日本と海外のアーティストのコラボレーションを支援
2024年度 舞台芸術国際共同制作 オブザーバー

オブザーバー制度とは?
さまざまなバックグラウンドを持つ第三者が、オブザーバーとして舞台芸術の制作過程を記録し、報告書やイベントを通して公表する制度です。プロセスを共有することで、舞台公演の国際共同制作の過程を一般に広く伝えていき、より多くの公演団やアーティストによる海外とのコラボレーションに役立てます。また、普段接することのできない国際的な現場の様子から、新たな形での国際交流への気付きを提供することを目指します。

令和6年度 舞台芸術国際共同制作事業 プロセスオブザーバー報告書

令和6年度 舞台芸術国際共同制作事業 プロセスオブザーバー報告書の表紙画像

各作品の舞台裏では何が起こっていたのか、制作者とのインタビューや制作過程の観察記録など、各オブザーバーが様々な角度から作成した報告書を通じて国際共同制作が完成するまでの一連をお届けします。

日本語/2025年3月27日発行

オブザーバー

福岡美奈子氏

福岡美奈子(ふくおか みなこ)

担当作品:タニノクロウ×フランス国立演劇センタージュヌヴィリエ劇場(フランス)『Maître Obscur』

富山県生まれ、富山市在住。旅行会社勤務を経て、1996年よりオーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)を運営する公益財団法人富山市民文化事業団に勤務。以来、オペラ、ミュージカル、演劇、舞踊などさまざまなジャンルの自主制作、市民参加型、海外・国内招へい公演に携わる。近年の仕事に、「舞台の上の美術館」、「タニノクロウ×オール富山」、「シアターヨガ」、「楽市楽座」など。現在は、総務企画課長を務める。

檜山真有氏
撮影:奥祐司

檜山真有(ひやま まある)

担当作品:松本奈々子×アンチー・リン(チワス・タホス)(台湾)「KYOTO EXPERIMENT 2024 『ねばねばの手、ぬわれた山々』」

1994年大阪生まれ。キュレーター。2023年よりリクルートアートセンターに入社。越後妻有里山現代美術館MonET 連続企画展ゲストキュレーター(2023-2026)。近年のキュレーションに田中藍衣個展「リバースストリング」(越後妻有里山現代美術館MonET、新潟、2024)、雨宮庸介個展「雨宮宮雨と以」(BUG、東京、2023)など。
アートワーカー(企画者向け)オンラインプログラム「CRAWL」(BUG、2024)を設計・運営するなど展覧会実践に限らないキュレーションの方法論について模索。

市川安紀氏

市川安紀(いちかわ あき)

担当作品:KAAT 神奈川芸術劇場 ×Vanishing Point(英国)『品川猿の告白 - Confessions of a Shinagawa Monkey』

ライター・編集者。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。演劇専門誌を経て、公演プログラム、劇場広報誌等の編集・取材・執筆、人物インタビューなどを手がける。村上春樹原作、蜷川幸雄演出『海辺のカフカ』では2012年初演よりプログラムの編集・執筆を担当。国内外の古典作品から現代演劇まで創作の現場に数多く立ち会い、表現や創作に携わる人々のことばを届けている。著書に『加藤武 芝居語り〜因果と丈夫なこの身体〜』(筑摩書房)。

土門蘭氏
(c)岡安いつ美

土門蘭(どもん らん)

担当作品:金山寿甲×エス・リー(米国)ワークインプログレス公演『K演劇』

文筆家。1985年広島生まれ、京都在住。小説・短歌などの文芸作品や、インタビュー記事の執筆を行う。著書に『100年後あなたもわたしもいない日に』(寺田マユミ氏との共著)、『経営者の孤独。』、『戦争と五人の女』、『そもそも交換日記』(桜林直子氏との共著)がある。2023年4月には、自身のカウンセリングの記録を綴ったエッセイ『死ぬまで生きる日記』を上梓。同作品で第一回「生きる本大賞」受賞。

大石始氏

大石始(おおいし はじめ)

担当作品:音楽詩劇研究所(河崎純)×チョン・ウォンキ(韓国)「黒潮プロジェクト 台湾-与那国-済州『そして魂と踊れ』『ユーラシアンオペラ Op.4 黒潮の子』」

1975年、東京都生まれ。文筆家。旅と祭りの編集プロダクション「B.O.N」主宰。音楽誌編集部を経て、2007年よりフリーの文筆家として活動。地域と風土をテーマとしながら取材・執筆を続けている。主な著書に『異界にふれる』(産業編集センター)、『南洋のソングライン』(キルティブックス)、『盆踊りの戦後史』(筑摩書房)、『奥東京人に会いに行く』(晶文社)、『ニッポンのマツリズム』(アルテスパブリッシング)、『ニッポン大音頭時代』(河出書房新社)など。編著書に『大韓ロック探訪記』(DU BOOKS)など。

森真理子氏

森真理子(もり まりこ)

担当作品:白神ももこ×ラタナコーン・インシシェンマイ(ラオス)「ラオス×日本 ろう者と聴者が協同する『アジアのオブジェクトシアター』」

京都造形芸術大学舞台芸術研究センターなどでの勤務を経て、フリーランスで演劇・ダンス・音楽作品の企画制作を行う。2009年より京都府舞鶴市にて自治体や福祉施設、特別支援学校などと連携したアート事業を展開。「六本木アートナイト2014」「さいたまトリエンナーレ2016」プログラム・ディレクターのほか、2017年より日本財団DIVERSITY IN THE ARTSにて「True Colors Festival」プロデューサーを務め、2022年より厚生労働省にて障害者文化芸術計画推進官として勤務。

[お問い合わせ]

国際交流基金(JF
文化事業部舞台芸術チーム
電話:03-5369-6063
メール:pa@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

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