令和5(2023)年度 国際交流基金賞 受賞記念イベント
国際交流基金(JF)が設立の翌年の1973年から実施する「国際交流基金賞」は今年で50周年を迎えます。本賞は、学術や芸術などのさまざまな文化活動を通じて、日本と海外の相互理解促進に顕著な貢献があり、引き続き活躍が期待される個人または団体に対して授与しています。
記念となる第50回の今年度は、内外各界の有識者および一般公募により推薦のあった78件から、有識者による審査を経て、2名1団体の授賞を決定しました。
各受賞による記念イベントを、以下の通り実施いたします。申し込み方法などは各講演記載事項をご確認下さい。
2023年度受賞者による記念講演会は終了しました。
「をちこちMagazine 080号」に受賞記念講演を掲載しています。
受賞記念講演の模様は、国際交流基金公式YouTubeチャンネルでもご覧いただけます。
ペルー日系人協会 受賞記念講演会
「ペルーにおける日系社会の歴史」
令和5(2023)年度の国際交流基金賞受賞を記念して、受賞団体ペルー日系人協会 会長 フアン・カルロス・ナカソネ・オオシロ氏による記念講演会を開催します。
日時 | 2023年10月20日(金曜日) 18時30分~20時(18時開場) |
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会場 | 独立行政法人国際交流基金(新宿区四谷1-6-4 四谷クルーセ1階)アクセス (※定員30名) |
登壇者 |
ペルー日系人協会 【ペルー日系人協会】 【ペルー日系人協会 会長 略歴】 |
概要 | 本年で、日秘国交樹立から150周年を迎えます。1899年、移民船第1船の佐倉丸で790人の最初の移民者がペルーのカヤオ港に降り立ちました。それから124年、ペルーの日系人は今や10万人を超え、世界で3番目の規模を誇っています。その日系社会の存在は、今では日本とペルーとの交流においても重要な役割を果たしています。 今日に至るまで、日系移民とその子孫は如何にしてペルー社会に溶け込んでこられたのか。また、様々な苦難をどのように乗り越えられてきたのか、そして現代において日系社会が果たしている役割は何か。ペルーにおける日系社会の歴史を振り返ります。 |
言語 | 日本語・スペイン語(逐次通訳つき) |
参加費 | 無料 |
お申込み |
※ 事前にウェブページからお申し込みください。令和5(2023)年度 国際交流基金賞 受賞記念イベント 国際交流基金賞記念講演イベント事務局(株式会社サンケイ会館内) |
小川洋子氏 受賞記念
小川洋子氏・尾崎真理子氏 対談
「祈りの記憶を刻む」
令和5(2023)年度の国際交流基金賞受賞を記念して、受賞者・小川洋子氏と、文芸評論家・尾崎真理子による対談イベントを開催します。
日時 | 2023年11月14日(火曜日) 18時30分~20時(18時開場) |
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参加方法 | 会場参加または同時オンライン配信(Zoom ウェビナー)視聴 (※会場参加の定員185名 定員を超えての申し込みがあった場合は、オンラインでご参加をご案内します。予めご了承ください。) |
会場 | 日比谷図書文化館 館内地下1階 日比谷コンベンションホール (東京都千代田区日比谷公園1-4)アクセス オンラインでのご参加の場合、事前にウェビナーのURLをお送りします。 |
登壇者 |
2023年度国際交流基金賞受賞 (c) 講談社 小川洋子氏は、1988年のデビュー以来、35年にわたって小説の創作に打ち込み、すぐれた長編、短編を次々に生み出してきた。これまでに、芥川賞、読売文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞などを受賞。端正な日本語で書かれた小川氏の小説は、他言語へ翻訳する人々の想像力を喚起してやまず、2023年半ばまでに翻訳された作品は36にのぼり、合わせて37言語に訳された。小川作品は世界各地で読者の共感を呼び、文学や日本語を通じた国際相互理解の推進に大きく貢献している。 対談 読売新聞東京本社において、編集委員・文化部長を歴任したのち、早稲田大学文学学術院教授を務めた。2016年度日本記者クラブ賞を受賞。 |
概要 |
