アメリカの秋を満喫

こんにちは!ジョージア州アトランタに派遣されているJOI23期の原田由香子です。 10月に入り、朝晩は少し肌寒くなってきましたが、日中はまだ半袖で過ごせるほどの暖かさ。紅葉が始まる前のこの季節は、アメリカの秋らしいイベントが次々に始まり、街全体が ワクワクした雰囲気に包まれます。今回は、そんなアメリカの秋のアクティビティをいくつかご紹介します。

ハロウィンデコレーション

9月中旬を過ぎると、スーパーやホームセンターには一気にハロウィン商品が並び始めます。オレンジと黒の装飾、仮装グッズ、そして本物のパンプキン!住宅街では、庭先にスケルトンやお化け、巨大な蜘蛛の巣などを飾る家が続出し、夜になるとライトアップされてまるでテーマパークのよう。アメリカでは「ハロウィンは大人も本気で楽しむ日」という文化が根づいていて、子どもだけでなく大人たちも家のデコレーションに情熱を注ぎます。近所ではゴルフカートに乗って飾り付けを見て回るのが恒例のようで、私も友人とクッキーを片手に夜の住宅街を散策しました。日本のハロウィンが「仮装イベント」中心なのに対し、アメリカでは「家庭での飾り付けと地域のつながり」がメインなのが印象的です。

ハロウィン用に近くの家の外に飾られている大きなカボチャ
近所のお宅のハロウィンデコレーション

ハロウィン商品がスーパーにたくさん並ぶ。その中からパンプキンクッキーを買った
スーパーで買ったパンプキンクッキー

パンプキンパッチとカービング

アトランタ中心部から車で1時間ほど北に走ると、至るところに「パンプキンパッチ(Pumpkin Patch)」と呼ばれるカボチャ畑が現れます。オレンジ一色に染まった畑の中には、映画で見るような巨大なパンプキンから、デコレーション向きのミニサイズまでさまざま。日本ではあまり見かけない“いびつで個性的”な形も多く、眺めているだけで楽しい場所です。

パンプキンを買ったら、次は「パンプキンカービング」。いわゆる“ジャック・オ・ランタン”作りです。見た目以上に大変で、固い皮をくり抜くのはかなりの力仕事でした。中の種を乾燥させてローストし、おやつとして食べるのもアメリカらしい文化。出来上がったランタンにキャンドルを灯すと、秋の夜にほのかなオレンジの光が揺らめき、どこか温かい気持ちになります。

                        

「パンプキンパッチ」と呼ばれるカボチャ畑
パンプキンパッチ

畑には大きさや形がさまざまなパンプキンがたくさん
面白い形のパンプキン

カボチャ畑で友人と一緒に撮った写真
パンプキンパッチで友人と

3つのカボチャのランタン、それぞれ個性的
カービングしたパンプキン

アップルピッキングと秋の味覚

秋といえば、りんご狩りも外せません。アメリカの「アップルピッキング」は、ただ果実を収穫するだけでなく、家族や友人と一日中楽しむ“秋のレジャー”のような存在です。トラクターの荷台に乗ってりんご園へ向かい、好みの品種を選んで収穫。収穫後は搾りたてのアップルサイダー(日本でいうリンゴジュース)を味わうのが定番です。アメリカではアップルパイやアップルクランブルなど、家庭でりんごを使ったスイーツを作る文化が根強く、「りんご=家庭の味」というイメージが強いように感じます。

りんごの収穫で大きなトラクターに乗っている写真
大きなトラクターに乗ってみました

収穫したリンゴを持って友人たちと撮影
りんごを収穫しました

コーンメイズの冒険

最後に体験したのが「コーンメイズ(Corn Maze)」、つまりとうもろこし畑の巨大迷路です。 私が訪れたのはジョージア州でも最大級といわれる場所で、東京ドームより広い敷地に約10kmのトレイルが広がっていました。迷路の中にはチェックポイントがいくつも設けられており、すべてを見つけるのに約2時間!大人でも夢中になるスケールの大きさに驚きました。こうした自然と遊びを融合させたアクティビティは、日本よりもアメリカの方がずっと身近にあるように思います。

アメリカの秋は、自然と文化、そしてコミュニティーが一体となって楽しむ季節。日々の暮らしの中に、季節を感じるイベントがこんなにも多いことに驚かされました。これから紅葉が進み、感謝祭(Thanksgiving)へと続くアメリカの秋。まだまだ楽しみが尽きません。

コーンメイズ(とうもろこし畑)の巨大迷路の入口にあるキャラクター
コーンメイズの入り口

友人たちと巨大迷路に挑戦する前に撮影した写真
コーンメイズ挑戦前の集合写真

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