モナコ(2020年度)
日本語教育 国・地域別情報
2018年度日本語教育機関調査結果
機関数は0件、教師は0名。初等教育は0名で全体の0.0%、中等教育は0名で全体の0.0%、高等教育は353名で全体の36.8%、学校教育以外は0名で全体の0.0%。
(注) 2018年度日本語教育機関調査は、2018年5月~2019年3月に実施された調査です。また、調査対象となった機関の中から、回答のあった機関の結果を取りまとめたものです。そのため、当ページの文中の数値とは異なる場合があります。
日本語教育の実施状況
全体的状況
沿革
これまで日本語教育の実施は確認されていなかったが、2012年の日本語教育機関調査では民間団体Association Monaco-Japonが、定期的に開催する日本文化イベント(書道、折り紙、マンガ教室)の一つとして日本語講座を開講していたが、2015年現在、同団体の活動が休止しており、閉講している。なお、公的な教育機関での日本語教育の実施は確認されていない。
背景
日本文化に対する関心は高いが、日本語の継続的な学習には結びついてない状況である。アジア言語としては中国語が中等教育に導入されている。
特徴
コート・ダジュール地域ではニースで日本映画祭など、日本文化イベントが開催されているが、モナコでは少ない。
最新動向
2012年より継続していたAssociation Monaco-Japonの日本語講座が2015年までに閉講した。
教育段階別の状況
初等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
中等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
高等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
学校教育以外
日本語教育の実施は確認されていない。
教育制度と外国語教育
教育制度
教育制度
モナコはフランスの教育制度を踏襲している。初等教育5年間、前期中等教育(中学校に当たる)4年間、後期中等教育(高校に当たる)3年間。
教育行政
青少年国民教育・スポーツ庁が管轄している。
言語事情
公用語はフランス語。
外国語教育
幼稚園年少組(3歳)から英語入門クラスが開始され、義務教育全課程で英語を第一外国語として学ぶ。第二外国語は中学1年生から学習可能で、中学3年生から高校3年生までが必修、ドイツ語、中国語、スペイン語、イタリア語から選択する。高校の一般教育課程と専門職業課程では第三外国語が選択可能で、言語は第二外国語と同じ。また、2014年度よりロシア語教育が始まる。第一外国語の追加選択言語として中学1年生から選択できるようになる。第二外国語としては中学3年生から、第三外国語としては高校1年生から選択可能となる。
外国語の中での日本語の人気
日本語教育の実施は確認されていない。
大学入試での日本語の扱い
高校で日本語は教えられていないが、母語がフランス語でない学生の場合、フランスのニースのアカデミー(教育行政区)で外国語バカロレア試験を受けることが認められている。
学習環境
教材
初等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
中等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
高等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
学校教育以外
日本やヨーロッパ等の教材を使用している。
IT・視聴覚機材
インターネットにアクセスできるパソコンや、ビデオプロジェクターを利用している。一部で電子白板も利用できる。
教師
資格要件
初等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
中等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
高等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
学校教育以外
日本語高等教育機関を卒業し、学士以上を有する者、または日本語教師としての資格を有する者、さらにはフランス語力のある者が望ましい。
日本語教師養成機関(プログラム)
日本語教師養成を行っている機関、プログラムはない。
日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割
いない。
教師研修
なし。
現職教師研修プログラム(一覧)
教師会
日本語教育関係のネットワークの状況
日本語教育関係のネットワークはない。
最新動向
特になし。
日本語教師派遣情報
国際交流基金からの派遣
国際協力機構(JICA)からの派遣
国際交流基金、JICAからの派遣は行われていない。
その他からの派遣
(情報なし)
日本語教育略史
2012年 | Association Monaco-Japonにおいて日本語講座が開始 |
---|---|
2015年 | 同講座閉講 |