本対談の演題(「祈りの記憶を刻む」)には、「言葉を残さぬままこの世を去った、死者自身の記憶を物語にして現世に刻む」という意味と、「生きている者に残る死者の記憶を言葉にすることで、その死を刻む」という意味が、二重に含まれています。 「小説を書いたり読んだりする行為は、死と生を行き来すること」。 こう語る作者の思いや実感を、『博士の愛した数式』や『密やかな結晶』など、海外でも広く浸透してきたいくつかの長編作品を取り上げながら、紐解きます。 |
言語 | 日本語 |
参加費 | 無料 |
お申込み |
※事前にウェブページからお申し込みください。令和5(2023)年度 国際交流基金賞 受賞記念イベント 国際交流基金賞記念講演イベント事務局(株式会社サンケイ会館内) (メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。) |
宮城聰氏 受賞記念
宮城聰氏・宮城嶋遥加氏 対談「演劇が国境を超えるとはどういうことか」
令和5(2023)年度の国際交流基金賞受賞を記念して、受賞者・宮城聰氏と、舞台俳優・宮城嶋遥加氏を進行に迎え、対談イベントを開催します。
日時 | 2023年12月11日(月曜日)18時30分~20時30分(18時開場) |
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会場 | NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] (東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階)アクセス (※定員100名) |
主催 | 独立行政法人 国際交流基金(JF) |
共催 | 株式会社NTT ArtTechnology |
登壇者 |
2023年度国際交流基金賞受賞 (c) Ryota Atarashi 宮城聰氏は、身体と言葉と音楽が一体となった独自の手法で祝祭的な舞台空間を創り出しており、その演出は世界的に高い評価を受けてきました。1990年に「ク・ナウカ」を旗揚げし、「語る」俳優と「動く」俳優に分かれ二人一役で演じる独自の演出手法で注目を浴びました。また2007年にはSPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を招へいするなど、「世界を見る窓」としての劇場づくりにも力を注いできました。2014年のアヴィニョン演劇祭(フランス)でのインド叙事詩『マハーバーラタ』や、2017年同演劇祭でのギリシャ悲劇『アンティゴネ』では、日本人の死生観を反映した同時代的テキスト解釈と、アジア演劇の身体技法や様式美を融合させた演出が高い評価を受けました。 対談 (c) NAKAO Eiji 東京大学大学院総合文化研究科修士課程を宮城聰の演劇実践に関する論文で修了。主演作品にSPAC『ロミオとジュリエット』、静岡県文化プログラム『かぐや姫、霊峰に帰る』、馬術演劇『Lunar Comet』など。宮城聰演出作品では『アンティゴネ』『マハーバーラタ』『イナバとナバホの白兎』『夜叉ヶ池』などに出演。学術と実践両方の立場から演劇を探究した経験を活かし、さまざまな活動を展開している。 |
概要 | 聞き手に舞台俳優・宮城嶋遥加氏を迎え、宮城氏がソロパフォーマンスから“二人一役”へと進んだ遍歴を振り返りながら、西洋演劇と伝統演劇の混淆をどう捉えているか、また文化における「民族のオリジナリティ」の問題など、自らの創作の背後にある思想や演劇的テクニックについて語り尽くします。また、従来最もアナログな表現と目されていた舞台芸術が今後デジタル技術になにを期待しているかについて展望を語ります。 |
言語 | 日本語 |
参加費 | 無料 |
お申込み |
※事前にウェブページからお申し込みください。令和5(2023)年度 国際交流基金賞 受賞記念イベント 国際交流基金賞記念講演イベント事務局(株式会社サンケイ会館内) (メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。) |
[お問い合わせ]
国際交流基金(JF)
広報部
電話:03-5369-6075 ファックス:03-5369-6044
Eメール:kikinsho@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)