1995年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体

多様な文化の共生の推進

1995年度 受賞

秋田県国際交流をすすめる婦人の会(わぴえ)

秋田県秋田市

代表者
木内 むめ
設立年
1985年(現在は解散)
秋田県国際交流をすすめる婦人の会(わぴえ)の写真

活動内容

秋田県国際交流をすすめる婦人の会は、フィリピンやチリなどから農村に嫁いできた外国人花嫁を対象とした日本語教室活動と在日留学生に対する支援活動に取り組んでいます。近年、日本の農村部には外国人花嫁が増え定住化が進んでいますが、急激な増加のために受入体制が整っていません。秋田県も例外ではなく、郡部を中心に日本語教室を開催したり日本語ヘルパーを派遣したり、生活相談にのっています。在日留学生に対しては、奨学金の支給や市民との交流活動を開催するなど、当県内の国際化に寄与しています。


文化・芸術による地域づくりの推進

1995年度 受賞

からす川音楽集団

群馬県高崎市

代表者
児玉 健一
設立年
1978年
ウェブサイト
http://karasugawa.web.fc2.com/
ソーシャルメディア
https://www.facebook.com/karasu1978/?fref=ts
からす川音楽集団の写真

活動内容

からす川音楽集団は、高崎市を拠点とするアマチュア吹奏楽団で、学校や福祉施設での定期演奏活動、諸外国において文化協力事業を行っています。群馬交響楽団が生まれた音楽都市・高崎で、公共施設や福祉施設での演奏活動を定期的に行うことにより、地域においても市民のバンドとして親しまれています。米国で初めての演奏旅行をおこなった際、音楽に国境がないことを身をもって体験し、チェコ、オーストリア、中国など各国の音楽家及び音楽愛好家との交流を行っています。


多様な文化の共生の推進

1995年度 受賞

特定非営利活動法人 多文化共生センター大阪(旧・外国人地震情報センター)

大阪府大阪市

代表者
田村 太郎
設立年
1995年
ウェブサイト
http://tabunka.jp/osaka/organization/
多文化共生センター大阪(旧・外国人地震情報センター)の写真

活動内容

多文化共生センター大阪の活動の原点は、阪神淡路大震災で、当初「外国人地震情報センター」として多言語での情報提供を行ったことにあります。同じ地域に暮らすさまざまな文化背景をもつ人が、ことばや制度のちがいなどの理由から困難な状況に置かれていたこともあり、市民ボランティアのネットワークによる迅速な支援活動は復興の大きな助けとなりました。この後、東日本大震災、熊本地震などの大規模災害が発生した際、多言語による生活情報などが迅速に提供されるようになり、多文化共生事業のモデルとなっています。

受賞後の変化

日本全国に地域拠点(大阪、兵庫、京都、東京、広島)ができ、活動が活発化しました。現在はより地域に根ざした活動を行う為、地域ごとに法人格を取得し、活動しています。現在活動を継続しているのは、特定非営利活動法人多文化共生センター大阪、特定非営利活動法人多文化共生センターきょうと、認定NPO法人多文化共生センター東京、任意団体多文化共生センターひょうごです。

これからのビジョン

在留外国人の数は2015年に220万人に達し、「永住者」の在留資格を取得する外国人も増えています。国籍、文化、言語に関係なく、すべての人が安心して生活できるようサポートしていきたいと思っています。

最新の活動

  • 多文化共生センター大阪(旧・外国人地震情報センター)の最新の活動1
  • 多文化共生センター大阪(旧・外国人地震情報センター)の最新の活動2

特定非営利活動法人多文化共生センター大阪では、現在、外国にルーツを持つ子どもたちのサポートに力を入れています。


文化・芸術による地域づくりの推進

1995年度 受賞

智頭町活性化プロジェクト集団

鳥取県智頭町

代表者
前橋 登志行
設立年
1988年(現在は解散)
智頭町活性化プロジェクト集団の写真

活動内容

智頭町活性化プロジェクト集団は、国際交流と科学を軸とした地域の活性化・国際化を目的として様々なプロジェクトを展開しています。かつて林業で栄えた山間の小さな過疎の町である智頭町で、異業種の町民が集まってグループを結成し、ビジネスマインドを取り入れ地域経営を進めています。また、ホームステイの受け入れ、英会話教室、交流パーティーの開催など、智頭町における国際交流も始まりました。さらに、大学の留学生を招き地域の国際化を進めています。

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