国際交流基金賞50周年記念 AFS国際文化交流財団からのメッセージ

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昭和59(1984)年度 国際交流奨励賞

AFS国際文化交流財団

[米国]

国際交流基金賞50周年おめでとうございます!日本と諸外国との国際的な文化交流と相互理解を促進するとの国際交流基金の使命は、50年前も今日においても変わらず重要なものです。皆様は、その活動を通じて数え切れないほどの人々の生活に影響を与え、世界に向けて力強く前向きな貢献をしてきました。

ダニエル・オブストさんの写真

AFSの異文化交流プログラムは、皆様の教育・文化交流への情熱を共有するものです。私たちは100年以上にわたり、人々がより公正で平和な世界を創造するために必要な知識、技能、理解を深めることができるよう、異文化学習の機会を提供することに取り組んできました。

だからこそ、青少年のための国際教育交流の分野におけるAFSの世界への貢献が認められ、1984年に国際交流奨励賞を受賞したことは大変光栄なことでした。1990年には、インドネシアの私達のAFS機関(インドネシア文化交流財団)も同賞を授与されました。

AFSジャパンは1954年、文部省が選抜した8名の高校生が、AFS奨学生として1年間の米国留学のため横浜港から出港したのが始まりです。1984年に国際交流奨励賞を受賞した頃にはAFSジャパンは大きく成長し、毎年300人以上の日本人学生を海外に派遣し、14カ国から200人の学生を受け入れるようになっていました。

近年、日本におけるAFSの役割はさらに大きくなり、毎年1,000人以上の若者が56の国や地域と交流しているだけでなく、日本の教育政策としてのグローバル教育にも貢献しています。ここ数年の間に、日本においてAFSは、言語と文化の集中プログラム、STEMプログラム、バーチャル教育の提供、その他異文化間研修の取り組み等、多くの新たな教育交流の機会を増やしています。世界的に見ても、AFSは有数の国際教育機関に成長し、毎年世界60カ国で25,000人の人々の生活に直接影響を与えています。

国際交流基金からの賞は、AFSがその影響力を深め続け新たな境地を切り開く動機となっています。いただいたご評価を励みに、AFSは今後も新たな活動を展開し、受賞にふさわしい組織であり続けたいと思います。

AFS理事会、スタッフ、世界中および日本のボランティアを代表して、世界に影響を与えるために貴基金が行うすべてのことに、感謝の意を表します!

AFS国際文化交流財団
会長 ダニエル・オブスト

(原文 英語)

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