2004年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体

多様な文化の共生の推進

2004年度 受賞

戸沢村国際交流協会

山形県最上郡戸沢村

代表者
芳賀 欣一
設立年
1990年
戸沢村国際交流協会の写真

活動内容

戸沢村国際交流協会は、「最上川舟下り」で知られる人口6300人の戸沢村で活動しています。1989年頃から農業後継者対策としての国際結婚が進み、韓国、中国、フィリピンから外国人配偶者が定住する村では、言葉、文化の違いを超えて仲良く暮らせる社会の実現を目指しています。韓国農村との農業技術・食文化を中心とした相互交流、両地域に共通する課題の解決を目指し、「戸沢流キムチ」「戸沢流冷麺」など新たな特産品の開発と生産を行い、日韓友好のテーマパーク「高麗館」での協力を通じて、地域経済の活性化や地域ブランドの確立に貢献しています。

受賞後の変化

外国人配偶者のコミュニティがより一層広がり、地域内での交流がさらに広がりました。

これからのビジョン

現在も行っている交流も続けていきたいのですが、会員の高齢化なども見られ始めている現状から、新たな会員が入りやすい環境作りや交流の見直しも図っていきたいと考えています。

最新の活動

  • 戸沢村国際交流協会の最新の活動1
  • 戸沢村国際交流協会の最新の活動2

平成24年 韓国訪問 提川市へ、提川市長と面談と観光PR
平成27年 国際交流事業開始30周年記念式典開催


市民連携・国際相互理解の推進

2004年度 受賞

公益社団法人 セカンドハンド

香川県高松市

代表者
三木 誠
設立年
1994年
ウェブサイト
http://2nd-hand.main.jp/sh/
ソーシャルメディア
https://www.facebook.com/pages/Second-Hand-sekandohando/173969959305166
https://koekihojinsecondhand.wordpress.com/
セカンドハンドの写真

活動内容

セカンドハンドは、市民から無償提供された衣類・生活用品を販売し、収益をカンボジアの学校建設等の海外支援に充てる活動を行っています。販売や仕分けの活動は無償のボランティアが行い、1軒の小さな店舗から開始した活動が次第に賛同者を集め来店者に海外支援の意識が共有されるようになっています。現在カンボジアに11の小学校、医療施設、職業訓練所、孤児院が建設されたほか、県内の中高校生が「学生部小指会(こゆびかい)」を結成し、多くの募金を集めてカンボジアに中学校を建設するなど地域の方々の国際協力の玄関口となっています。

受賞後の変化

広く皆様に知られるようになったことと、副賞を活用し、チャリティーショップの環境整備やセカンドハンドの学生部のメンバーをカンボジアに連れていくことができ、学生部の人材育成により力を入れるきっかけとなったと思います。

これからのビジョン

チャリティーショップは特別な技術や関心がなくても、誰もが気軽に国際協力に参画できる場となっています。お買い物、品物の提供、ボランティアスタッフとして働く、全てが国際協力に繋がっているチャリティーショップの活動を更に一般市民に広げていきたいと思います。(例:新店舗のオープン、チャリティーイベントの開催など)

最新の活動

  • セカンドハンドの最新の活動1
  • セカンドハンドの最新の活動2

郊外型の新店舗を2017年度中にオープン予定です。


多様な文化の共生の推進

2004年度 受賞

長崎国際交流塾

長崎県長崎市

代表者
牛嶋 洋一郎
設立年
1992年
ウェブサイト
http://www.h3.dion.ne.jp/~chikyu/kkj/
長崎国際交流塾の写真

活動内容

長崎国際交流塾は、長崎市民と在住外国人の交流を目的に、市の地域活性化事業「長崎伝習所」の塾の一つとして発足しました。共に暮らす隣人同士の交流を日常化させることにより、多文化共生社会実現を目指し活動しています。市より市指定文化財の洋館活用の依頼を受け、「東山手地球館」をオープンしました。さらに、留学生が母国の料理を提供する「ワールドフーズレストラン」の運営や、留学生がホスト役として市内を案内し、自宅で母国文化を紹介する「逆ホームビジット型国際交流プログラム」の実施など、在住外国人主体の活動を続けています。

受賞後の変化

大きい変化はありませんが、行政の方が初めて当団体と接する場合、紙面での資料をみられますので、このような賞をもらっている団体ということで行政からの協力を得やすくなっています。

これからのビジョン

現在、「ワールドフーズレストラン」(長崎在住の外国人の方がシェフとして母国の料理を作って下さる)、「バドミントンクラブ」「ピンポンクラブ」などのスポーツを週1回~月1回、国際理解学習プログラムの提供などを行っていますが、今後も継続していくつもりです。

最新の活動

  • 長崎国際交流塾の最新の活動1
  • 長崎国際交流塾の最新の活動2

2017年は長崎国際交流塾をスタートして25年目です。東山手「地球館」は、スタートして20周年です。これまで100カ国以上の方々との交流の中で体験した様々なおもしろいエピソード(多文化理解につながるようなもの)を漫画にして出版する予定です。

受賞団体からのコメント

多岐にわたる活動をおこなっています。ぜひ一度、東山手「地球館」のホームページ別サイトへ移動しますをご覧ください。

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