2025年度舞台芸術専門家招へい事業 ~インドネシア国立芸術大学スラカルタ校学生招へい~
国際交流基金(JF)は、日本とASEANの次世代の交流促進と人材育成を目的とする包括的な人的交流事業「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」の一環として、インドネシア国立芸術大学スラカルタ校舞踊学科の学生10名を沖縄に招へいし、沖縄県立芸術大学で琉球芸能を学ぶ学生らとの交流事業を実施します。あわせて、国立劇場おきなわ、城間びんがた工房などの協力のもと、第一線で活躍する琉球芸能実演家によるレクデモや紅型作家によるワークショップを通じて、沖縄の伝統文化を多角的に体験・学習するプログラムを実施します。
本プログラムは、2025年に実施した「琉球舞踊インドネシア公演 ~海が結ぶ、王宮の舞~」において築かれたインドネシアとの交流をさらに発展させるためにフォローアップ事業として行うものです。沖縄とインドネシア、海を越えて受け継がれてきた伝統文化を担う次世代の学生たちが双方の文化を学び合い、その歴史や背景について理解を深めることで、将来の活躍の糧になることに期待しています。

(左)金城真次氏によるインドネシア国立芸術大学スラカルタ校でのワークショップ

(右)城間栄市氏(城間びんがた工房16代目代表)
概要
| 招へい期間 |
2026年2月6日(金曜日)~15日(日曜日) |
| 主な訪問先 |
沖縄県立芸術大学、城間びんがた工房、国立劇場おきなわ |
| 主なプログラム内容 |
「琉球舞踊×ジャワ舞踊ワークショップ」
沖縄県立芸術大学准教授の嘉数道彦氏を講師に迎え、同学の琉球芸能専攻の学生と、インドネシア国立芸術大学スラカルタ校舞踊学科の学生による交流ワークショップを開催。次世代の伝統文化を担う学生たちによる琉球舞踊とジャワ舞踊の実演や合同稽古を通して、双方の舞踊の身体性や精神性の類似点や相違点を直に感じ、それぞれが自身の表現の幅を広げながら学び合います。互いの衣装やメイクを施したうえで成果発表も行い、両地域の伝統舞踊が響き合う交流の場を創出します。
「紅型ワークショップ」
琉球王国時代から続く沖縄の伝統工芸「紅型」をテーマに、工房見学やワークショップ、講話を通して、沖縄ならではの色彩感覚や美意識に触れながら、紅型の歴史や制作工程、図案に込められた思いを学びます。講師には、インドネシアでバティックの修行を積んだ城間びんがた工房16代目代表・城間栄市氏を迎え、沖縄と東南アジアを結ぶ文化的なつながりを体感できる、創造と学びの場を創出します。ワークショップでは、紅型の図案に込められた思いとインドネシアの学生たちの感性が交差し、国境を越えた想像力と交流が広がる機会となります。
「琉球舞踊×クラシック音楽レクデモ」
琉球舞踊の宮城茂雄氏、歌三線の玉城和樹氏、そしてフルート奏者であり音楽プロデューサーの渡久地圭氏によるコラボレーション企画のレクチャー・デモンストレーションを実施します。琉球舞踊の所作や音楽性と、異なる音楽文化との対話から新たな表現の可能性を探ります。実演と解説を交えながら、伝統文化の新たな挑戦と創造的な交流の場を体感する機会となります。
「琉球芸能の至宝プログラム」
人間国宝の歌三線奏者・西江喜春氏と、インドネシア琉球舞踊公演に出演した舞踊家・金城真次氏を迎え、特別プログラムを実施します。実演とお話を通して、世代を超えて受け継がれてきた芸の技と心に直接触れることで、伝統文化の継承の意義を体感する貴重な機会となるとともに、次世代の伝統文化を担う学生たちへ想いと励ましを送ります。
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インドネシア国立芸術大学スラカルタ校
インドネシア共和国高等教育・科学技術省のもと、芸術の保存および発展の分野において長い歴史を有する国立の芸術高等教育機関。1964年にインドネシア伝統音楽芸術アカデミー(ASKI)スラカルタ校として設立され、1988年にインドネシア高等芸術学校(STSI)スラカルタ校となった後、2006年に現在の名称に至る。舞台芸術学部や美術・デザイン学部などを有し、教育、研究・芸術創作ならびに地域社会への貢献の質を向上させるため、強い責任と真摯な姿勢で取り組んでいる。
[お問い合わせ]
国際交流基金(JF)
文化事業部舞台芸術チーム
担当:木谷、川縁
電話:03-5369-6063
E-mail:pa@jpf.go.jp
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