ノースダコタで日本の魅力再発見

JOIコーディネーターとして、ホストサイトや各種イベント、図書館や学校訪問を通じて日本文化を紹介する活動を行っていますが、その過程で「伝える側」である私自身が、現地の人々から日本文化を改めて学ぶ場面が数多くありました。一方的に文化を発信するのではなく、対話を通して文化理解が深まっていくことを日々実感しています。

派遣先であるファーゴで出会った友人の中には、日本文化に非常に詳しい人が多く、日本人である私でもこれまで作ったことのなかった伝統料理や、名前すら知らなかった郷土料理を知っている人もいました。アメリカに来てから初めて、塩竈焼きや鯨餅といった料理を実際に作る経験をし、日本文化が国境を越えて受け継がれ、独自に深められていることに驚かされました。

また、豆腐や味噌、納豆といった日本の発酵食品を日常的に手作りしている人もおり、これらの作り方を現地の人々から教わるという、非常に印象的な経験もしました。ノースダコタ州は大豆の一大生産地であり、日本国内でも同州産の大豆を使った豆腐などの大豆製品が流通しています。こうした背景を知ることで、日本の食文化が海外の農業や人々の営みと密接につながっていることを、実感を伴って理解することができました。

アウトリーチ活動での出会いがきっかけとなり、チェックオフ団体が主催するFOOD&FARM TOURに参加させていただく機会があり、実際にアメリカの大豆農家を訪問したり、豆腐作りを学んだりする機会にも恵まれました。広大な畑を前に、巨大なトラクターに乗せてもらい、GPSや各種IT機器を活用して効率的かつ精密に農地を管理する様子を目の当たりにしました。日本の食卓を支える原材料が、このような最先端技術と広大な自然環境の中で生産されていることは、想像以上にスケールの大きな学びでした。ノースダコタ州と日本とのつながりを実感することができた貴重な時間となりました。

現地の人から豆腐作りを教えてもらっている様子
アメリカで学ぶ豆腐作り

広大な畑で巨大トラクターに乗った写真
巨大トラクターの試乗

初めての塩釜焼き、作り方を体験している様子
アメリカで知る塩釜焼きの作り方

アウトリーチ活動だけでなく、プライベートな交流も含め、これまで本当に多くの人々との出会いがありました。その一つひとつがかけがえのない経験であり、ひとつの出会いが次の新たな出会いへとつながっていくことも少なくありません。人とのつながりを通して、日本文化や自分自身への理解が深まっていくこの経験を、今後も大切にしていきたいと考えています。

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