令和6(2024)年度 国際交流基金賞 受賞記念イベント

国際交流基金(JF)が設立の翌年の1973年から実施する「国際交流基金賞」の2024年度の受賞者が決定しました。本賞は、学術や芸術などのさまざまな文化活動を通じて、日本と海外の相互理解促進に顕著な貢献があり、引き続き活躍が期待される個人または団体に対して授与しています。
第51回の今年度は、内外各界の有識者及び一般公募により推薦のあった60件から、有識者による審査を経て以下の3件の授賞となりました。

モンゴル日本語教師会 受賞記念講演会
「モンゴルにおける日本語教育とモンゴル日本語教師会の歩み」

令和6(2024)年度の国際交流基金賞受賞を記念して、受賞団体モンゴル日本語教師会 会長 エルデネバヤル・バトジャルガル氏による記念講演会を開催します。

日時

2024年10月17日(木曜日) 14時~15時30分(13時30分開場)

会場

登壇者

モンゴル日本語教師会
会長 エルデネバヤル・バトジャルガル氏

【モンゴル日本語教師会】
モンゴル日本語教師会の第15回シンポジウム記念写真

1993年設立。モンゴル唯一の日本語教師の職能団体。現在の会員数は、大学や初中等学校などの教師363名。2000年より日本語能力試験実施機関、2002年より日本留学試験実施協力機関となった。2007年からは下部組織として日本語教育研究会を発足させ、研究活動の促進や教育実践経験の共有を行っている。近年は日本語教師の能力向上に注力し、地方在住の日本語教師に対する支援等を行っている。

【会長 エルデネバヤル・バトジャルガル氏 略歴】
Batjargal会長

モンゴル国立大学・国際関係学部にて修士号取得後、1995年以降同大学の日本語教師として一貫して日本語教育に携わる。2008年から2014年までの間、早稲田大学・アジア太平洋地域研究所に留学し、修士号を取得するとともに、博士論文を執筆。2000年からモンゴル日本語教師会事務局長、2016年から同会長に就任。

概要

モンゴルにおける日本語教育は、社会主義時代の1975年から始まりました。1990年代の民主化に伴い、日本語学習者数と日本語教師数が増え続ける中、日本語教育に携わる教育専門家をまとめる団体として日本語教師会が発足しました。本講演会では、このような歴史を遡りながら、モンゴルの日本語教育、日本語教師会の活動、さらに、「JF日本語教育スタンダード」に基づいて作成された初中等教育向けの教科書『できるモン』について紹介します。

言語

日本語

参加費

無料

お申込み

※事前にウェブページからお申し込みください

お申込締切:2024年10月15日(火曜日)17時
お申し込みは先着順とさせていただきます。定員に達し次第受付を終了します。

国際交流基金賞記念講演イベント事務局(株式会社サンケイ会館内)
電話: 03-3516-7813 ファックス: 03-3516-7812

セインズベリー日本藝術研究所 受賞記念講演会
「日本の芸術、文化は、いかにして私達の心を満たすのか?」

令和6(2024)年度の国際交流基金賞受賞を記念して、受賞団体セインズベリー日本藝術研究所 統括役所長 サイモン・ケイナー氏による記念講演会を開催します。

日時

2024年10月18日(金曜日) 18時30分~20時(18時開場)

会場

登壇者

セインズベリー日本藝術研究所
統括役所長 サイモン・ケイナー氏

【セインズベリー日本藝術研究所】
セインズベリー日本藝術研究 外観 セインズベリー日本藝術研究所は、ロバート・セインズベリー卿ご夫妻の資金援助により、1999年に設立された日本の藝術・文化に関する調査・出版・交流のための研究機関であり、現在ではこの分野に関する欧州最大の研究機関の一つにまで発展しています。
本研究所にはフェローと日本を含む世界からの客員研究員がこれまで多く在籍し、設立以来90名を超えました。また、イースト・アングリア大学との教育連携により学際日本学修士課程を設置したり、5万冊以上ある図書館の史資料のデジタル化も進めたりしています。さらに、近年では、考古学やマンガ・アニメなどにも関心領域を広げる柔軟性を示すなど、今後も欧州における日本研究の中心機関としての活躍が期待できます。
【統括役所長 サイモン・ケイナー氏 略歴】
サイモンケイナー教授 専門は考古学。ケンブリッジ大学で博士号取得。京都大学大学院への留学経験を持ち、縄文土器を研究するとともに、日本の縄文文化を世界に紹介。同研究所考古・文化遺産学センター長、及びイースト・アングリア大学日本研究センター初代所長も務める。 外務大臣表彰(2024年)、宮坂英弌記念尖石縄文文化賞(2011年)受賞

概要

芸術的・文化的活動は、人間にとって本質的なものです。美術館や遺跡を訪ねたり、芸術作品を生み出したり、参加したりすることで、私たちの生活は豊かになります。この講演では、セインズベリー日本藝術研究所の様々なプロジェクトを例にとり、日本の芸術や文化との関わりが、いかに私たちの心を満たすのかについて論じます。また、アーツ・カウンシル・イングランドの最高責任者ダレン・ヘンリーが「Arts Dividend(芸術の配当)」と称するものを、新しいグローバルなオーディエンスへ届けるために、デジタル化をどのように活用できるかについても考察します。

言語

英語(逐次通訳付き)

参加費

無料

お申込み

※事前にウェブページからお申し込みください

お申込締切:2024年10月15日(火曜日)17時
お申し込みは先着順とさせていただきます。定員に達し次第受付を終了します。

国際交流基金賞記念講演イベント事務局(株式会社サンケイ会館内)
電話: 03-3516-7813 ファックス: 03-3516-7812

塩田千春氏 受賞記念講演会

詳細が決まり次第、お知らせいたします。

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF)
広報部
電話:03-5369-6075 ファックス:03-5369-6044
Eメール:kikinsho@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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