EPA日本語講師インタビュー
H29(2017)年度インドネシア派遣
Republic of Indonesia
インドネシア
チームの講師たちと協力し、良いクラスを作り上げる。非常にやりがいのある仕事です。
前職を経て、2010年より日本語講師としておもに日本語学校での教授経験あり。EPA研修は2015年度から参加し、今回が3回目。
QなぜEPAを選びましたか?
A
EPAの看護師候補者、介護福祉士候補者については、以前より日本語講師として関心がありました。国家試験に合格するのが難しく、帰国する候補者も多いというのを耳にして、自分に何かできないだろうかと思ったのがきっかけです。
Q驚いた(想定外だった)ことは?
A
候補者の多くが学習習慣がないということです。また、勉強方法がわからないという人も多いです。日本人は漢字などを書いて覚えるというのが普通ですが、彼らはよく「読んで覚えています」と言うことがあります。もちろん、読むだけで覚えられないのですが、初めて聞いたときはかなり驚きました。
Q現地で教えてみての感想は?
A
チームティーチングなので、チームワークが不可欠だと思いました。同じチームの先生方と悩みを共有し、また意見を出し合いながら、いいクラスづくりを目指しています。
Q現地で良く訪れる場所は?
A
ショッピングモールです。ジャカルタには大きなモールがたくさんあるので、買い物ついでにひとつひとつめぐっています。日本料理のレストランや日系のお店もあるので、とても便利です。また、マッサージ屋さんもあり、歩き疲れたらほぐしてもらいます。安いので、気軽に立ち寄れます。
Q日本で想像していたインドネシアとの違いは?
A
渋滞がひどいとは聞いていましたが、予想以上でした。暑いだろうと思っていたんですが、日本の真夏のときのようには暑くはないと思いました。もちろん、暑いは暑いんですが。
QEPA日本語講師を選んでみた感想は?
A
海外で教えるという貴重な体験ができました。また、候補者はまじめでやる気にあふれているので、こちらも自然にそれに応えたいという気持ちが出てきます。非常にやりがいがあります。
EPA日本語講師を一言で表現すると?
根気強く
学習習慣のない候補者に、自律学習を身に付けてもらうのは一朝一夕でできることではありません。根気強く語りかけていくことが必要だと思います。
“パートナーズ”からのステップアップ!現地での生活を楽しみつつ、日本語講師としての成長を実感。
大学在学中に日本語教育養成コースを修了。一般企業や日本語学校の事務員として勤務経験有り。派遣前は“日本語パートナーズ ”として8ヶ月インドネシアの東ジャワ(シドアルジョ)にて活動。パートナーズ後2016年にEPA研修に初参加し、今回は2回目の参加。
Q来る前に不安だったことは?
A
“日本語パートナーズ”はアシスタントとしてですが、EPA研修は自分ひとりで教壇に立つ経験ができることと、海外で日本語講師の経験を積んでみたかったので応募しました。ですが、日本語教育歴がほぼ0だったので、一人で教えることに不安がありました。
Q現地の候補者の印象は?
A
インドネシア人は明るい性格の人が多く反応やノリが良いです。授業では毎回笑いが多く楽しいです。 候補者は日本へ行くことへのモチベーションが高く、勉強に対してまじめに取り組んでいるので、お互い励ましあっています。
Q休日の過ごし方は?
A
部屋でリラックスしたり、スーパーで食材の買出しをしたりします。また、2日以上の休みがあれば小旅行もします。
Q現地で頼りになる人は?
A
授業面は日本語教育歴の長けた他の講師や、チームのメンバーによく相談しています。生活面では調整員やインドネシア人講師に相談することもあります。
QEPA日本語講師を選んでみた感想は?
A
バックグラウンドや経験値・出身地が様々な講師がいるので、刺激になります。授業の相談や実際に授業の見学をすることで、自分の技術向上になります。また、現地の生活に浸りながら教えられる環境は、私自身インドネシアが好きなので面白い仕事です。
EPA日本語講師を一言で表現すると?
チーム力
クラスに入るのは一人ですが、チームティーチングなので足りない部分をフォローし合える環境がいいです。経験不足で一人ではできないことやわからないことも、チームに相談したり、チームで解決策を練ったりすることでよりよいクラス運営ができています。日本人、インドネシア人問わず何でも言い合えるチームの関係性のおかげで仕事もスムーズにでき、自分の成長にもつながっていると思います。