バージニア州のリベラルアーツカレッジでの活動

私の派遣先はバージニア州にあるランドルフ・メーコンカレッジ(RMC)です。全校生徒が約1,500人と小規模な大学なため、どこかアットホームでゆったりとした雰囲気を感じられる環境です。また、RMCはアシュランドというかなり治安の良い町にあるため、近所の住民の方々もキャンパス内を散歩するなど、地域コミュニティーとも親密な大学です。

2025年度秋学期では、主にホストサイトであるRMCでの活動に注力することになっています。ここでは、RMCでの私の活動を少しだけ紹介します。

日本語授業での活動

秋学期では3つの日本語の授業に参加しています。会話の練習時に学生と会話をしたり、日本についてのディスカッション時に日本の若者としての考えなどを共有したりします。さらに、日本食や習字などのワークショップを授業でする際、そのコーディネートなどをします。約3年前は交換留学生として米国の大学で授業に参加していた私にとって、今このような形でまた授業に参加していることは、当時の私には想像もできなかったと思います。また、RMCの学生が、どのようにして日本語を勉強しているのかも観察でき、とても楽しいです。日本語が母国語の私にとって、米国の学生が日本語の勉強に励む姿にとても感動しています。

日本食のワークショップの授業風景
日本語授業での親子丼とおにぎり作りの風景
                                

日本クラブ

RMC内での日本クラブの運営もしています。こちらは、月に2回程度の頻度で学生向けのイベントを開催しています。これまでに扇子のデザインやフルーツサンドイッチ作りワークショップなどを行いました。このクラブを通し、日本文化に少しでも多くの学生が関心を持ってもらえればと思っています。米国の学生はとにかく課題量が多く忙しい人が多いため、その中でもイベントに参加してもらえることを、とてもうれしく思います。また、クラブ活動は基本的に学生が主体となって行うため、イベントの企画などを学生と行います。日々活動する中で何か大学時代に戻った気分になり、とても楽しいです。

ワークショップで作った扇子を持っている写真
日本クラブの扇子ワークショップでの様子

最後に

私の住まいはキャンパス内にあるのですが、授業に参加したり、学生主体のクラブ活動をしたりすることが秋学期の主な活動内容であるため、RMCの学生と一緒にいることも多く、仲良くなれます。今の米国はさまざまなことが急激に変化している稀な時期でもあり、その中で、RMCの学生がどのような考えのもと生活を送っているのかを知ることができ、とても面白いです。米国に来て数か月が経ちますが、徐々に現地の環境に慣れ、仲の良い友達もできるようになったので、楽しみながら生活ができています。これからも、みんなと協力しながら、日米文化交流の促進に少しでも協力できたらと思います!

友人におんぶされ楽しんでいる様子
放課後の友達との様子
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