしよう!」と毎回の活動から学ぶことばかりです。10月に初めてPAMでカルチャークラスを開講しました。とても好評で次のクラスを期待する声も聞けて大変うれしかったです。 ホストサイト外での活動の機会もありました。近隣大学のジャパンクラブ内でのアウトリーチ活動、アニメコンベンションでのプレゼンテーションを行っています。そのほか、大学や複数の図書館との共同プロジェクトの話も進んでいるので、地元の人々と協力し、継続的な活動を目指して尽力していきたいと思っております。

子どもの足型の写真
活動写真

What We Do事業内容を知る