モナコ(2022年度)
日本語教育 国・地域別情報
2021年度日本語教育機関調査結果
機関数 | 教師数 | 学習者数※ |
---|---|---|
1 | 3 | 7 |
教育機関の種別 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
初等教育 | 0 | 0.0% |
中等教育 | 0 | 0.0% |
高等教育 | 0 | 0.0% |
学校教育以外 | 7 | 100.0% |
合計 | 7 | 100% |
(注) 2021年度日本語教育機関調査は、2021年9月~2022年6月に国際交流基金(JF)が実施した調査です。また、調査対象となった機関の中から、回答のあった機関の結果を取りまとめたものです。そのため、当ページの文中の数値とは異なる場合があります。
日本語教育の実施状況
全体的状況
沿革
これまで日本語教育の実施は確認されていなかったが、2012年の日本語教育機関調査では民間団体Association Monaco-Japonが、2021年の調査ではAssociation Monaco Friends of Japanが、定期的に開催する日本文化イベント(書道、折り紙、マンガ教室)の一つとして日本語講座を開講している。
背景
日本文化に対する関心は高いが、日本語の継続的な学習には結びついてない状況である。アジア言語としては中国語が中等教育に導入されている。
特徴
コート・ダジュール地域ではニースで日本映画祭など、日本文化イベントが開催されているが、モナコでは少ない。
最新動向
Association Monaco Friends of Japanが日本語講座を開講している。
教育段階別の状況
初等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
中等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
高等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
学校教育以外
Association Monaco Friends of Japanで日本語教育が実施されている。
教育制度と外国語教育
教育制度
教育制度
モナコはフランスの教育制度を踏襲している。初等教育5年間、前期中等教育(中学校に当たる)4年間、後期中等教育(高校に当たる)3年間。
教育行政
青少年国民教育・スポーツ庁が管轄している。
言語事情
公用語はフランス語。
外国語教育
幼稚園年少組(3歳)から英語入門クラスが開始され、義務教育全課程で英語を第一外国語として学ぶ。第二外国語は中学1年生から学習可能で、中学3年生から高校3年生までが必修、ドイツ語、中国語、スペイン語、イタリア語から選択する。高校の一般教育課程と専門職業課程では第三外国語が選択可能で、言語は第二外国語と同じ。また、2014年度よりロシア語教育が始まる。第一外国語の追加選択言語として中学1年生から選択できるようになる。第二外国語としては中学3年生から、第三外国語としては高校1年生から選択可能となる。
外国語の中での日本語の人気
日本語教育の実施は確認されていない。
大学入試での日本語の扱い
高校で日本語は教えられていないが、母語がフランス語でない学生の場合、フランスのニースのアカデミー(教育行政区)で外国語バカロレア試験を受けることが認められている。
学習環境
教材
初等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
中等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
高等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
学校教育以外
日本やヨーロッパなどの教材を使用している。
IT・視聴覚機材
インターネットにアクセスできるパソコンや、ビデオプロジェクターを利用している。一部で電子白板も利用できる。
教師
資格要件
初等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
中等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
高等教育
日本語教育の実施は確認されていない。
学校教育以外
日本語高等教育機関を卒業し、学士以上を有する者、または日本語教師としての資格を有する者、さらにはフランス語力のある者が望ましい。
日本語教師養成機関(プログラム)
日本語教師養成を行っている機関、プログラムはない。
日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割
いない。
教師研修
なし。
現職教師研修プログラム(一覧)
なし
教師会
日本語教育関係のネットワークの状況
日本語教育関係のネットワークはない。
最新動向
特になし。
日本語教師派遣情報
国際交流基金からの派遣
国際協力機構(JICA)からの派遣
JF、JICAからの派遣は行われていない。
その他からの派遣
(情報なし)
日本語教育略史
2012年 | Association Monaco-Japonにおいて日本語講座が開始 |
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2015年 | 同講座閉講 |