「東北―風土・人・くらし」カナダ展 飯沢耕太郎×田附勝 対談トーク

[鹿撃たれる]の作品写真
[鹿撃たれる]田附 勝
岩手県釜石市 2009年11月 2009

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、現在カナダで、写真展「東北―風土・人・くらし」を開催中です。このたび、同展の監修者の飯沢耕太郎氏(写真評論家)と出展作家の一人である田附勝氏(写真家)による対談トークを開催しました。

東北=East North、すなわち中央から離れた世界の端(edge)は、日本の一地方を指す用語ではなく、本来どの国にも存在する普遍的な概念です。長年「道奥」(みちのく)と呼ばれ続けてきた「東北」の歴史、日本における位置づけ、その土着的な風習や死生観、そして東日本大震災後の未来を、独特の切り口でレンズに収め続ける気鋭の写真家が語りました。

日程

日時 2013年9月17日(火曜日) 17時~
会場 国際交流基金トロント日本文化センター

飯沢 耕太郎(いいざわ こうたろう)/ 写真評論家

飯沢 耕太郎の写真

宮城県出身。「東北―風土・人・くらし」展企画監修。主な著書に、『戦後写真史ノート―写真は何を表現してきたか』(中公新書 1993 年)、『写真美術館へようこそ』(講談社 1996 年/サントリー学芸賞)、『写真的思考』(河出書房新社 2009 年)、『アフターマス― 震災後の写真』(NTT出版 2011 年)など。

田附 勝(たつき・まさる)/写真家

田附 勝の写真

富山県出身。1998年から9年間にわたり全国のデコトラを撮影し、写真集「DECOTORA」を刊行。2006年より東北地方を撮影し、東北地方に色濃く残る生活や儀式を独自の視点で切り取る。2011年に刊行した写真集「東北」で第37回木村伊兵衛賞を受賞。「東北―風土・人・くらし」展には、[鹿撃たれる] (2009年11月/岩手県釜石市)、[母と子](2009年/青森県五所川原市)、[相馬野馬追の武者] (2008年/福島県南相馬市)他計11点を出展。2013年、夜の森の鹿を撮影した写真集「kuragari」を刊行。

What We Do事業内容を知る