JFICライブラリー ミニ展示「今月の貴重書」
(2016年1月)

今月は1834年にロンドンで発行された『東支那海沿岸航海日誌(付、シャム・朝鮮・琉球記)』(Journal of three voyages along the coast of China in 1831, 1832, & 1833: with notices of Siam, Corea, and the Loo-choo islands)を展示します。

著者のカール・ギュツラフ(Karl Friedrich August Gützlaff, 1803-1851)は、タイ、中国など東洋諸国でキリスト教の布教に従事したドイツ人宣教師。現存最古の邦訳聖書『約翰(ヨハネ)福音之伝』(1837年刊)の翻訳者であり、幕府の異国船打払令により砲撃をうけたモリソン号には通訳として乗船していました(モリソン号事件, 1837年)。本書には、彼が琉球へ来航した際の記録が収められています。

  • 『東支那海沿岸航海日誌(付、シャム・朝鮮・琉球記)』の中表紙
  • 東支那海沿岸航海日誌(付、シャム・朝鮮・琉球記)の挿図

概要

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