EPA日本語講師インタビュー
H30(2018)年度インドネシア派遣

Republic of Indonesia
インドネシア

インドネシアEPA講師写真1

EPA講師として派遣されるまでのご経歴~

国内の日本語学校にて5年間常勤講師として勤務。その後、日本語パートナーズとして半年間インドネシア・メダンの高校に赴任。2017年よりEPA研修に参加し、今回2回目の派遣。

Qなぜ、日本語教師のキャリアとしてEPA日本語講師を選んだのですか?

A

日本語パートナーズとしての活動をきっかけに、大好きな国インドネシアでさらに教師として経験を積みたいと思うようになりました。研修や日本語専門家の先生のサポート、教材・教具の整った環境も大きな魅力でした。

Q現地の候補者の印象は?

A

今までの教授経験の中で、これほど意欲に溢れ一生懸命に取り組む学習者は初めてでした。きっと日本でたくさんの人に愛される看護師・介護福祉士になるだろうと期待しています。

Q授業で印象に残ったエピソードは?

A

暗記やロールプレイ、プレゼンテーションでずば抜けた能力を発揮するインドネシア人。会話の授業でロールプレイの発表をさせたところ、短時間でショートドラマのような仕上がりになり、びっくりしたのを覚えています。普段、候補者の弱点やできない部分に注目しがちですが、彼らの良いところをさらに伸ばしていける指導ができたらと思っています。

QEPA日本語講師としての経験は帰国後、どのように活かせそうですか?

A

教え方について、文型分析について、教材・教具について、他の講師の皆さんとアイディアを出し合ったり意見交換したりする機会がたくさんあり、教師としての引き出しが増えたような気がします。今後も日本語教師を続けていきたいと思っているので、この経験を活かしてさらにステップアップしたいです。

Q現地で良く訪れる場所はどこですか?それはなぜ?

A

アパートの敷地内にある食堂です。インドネシア料理が好きなので、自炊よりも安上がりで美味しく、さっと食べられる食堂をほぼ毎日利用しています。食堂のおばさんたちとの会話も楽しみのひとつです。

QEPA日本語講師を選んでみての感想は?

A

授業やクラス運営など試行錯誤の毎日ですが、様々なバックグラウンド、経験を持つ講師の皆さんと意見を出し合って作り上げていくことにやりがいやおもしろさを感じています。また、熱心で礼儀正しく、底抜けに明るい候補者たちを見ていると、私ももっと頑張ろうと思えます。

EPA日本語講師を一言で表現すると?

柔軟に

外国での勤務、生活、チームティーチングの中で、自分のこれまでの経験が通用しないことや他の人と意見・考えが合わないことも多々あります。そんな時、状況に合わせて「柔軟に」対応することがとても大切だと思いました。その経験が自分の視野を広げてくれ、成長にもつながると思います。

インドネシアEPA講師写真2

EPA講師として派遣されるまでのご経歴~

元英語教師。元青年海外協力隊員。EPAでは2016年にフィリピンへ、2017年にインドネシアへ、計2回派遣されました。

Qなぜ、日本語教師のキャリアとしてEPA日本語講師を選んだのですか?

A

地元の山口で日本語を教えはじめた頃、日本で働くEPAの候補者と出会ったことがきっかけ。ジャカルタで体調を崩して受診したとき、偶然にもその病院で再会することができました。

Q現地に来る前、不安だったことは何ですか?

A

タクシーでの移動。フィリピンは主に治安的な面から、インドネシアは主に現地語でのコミュニケーションの面から心配しました。

Q現地の候補者の印象は?

A

どちらの国の候補者も明るく礼儀正しい印象。真面目である一方で、会話の時間には積極的に人を笑わせたりして楽しむ姿も見られました。

Q実際に現地で教えてみての感想は?

A

教えやすいです。研修の目的がはっきりしているため、候補者は学ぶことに、講師は教えることに集中することができます。また、現地人講師と日本人講師とがチームを組んでクラスを担当するため、問題があってもいつでも相談できるのが魅力です。

QEPA日本語講師を経験しての感想は?

A

世界が狭いと感じられるようになりました。現地人講師とも日本人講師とも、国籍が様々な共通の友人がいることが分かり、その都度驚かされてきました。日本語教師は離れていても助け合える素地があります。これは頼もしいことですね。

QEPA日本語講師の経験は、帰任後の仕事や生活にどのように活かされていますか?

A

候補者や講師を含めた現地の方々や、日本全国から集まった年齢も経験も様々な講師やスタッフの方々と関わることで多様な考え方に触れ、刺激を受けました。また、急な変更に対応しなければならないことも少なくなく、柔軟に生きる力が鍛えられたと思います。

EPA日本語講師を一言で表現すると?

健康第一

候補者も講師も、健康でなければいい活動はできません。限られた時間の中でできることを探るうちに無理をしてしまいがちですが、毎日笑って過ごすには十分な休養が必要だと実感しました。

インドネシアEPA講師写真3

EPA講師として派遣されるまでのご経歴~

2004年よりインターンシップでオーストラリアにて日本語講師を始め、2006年から日本語教育を専攻するために大学へ行き直し 、2008年から中国で専任として働いていましたが、家族の介護のため泣く泣く2014年に帰国し、日本の日本語学校で非常勤講師として働いていました。

Qなぜ、日本語教師のキャリアとして、EPA日本語講師を選んだのですか?

A

介護業務への外国人参入に興味があり、インドネシアで日本語パートナーズに参加した方の話をお聞きし、今のしたいことと合致したので選びました。

Q現地に来る前、不安だったことは何ですか?

A

インドネシア語が不安でした。今も全然わかりませんが、どうにか生活できています。(笑)

Q現地の候補者の印象は?

A

とても真面目で活気があります。勉強も活動も手を抜かずに取り組んでいます。

Q休日は何をしていますか?

A

土曜日は家の片付けなどをし、日曜日は次週の授業準備をしています。長期休みは近場に観光へ行きました。

Q現地で頼りになる人は誰ですか?

A

調整員さんには本当に色々とお世話になっております。体調が悪い時に声をかけていただいたり、ご心配やご迷惑をかけっぱなしです。それとチームのEPA経験がある先輩方です。仕事の流れなどを丁寧にレクチャーしていただき、本当に助かる有難い存在です。

QEPA日本語講師を選んでみての感想は?

A

チームでの活動、教室運営など色々と役に立つことが多く、勉強になっています。

EPA日本語講師を一言で表現すると?

浜辺の波

日が経つのが速く、来ては過ぎ去り瞬間に押し寄せては引いていく様子や、候補者さんの笑顔に励まされたり授業の反省をしたりする心情も波のようなので、この言葉を選びました。

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