【取材のお願い】小川洋子氏(小説家)の対談を収めた冊子の発行決定

2024年8月9日

小冊子の書影、2023年度国際交流基金賞受賞記念講演 『祈りの記憶を刻む』 小川洋子氏 × 尾崎真理子氏 対談

国際交流基金(JF)は、小川洋子氏(小説家)が2023年度「国際交流基金賞」を受賞した際に開催した受賞記念講演会の記念冊子を発行いたします。本冊子には、講演会の全編を収録します。
小川氏の作品は、端正な日本語で書かれ、多くの言語に翻訳され、言葉や国境の壁を越えて世界中で親しまれています。その注目の高さや、講演会で受賞者本人から語られた小説への思いの共有を求める声を受け、冊子の発行を決定しました。

「国際交流基金賞」は、JF設立翌年の1973年から実施されている顕彰事業です。学術、芸術その他の文化活動を通じて、国際相互理解の増進や国際友好親善の促進に特に顕著な貢献があり、引き続き活動が期待される個人又は団体を顕彰しています。小川氏が受賞した2023年度に、50回目の節目を迎えました。

小冊子概要

タイトル
『祈りの記憶を刻む』 小川洋子氏 × 尾崎真理子氏 対談
発行
独立行政法人国際交流基金(JF)
発行日
2024年8月30日(金曜日)
寄贈先
全国の主要な公立図書館、大学を含む教育機関など(9月上旬以降、順次配布予定)
内容
2023年11月14日に、2023年度国際交流基金賞受賞記念イベントとして実施した「小川洋子氏・尾崎真理子氏 対談『祈りの記憶を刻む』」を載録。
対談の演題『祈りの記憶を刻む』には、「言葉を残さぬままこの世を去った、死者自身の記憶を物語にして現世に刻む」という意味と、「生きている者に残る死者の記憶を言葉にすることで、その死を刻む」という意味が、二重に含まれています。
「小説を書いたり読んだりする行為は、死と生を行き来すること」
こう語る作者の思いや実感を、『博士の愛した数式』や『密やかな結晶』など、海外でも広く浸透してきたいくつかの長編作品を取り上げながら、紐解きます。

小川洋子氏、尾崎真理子氏のプロフィールなどは、プレスリリースあるいは事業ページをご覧ください。

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国際交流基金 広報部(広報担当:熊倉、小堤(おづつみ))
電話:03-5369-6075 ファックス:03-5369-6044
Eメール:press@jpf.go.jp
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