日独交流160周年記念「Rimpa feat. Manga」展
~ドイツ・ミュンヘン五大陸博物館にて開催~

国際交流基金(JF)は、日独交流160周年を記念し、ミュンヘンの五大陸博物館において「Rimpa feat. Manga」展を開催します。
日本美術の装飾的特質を代表する流派である琳派、江戸中期の天才絵師・若冲は、ともに国内外で高い人気を誇り、現代のクリエイターにとっても芸術創造の源泉であり続けています。細見良行氏監修による本展覧会では、鉄腕アトムやリラックマ、初音ミクといった人気のキャラクターが、琳派や若冲の名画の一場面に登場したり、モチーフの一部と入れ替わったりするユニークな現代の日本画作品を紹介。これらの現代の日本画は、京都の呉服メーカーであり日本画の工房でもある豊和堂によって制作されたもので、主役も背景もすべて絵師の巧みな筆技によって写し取られています。
また、本展では、細見美術館等のご厚意により、豊和堂作品の引用元となった琳派や若冲の名画を特別出品します。両作品の時空を超えた芸術的対話を通して、現代日本における伝統と創造の一つのあり方を紹介する展覧会です。
概要
展示 | 「Rimpa feat. Manga」展 |
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会期 | 2021年11月24日(水曜日)~2022年1月9日(日曜日) |
会場 | ミュンヘン五大陸博物館(ドイツ) |
主催 | 国際交流基金(JF)、ミュンヘン五大陸博物館 |
監修 | 細見 良行 |
協力 | 細見美術館 |
ミュンヘン五大陸美術館(Museum Fünf Kontinente)について
江戸時代に来日し、『日本』や『日本植物誌』を著したことで知られるフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが収集した貴重な民族学的資料を収蔵する博物館。日本と縁の深い同館での本展開催は、日独文化交流史に新たな1ページを刻むものと期待されます。
展示風景
MFK, Photo: Nicolai Kästner
MFK, Photo: Nicolai Kästner
MFK, Photo: Nicolai Kästner
MFK, Photo: Nicolai Kästner
MFK, Photo: Nicolai Kästner
MFK, Photo: Nicolai Kästner
[お問い合わせ]
国際交流基金(JF)
文化事業部美術チーム
電話:03-5369-6061 Eメール:va@jpf.go.jp
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