国際交流基金 日米センター/安倍フェローシップ・プログラム 25周年記念シンポジウム 開催のご報告

2016年11月16日

国際交流基金日米センターは昨日、東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムにおいて、米国社会科学研究評議会(SSRC)と共催で、当センター/安倍フェローシップ・プログラム25周年記念シンポジウム「激動する世界と我々の未来」を開催しました。
※実施概要は当基金ウェブサイトよりご覧頂けます。

国際交流基金日米センター/安倍フェローシップ25周年記念シンポジウム報告書を掲載しました。

シンポジウムでは、研究者、政府関係者ら約350名が出席する中、安倍フェローを中心とする日米の国際政治経済分野を代表する研究者15名が登壇し、ガバナンス、安全保障、貿易、国際関係における25年間の変化を振り返り、今後を展望しました。米大統領選の結果が象徴するように、国際社会の様々な分野で矛盾や誤解、分断が広がり、米国の影響力相対化が認められうるものの、地域安全保障や貿易において、日本が主導的な役割を担う機会でもあることが議論されました。

シンポジウムに続いて行われたレセプションでは、安倍晋三内閣総理大臣、キャロライン・ケネディ駐日米国大使、安倍洋子故安倍晋太郎元外務大臣夫人をはじめ、日米の関係者200名程度が出席しました。安倍総理大臣は挨拶において、「未来を切り拓く『知』のネットワークを日米で育て、日米が世界の課題をともに解くべきだ」という、故・安倍元外務大臣の日米センター設立理念に触れつつ、日米センターと安倍フェローシップが更なる業績を残すことに期待を示しました。その上で、日米同盟が共により良い世界を作っていくため、課題に挑戦していく旨述べました。

ジョージ・シュルツ元米国務長官は、故安倍元外務大臣について、「外交に関し率直かつ建設的な対話ができる親しい友人であり、徹底して物事を考え抜く方だった」とビデオメッセージを寄せ、同氏の名を冠したフェローシップが25周年を迎えることを祝福しました。
安倍洋子夫人は、故安倍元外務大臣が日米センター創設時にシュルツ元米国務長官に書簡をしたため、構想を説明したエピソードに触れ、外交には当事者同士の信頼関係が不可欠で、両氏はその関係を基に日米と世界に向き合っていたと述べました。
なお、特別顧問として日米センターの発展に貢献したシュルツ元米国務長官に、国際交流基金理事長特別表彰が行われました。

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