モーリシャス(2020年度)

日本語教育 国・地域別情報

2019年度日本語教育機関調査結果

 なし

日本語教育の実施状況

全体的状況

沿革

 モーリシャスでは、教育機関などによる授業は実施されていないが、2019年7月に発足した当国元JICA研修生、同ABEイニシアティブ卒業生及び同外国人国費留学生を会員とした同窓会組織(JDAA:Japan Dodoshima Almuni Association)協力の下、同年11月より一般向けに日本語授業が開始された。

背景

 日本語授業は始まったばかりであるが、食べ物、自動車などを初めとする日本製品、アニメ、漫画などの日本文化への関心は以前から高かったことが学習の動機としてあげられる。

特徴

 日本の専門学校で英語を教えていたモーリシャス人が日本語授業を提供している。

最新動向

 メディアによる日本文化についての情報量の増加、大使館の実施する在外公館広報文化事業を通して日本語学習に興味を持つ人々は増えている。また近い将来、当地大学と日本の大学の交流も予定されているため日本語教育が拡大していくと考えられる。

教育段階別の状況

初等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

中等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

高等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

学校教育以外

 日本の専門学校で英語を教えていたモーリシャス人が日本語授業を子供から大人まで幅広い世代に向けて行っている。受講者は2020年11月時点で2名である。

教育制度と外国語教育

教育制度

教育制度

 初等教育が6年間(グレード1~6、6~12歳)、中等教育が7年間(グレード7~13、13~19歳)である(義務教育は16歳まで)。グレード11を修了した者、グレード13を修了した者のための共通試験(GCE-A)がある。
 高等教育は学部等によって異なる。

教育行政

 教育・高等教育・科学技術省の管轄下にある。

言語事情

 公用語は英語とされているが日常会話ではクレオール語、フランス語が多用されている。その他ヒンディー語、ボージュプリー語、東部パンジャーブ語、グジャラート語、中国語などが各コミュニティー内において使われている。

外国語教育

 中等教育までは英語とフランス語が主要教科となっているが、言語の授業を除き授業は英語で行われる。
 初等教育、中等教育ともに選択で外国語を学ぶことができる。選択としてはアラビア語、ヒンディー語、マラーティー語、タミル語、テルグ語、ウルドゥー語、中国語がある。

外国語の中での日本語の人気

 日本語に興味がある、日本語を学習したいという問い合わせは増加している。

大学入試での日本語の扱い

 大学入試で日本語は扱われていない。

学習環境

教材

初等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

中等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

高等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

学校教育以外

 詳細不明。

IT・視聴覚機材

 特になし。

教師

資格要件

初等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

中等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

高等教育

 日本語教育の実施は確認されていない。

学校教育以外

日本に20年以上滞在し、専門学校で英語を教えてモーリシャス人が日本語を教えている。

     

日本語教師養成機関(プログラム)

 日本語教師養成を行っている機関、プログラムは確認されていない。

日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割

日本語のネイティブ教師の雇用は確認されていない。

教師研修

 現職の日本語教師対象の研修は確認されていない。

現職教師研修プログラム(一覧)

特になし。

教師会

日本語教育関係のネットワークの状況

 日本語教育関係のネットワークは確認されていない。

最新動向

 特になし。

日本語教師派遣情報

国際交流基金からの派遣

国際協力機構(JICA)からの派遣

 国際交流基金、JICAからの派遣は行われていない。

その他からの派遣

 日本語教師の派遣は行われていない。

シラバス・ガイドライン

統一シラバス、ガイドライン、カリキュラムは確認されていない。

評価・試験

評価・試験の種類

共通の評価基準や試験は確認されていない。

日本語教育略史

2019年11月、元JICA研修生等を会員とした同窓会組織(JDAA)が組織した日本語授業が始まる。

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