コートジボワール・アビジャンにて西アフリカ日本研究セミナーを実施

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2015年3月16日に在コートジボワール日本国大使館及びフェリックス・ウフエ=ボワニ大学と共催で「アフリカ諸国の新興と日本研究」をテーマとしたセミナーを実施しました。これは日本研究がまだ萌芽的段階にあるアフリカ諸国において、日本との知的交流、ひいては日本研究への関心を喚起し、将来的な研究交流や人材育成を促すことを目的としたものです。日本からは、基調講演者として安孫子信・法政大学国際日本学研究所教授(哲学・倫理学・思想史)と加茂省三・名城大学人間学部人間学科准教授(政治学・国際関係論)にご参加いただきました。

西アフリカ日本研究セミナーの様子の写真1

開催地であるコートジボワールの他、ブルキナファソのオーギュスタン=ロアダ・ブルキナファソ公務員大臣をはじめ、ベナン、ニジェール、トーゴ、セネガル、モーリタニアからも日本研究や日本との交流に関心の高い研究者が集まりました。
西アフリカでは貴重な日本研究セミナーの開催に、約100名の聴衆が集まり、発表に対する質問も多数あがり、テーマに対する関心の高さがうかがえました。

西アフリカ日本研究セミナーの様子の写真2

セミナーの翌日には研究者のネットワーク構築を目的とした意見交換会を開催し、西アフリカ地域における日本研究の促進について、フランス語を共通言語として活発な意見交換が行われました。

西アフリカ日本研究セミナーの様子の写真3

参加者

日本側講演者

  • 安孫子信教授(法政大学文学部/国際日本学研究所)
  • 加茂省三准教授(名城大学人間学部)

西アフリカ側発表者

  • アルバン・アウレ教授(フェリックス・ウーフェ・ボワニ大学経済学部)〔コートジボワール〕
  • ギ・コル教授(ブアケ大学人文学部)〔同上〕
  • オーギュスタン・ロアダ・ブルキナファソ公務員大臣(ワガドゥグ第二大学法学部教授)〔ブルキナファソ〕
  • パム・ゾホンゴ・ワガドゥグ第2大学副学長〔同上〕
  • ジュール・ザヌ教授(アボメイ・カラヴィ大学経済学部)〔ベナン〕
  • マラム・ナフィウ教授(ニジェール大学経済学部、学部長候補)〔ニジェール〕
  • ダミアン・アグボジ教授(ロメ大学経済学部、学部長)〔トーゴ〕
  • ママドゥ・ティメラ教授(UCAD地理学部)〔セネガル〕
  • アミナタ・ニアング・ジエン教授(同地理学部)〔同上〕
  • シディ・ウルド・スウィーナ教授(モーリタニア高等技術教育機関)〔モーリタニア〕
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